探偵雑誌日記「同人誌での復刊」
戦前・戦後の探偵小説雑誌等の作品の復刊は少ないです。
それ故に、同人誌等で復刊の動きがあります。
書籍のデジタル化や、印刷の少部数対応が進んでいます。
どうせ、ネットでの無料公開でもあまり利用されないならば、マニアレベルでの販売で良いではないか。
部数が少ないならば、著作権者には理解して貰える事も十分にあります。
趣味とはいえ、採算性は無くても欲しい本が作りたいという人=マニアはいつでもいるようです。
ただし広告は、ネットだけの事が普通で、広まらない事が多いです。
価格もバラバラで、特別に高い物もありますが、情報は集めておきたいです。(2012/11/15)
探偵雑誌日記「復刊・復刻方法」
口語体でも、古い字体や仮名遣いの頃の作品の復刊には2方法はあります。
ひとつは、初出時そのままです、現在ではかなり読みにくいが間違いは起きにくいです。
もうひとつは、現行の漢字や仮名使いに変更しての復刊です。
受け入れやすいのは後者ですが、ルピ等で難しい問題もあります。
読者には、オリジナルの部分と、変更部分が判りません。
現在では、当用漢字でないものや、使用がほとんどないものも含まれます。
原文にルピがあるものは、現在の使用方法で難読にルピを加えるかは難しいです。
誤字・脱字・誤植と思われる部分の、判断もあります。
使用テキストや、変更規則等を明確にする事が多いです。(2012/11/30)
探偵雑誌日記「同人誌復刊」
マイナー作家について、同人誌での復刊が地味に行われています。
商業出版が期待出来ないという事で無料で、著作権者の了解が得られる事が多いです。
利益を目的にしないものですから、復刊に意味を見出すかどうかの著作権者の判断です。
その分野に興味のある人もマイナーですから、出版としては妥当でしょう。
地味な活動でも、後に残りますから意味は多いと思います。
ただ、結構大変な作業であり、だれでもが出来る訳でないのです。
費用と時間も必要ですし、当然に知識も必要です。
知識の面では、プロの方が有利ですが、商業出版に繋がらない事にどれだけ時間を割けるか?。
マニアの注目する作家は意外な所から出て来ます。(2012/12/15)
探偵雑誌日記「ロックはまだメジャー雑誌」
雑誌のメジャー・マイナーの区別は難しいです。
ただ、古書での流通で判断する方法もあります。
価格は無視して、古書店で入手が簡単かそうでなくても可能な物をメジャーとする事は可能です。
そもそも、名前は聞いた事があるが、実物は見ていない雑誌はあります。
そして、存在自体を知らないものも次々知る事になります。
ならば、名前が知られている雑誌はそれだけでメジャーと言えるでしょう。
ロックは、古書目録等でしばしば眼にしますので、既にメジャーでしょう。
当時の発行者がどのように考えていたかは、結果でしか分かりません。
雑誌の他に新聞という、厄介なものも存在します。(2012/12/30)