「探偵小説の雑誌名」
探偵雑誌のは、ジャンルが判り易いものと、そうでないのもがあります。
探偵とか推理とかを含むものと、それ以外ともいえます。
専門誌と、掲載されていても探偵小説専門でないものもあります。
奇を狙うと、ジャンルが判り難くなりますが、絶対数が限られるので後ではおおむね判ります。
ただ、リアルタイムで売れ行きに影響しなかったのかは気になります。
「ロック」は「密室」とかと同じで、探偵小説で多く使われる言葉です。
言葉的には中間かもしれません。
とにかく、雑誌名の改題も多いです。(2014/01/09)
「探偵雑誌は新人を求める」
探偵雑誌は、その殆どが新人を求めています。
投稿原稿の採用という形も、しばしば見ます。
一番多いのが、公募新人賞です。
多くは、雑誌名をつけた名称か、有名作家名をつけた名称です。
スポンサー名や、出版社名や、賞金金額名もあります。
分野名という無難なものもありますが、似た名称が多くなります。
ただし、短命な雑誌では募集だけとか、賞金未払い事件が過去に起きています。
雑誌が残るには、内容に後日読みたい内容がある場合です。
後日有名になった作家のデビュー作などは、結構重要アイテムです。(2014/01/24)
「北洋探偵小説選を読む」
ロックを代表する新人ですが、活動期間やロックの廃刊で作品数は少ない。
全集でもページ数は少ないが、本名名義の非ミステリーを加えて、全集・作品集が刊行されました。
常識的には、最初で最後となるでしょう。
雑誌・ロック以外でも、新探偵小説や影という、非常にマイナーな所に発表しています。
7割くらい読んでいましたが、残りの僅かの雑誌の入手は困難でかつ、古書価格がレアな作品集より高価です。
奇妙な内容の作品群で、科学捜査を多く描く特異な作者です。
科学技術やイデオロギーはその時代だが、それを含めればレベルは高いです。
戦後直ぐの作者には、短い活動期間の作者が多く、その1人です。
ペンネームが検索に向かない人名ですが、ミステリファンには無視出来ないと思います。(2014/2/08)
「雑誌のコラム等は時代を表す」
雑誌は創作や再掲載だけでなく、色々な記事でなりたちます。
エッセイは時代を映したものから、異なる視点と広いです。
ただ、書評をはじめとした関連ジャンルの紹介が多いのは、雑誌の性格です。
その当時は、どの作品に興味があったのか、その評価はどうか。
現在も読まれている作品や、作家の当時の評価はどうだったか。
そもそも、その時期はどのような分野が注目されて主流だったか等、興味は多いです。
文学等では、評価は時代と共に変わります。
最初の評価が現在も続いているのは希でしょう。
時代を知る窓口としても、古い雑誌は興味があります。(2014/02/23)