探偵雑誌日記(2010/07-08)

探偵雑誌日記「古探偵雑誌・目録」

古い探偵雑誌は存在の確認さえ困難です。

従って、発行雑誌の目録は非常に役にたちます。

ただ必要者の数が限られる事もあり、商業的に出版は少ないです。

古書店目録で代用したりもしますが、単行本は有効です。

この種の本のデータは、研究かただ集めただけかは意見が分かれています。

実用性や、労力とは別の視点です。

有用という視点のみでも良いのですが・・・。(2010/07/10)

探偵雑誌日記「『新探偵小説』」

戦後、名古屋地区で8冊のみ発行された探偵小説雑誌に「新探偵小説」があります。

地方発行でもあり、レアな雑誌になっています。

ほとんど、市場に出ない事もあり状態を含めた市場価格がはっきりしません。

最近、ネットオークションに1冊欠けの7冊セットが出品されました。

ある程度のいたみは当然で、セット売りかつ1冊欠けというのは、価格設定が難しいです。

迷った人も多かったと思いますが、予想より低い価格が落札価格でした。

やや予想外であり、もっと積極的に参加していたらと反省しています。(2010/07/25)

探偵雑誌日記「電子書籍・「i文庫HD」」

電子書籍ブームです。

発行があいついでいる訳でなく、参入表明が相次いでいる状態です。

現在の代表機器「ipad」向けには、「i文庫HD」という優れたアプリが制作されています。

ただそれに、規格統一されそうも無いのが如何にも日本的です。

ただし上記アプリは、多くの文書形式に対応しており、現在日本で最も充実したフリー電子書籍「青空文庫」も対応です。

「青空文庫」は、一部を除き著作権の切れた書籍を電子書籍で公開しています。

古書探偵雑誌は痛みが激しくてスキャナ取り込みは難しいと思われるのが難点です。(2010/08/10)

探偵雑誌日記「著作権切れ電子書籍は英語圏のみ」

日本でも電子書籍の参入が相次いでいます。

ただし、著作権切れ書籍の電子化は現状と変わらない少数レベルでしょう。

はなばなしい話題は、英語圏の英語の書籍に限られそうです。

そこには、文化の違いと購読者数・国の違いがあります。

日本語書籍は、日本人が考えて行動しなければ何も生まれなさそうと判ってきました。

著作権問題で騒ぐ事は全て有償の問題で、無料の電子書籍の文化とは無関係です。

言葉の違いが文化の違いになり、それが書籍の環境の違いになる事が判って来ました。(2010/08/25)