「予告は雑誌だけでは無い」
雑誌は定期刊行が可能かが重要で、次号予告がつきものです。
連載が多いのは、継続性ですが、逆に途中からの読者は入りにくいです。
その対策で、雑誌のバックナンバー販売を行っている事もあります。
安定性が連載の多さをのバロメーターで、それ以外は読み切り中心になります。
次との関連があれば、予告がつきもので、叢書にも予告がつきものです。
雑誌は「次号予告」で、叢書は「次回配本」になります。
雑誌でしの後の予定は通常出ないですが、叢書では「以下、続刊」になります。
雑誌は長期予定で運営しないので、先の先までは予行しないし出来ないのです。(2014/07/08)
「戦後は翻訳著作権が曖昧な時期があった」
海外作品の翻訳著作権は今も国内よりは複雑です。
1970年規定等は事情通向きです。
とにかく、戦前は版権意識が希薄でした。
翻訳と、翻案がいりまじり、純創作も疑われかねない状況でした。
とにかく勝手翻訳が、戦後に風向きが変わって、様子見期間が生まれました。
翻訳者も少ないが、内容も意訳で、しかも権利問題がかかわる。
載せない選択が普通ですが、作品不足ともあり、怪しげな掲載になります。
ロックでも、コール夫妻の翻訳が中途投げだしです。
ダンセイニの翻訳は予告され中止になり、直ぐに判るが、創作を装い掲載されています。(2014/07/23)
「古い雑誌購入は目次を見て・・」
雑誌の保有の有無は憶えにくいです。
号数や、月や年では間違えやすいです。
記憶に残りやすいのは、内容ですので、目次をみてどの作家の作品が掲載されているか確認が普通です。
それでも、間違うときは、普通の本の購入でも間違う可能性があります。
本を多く持っている人は、二重買い・三重買いの経験はあります。
読んでからも気がつかない事はあります。
雑誌からアンソロジーに作品が採られる事は多いです。
読むのが目的ならば、保有していなくても未読の作品がない事もあります。
内容確認は、普通です。(2014/08/07)
「岡田鯱彦選集」
岡田鯱彦選集が出版された。
マイナー作品収録方針で、代表長編や、ロックコンクールの代表短編「噴火口上の殺人は未収録です。
雑誌以外は単行本未収録を集めるのは、一つの方針です。
10年前に選集が出ていますが、そちらは代表作でまだ残っています。
双方合わせればある程度ということでしょう。
ロックは、同一作家の作品数は多くないですが、戦後最初で注目度はあります。
ただ評論では、乱歩と木々に論想させられず成果は少ない。
雑誌を読むか、復刊を待つか。
個人の好みです。(2014/08/22)