「「推理ストーリー」第6巻第12号」
雑誌「推理ストーリー」は双葉社から刊行された雑誌で、第6巻第12号は昭和41年11月発行になる。
小説と、グラビアとエッセイ等に加えて、ノンフィクションとマンガがある。
さらに掌篇の「五分間ミステリー」と「頭のレクリエーション」がある。
「本格推理特集」として、船山馨と樹下太郎と草野唯雄の小説があるが、一般ミステリの意味だろう。
巻末長編一括掲載として、西東登「狂った時間」がある、230枚の表示から中編だ。
他の小説として、大藪春彦の連載と、川上宗薫と加納一朗と、戸部新十郎の時代小説がある。
前編読切とか、読切連載とか曖昧な表現もあるが、雑誌的には内容のバランスが毎号で安定している。
。
。
(2022/11/13)
「「推理ストーリー」第7巻第5号」
「推理ストーリー」第7巻第5号は、昭和42年4月号で、「異色推理競作号」となっている。
小説は石沢英太郎の中編「虹」と土屋隆夫の短編「穴の勝敗」と、大藪春彦の連載が中心だ。
さらに、戸川幸夫と高原弘吉と左右田謙と棟田博の短編がある。
「五分間ミステリー」4作があり、藤原宰の名もあると。
「みすてり随想」や、中島河太郎の「ミステリー展望」のエッセイやコラムがある。
「第2回双葉推理賞」原稿募集があり、選考委員は角田・中島・南条・黒岩・松本清張となっている。
。
(2022/11/28)
「「推理ストーリー」第8巻第1号」
「推理ストーリー」第8巻第1号は、昭和43年1月号で、「特集 非情本格推理」となっている。
小説は山村正夫の中編「鎮魂花」と、多岐川恭の連載「奈津子の娘」と、松浦健郎のの連載「2号語録」だ。
それ以外は分類があり、時代推理が村上元三で、風俗推理が笹沢左保だ。
非情本格推理が飛鳥高と島久平と草野唯雄で、ハードボイルドが山下愉一と北村鱒夫だ。
「ずいそう」や、荒正人の「ミステリー時評」のエッセイやコラムがある。
「五分間ミステリー」や、ノンフィクションやマンガ等も多数ある。
(2022/12/13)
「推理ストーリー」第8巻第4号」
「推理ストーリー」第8巻第4号は、昭和43年3月号で、「特集 女流推理作家競作」となっている。
小説は本格推理と称して、藤原審爾「新宿警察」と、三好徹「蜜の毒」と、久能啓二「死者の旅路」だ。
異色読切として、松浦健郎の連載「肌貸し旅行」と、川上宗薫と八切止夫と大野景範だ。
特集の女流推理作家競作は、南部樹未子「ある結末」、志保田泰子「爆発の論理」宮野村子「傷痕」だ。
荒正人の「ミステリー時評」で叢書:読売新聞社の新本格全集を取り上げている。
「五分間ミステリー」や、ノンフィクションやコラムもある。
(2022/12/28)