「少年少女向け雑誌」
少年少女向け雑誌に掲載された小説が注目されている。
分量が少ないとか、連載が長いが合計しても分量は少ないとかは付きまとう。
内容を問題にする事も多いが、大人が読んでも面白い物も多いことは知られている。
そして、単行本かや、単行本の復刊が少ない事も同様だ。
いつのまにか、知られざる入手困難な作品になっている。
挿絵や単行本の装丁も見逃せないが、それぞれに著作権があり完全な復刊は難しい。
テキストだけの復刊でも大きい話題だ。
それに、現在の多様化した通称ライトノベルとの接点も無視できない。(2015/07/04)
「雑誌付録」
雑誌特に、少年少女向けには付録がつくことがある。
それがしばしば小説の時がある。
むしろ、その付録を主体に書いていた作家もいる。
読者層がはっきりしているので、それを意識する。
例えば、本格物だとすると、年齢に合わせた難しさで、主人公を読者に合わす。
主人公または、視点が読者の年代も多い。
兄弟の弟とか、姉妹の妹とかは定番だ。
少年探偵団もその流れだ。
これらは単行本になり難く、微かな記憶にだけ残る事になりやすい。(2015/07/19)
「雑誌の増刷」
雑誌は殆ど、増刷の概念がない。
現在は、又吉直樹氏の作品等の掲載される雑誌が増刷と報道される。
雑誌・特に探偵小説雑誌のも希に増刷がある。
雑誌の奥つけに版数は無いのが普通だから、証拠隠滅的に記録が残り難い。
そもそも増刷というのが、宣伝効果があるのか、資料的意味があるのかが不明だ。
昔も今も、特に混乱期には、増刊・別冊・・・・・・色々な追加号があった。
本来なら単行本を、雑誌形態で出版する事もあった。
有名なのは、高木彬光作「刺青殺人事件」で増刷に、「増刷にあたって」という乱歩の言葉がある。
雑誌の全巻揃いを目指すコレクターがいた頃は、雑誌名の有無が大事とも言われた。(2015/08/03)
「雑誌のオークションは目次が見たい」
本は題名と作者名が最低の情報だ。
雑誌になると、それだけでは判らない。
目次の情報または映像が欲しい。
ジャンル別専門店では、コピーを付けて閉じてビニール等にいれて販売している。
傷みやすいので注意が必要だが、中身が判らないと買えないのでその対策だ。
ネットの世界も似ている。
表紙だけでなく、目次の写真も読める内容で掲示して欲しい。
しらべれば判るは不親切だ。
発行年月日の間違い対策にもなる。(2015/08/18)