項目別バックナンバー[6]:その他情報:84
東京ゲームショウ2023
世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ2023」が2023/09/21に、幕張メッセで開幕し、一般公開は9/23-24となる。
新型コロナ・ウィルス感染で自粛中は部分的に規模を制限してきたが、今年は久しぶりに全館を使用した大規模開催となる。
今年は44の国・地域から過去最多となる787の企業・団体が出展で、国内出展社数は381社、海外出展者数は406社になる。
NASAの探査機オシリス・レックス
米国版「はやぶさ」とも呼ばれ、小惑星ベンヌで石の採取に成功した航空宇宙局(NASA)の探査機オシリス・レックスの試料入りカプセルが2023/09/24に西部ユタ州の砂漠に帰還した。
小惑星の石の回収は日本の「はやぶさ」と「はやぶさ2」に続き世界で3例目となった。
オシリス・レックスは2016年に出発し2020年に石を採取した、「はやぶさ2」の50倍の250グラム前後が採れたとみられる、探査機本体は地球上空からカプセルを放出して、着地せずに次の小惑星観測に向かった。
ステルスマーケティングが法規制
インターネット上で個人の感想を装って特定の商品を宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」が2023/10/01から禁止された。
ステマは消費者を欺く行為だが、日本ではこれまで直接規制する法律がなく、消費者庁は景品表示法で定める不当表示に指定していた。
今回の規制で、広告主に同法の違反行為が確認された場合、消費者庁が再発防止を命じる措置命令の対象となり、企業名も公表される。
さらに従わなければ、2年以下の懲役または300万円以下の罰金などの罰則が科される。
全銀ネットでシステム不具合発生
金融機関どうしの資金のやり取りを担う全銀ネット=「全国銀行資金決済ネットワーク」のシステムに2023/10/10から不具合が発生した問題で、運営団体はシステムが10/12に復旧して、遅れが出ていた振り込みの処理もすべて完了したと発表した。
今回のシステムの不具合では10の金融機関で振り込みが遅れるなどの影響が出た、全銀ネットによると、10日から11日までに処理が遅れた取り引きはあわせて500万件を超えた、12日午前中までにすべての処理が完了したと言う。
今回の不具合は2023/10/09までの連休中にシステムと各金融機関をつなぐ中継コンピューターを更新する作業の中で発生したとしたしており、全銀ネットは引き続き詳しい原因を調べることにしている。
「空飛ぶクルマ」認証遅れ
2025年大阪・関西万博で運航を予定する「空飛ぶクルマ」について、乗客を乗せた「商用運航」に向けた機体量産が、開幕に間に合わない見通しが分かった。
その結果として、商用運航ではなく、デモ運航になる見込みだ。
事業者となる四つの企業グループ中、二つは量産に必要な安全認証取得が遅れ、うち1グループは商用運航を断念した、その結果で調達できる機体数は4者とも最大数機の見込みだと、各事業者が明らかにした。
「モビリティショー 2023」
日本自動車工業会は2023/10/26ら11/05まで、東京ビッグサイトで「JAPANMOBILITY SHOW 2023」を開催した。
「東京モーターショー」の後継イベントであり、「モーターショー」は「モビリティショー」へ変わり、従来の自動車に主眼を置いたイベントから、今回からは、対象をモビリティ全般に拡大した。
MOBILITY SHOW 2023は、FUTURE、GREEN、DREAMの3つのキーワードを軸にして、「みんなで一緒に未来を考える場」がショーコンセプトとして、モビリティ産業や他産業、スタートアップが集結して業界の枠を超えて、「大企業が一方的に見せる未来」ではなく、「顧客と双方向で未来を考える場」を目指している。
アップルが「M3」シリーズ搭載パソコン発表
米アップルは2023/10/30に、自社製プロセッサーの第3世代「M3」シリーズを搭載した「iMac」とノートパソコン「MacBook Pro」の新モデルを発表した。
新チップのM3シリーズについて、先端3ナノメートル製造技術を採用していて、グラフィックス処理をより効率的に行う。
発表されたMacBook Proの新モデルはこのチップを搭載して、22時間のバッテリー駆動時間を維持しながらパワフルになる。
「アップル・シリコン」と称される独自設計チップ事業は同社にとって貴重な資産となっている、2020年にチップをインテル社製から自社製に切り替えて以降、新型コロナウイルスに伴うテクノロジー支出全般の増加もあり、アップルはMacの売り上げを拡大させてきた。
NTTデータが全銀システム障害原因を言及
銀行間の資金決済を処理する全国銀行データ通信システム(全銀システム)で起きた障害について、システムを構築したNTTデータが2023/11/06に記者会見して、プログラムの一部に不具合があったと明らかにした、障害は全銀システムの機器を更新した後に発生したが、更新前の試験では不具合を検出できなかったとした。
NTTデータによると、銀行間決済の手数料を計算するプログラムの不具合で、一部のデータが破損したことが障害につながったとした、NTTデータは2023/11月末までにさらに詳細な原因を調べて金融庁に報告するとした。
さらに再発防止に向け、600人規模の専門調査班を新設し、企業や中央省庁向けに構築した100以上のシステムも総点検するとした。
米アマゾンは来年よりネットで新車を発売
アマゾン・ドット・コムは2023/11/16に、自動車販売店が米国のサイトで初めて新車を扱うと発表して、第1弾として来年に韓国・現代自動車の車を売り出す。
顧客は、住んでいる地域で購入可能な車をアマゾンで選択して、代金の決済は好きな支払い方法が選べる、購入後は近くの販売店か自宅で車を受け取れる。
米メディアによると、米国の多くの州で販売店を通さない新車販売は難しく、禁止している地域もある、今回の試みでは、最終的に車を売るのは販売店のままとなる。
テスラは以前から販売店を通さずオンラインで車を販売している。
米オープンAIのCEOにアルトマン復職
対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」を開発した米オープンAIは2023/11/22に、共同創業者のサム・アルトマンが最高経営責任者(CEO)に復職することで合意したと明らかにした、社長を辞任していたグレッグ・ブロックマンも復帰する。
米オープンAI社の取締役会はアルトマンを解任したが、大多数の社員が「取締役会メンバーの退任とアルトマンの復職がないと、会社を去る」と警告した。
当社は、資本家の圧力もあり、解任したCEOを復職させる方針転換を発表してオープンAIの企業統治刷新を行う。
マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、アルトマンの復帰を含む企業統治刷新に賛同した。
「honto」は本の通販サービスを終了
大日本印刷が運営する、店舗とネットのハイブリッド型総合書店「honto」は2023/12/01に「本の通販ストア」のサービスの終了を発表した。
「honto」は丸善、ジュンク堂、文教堂などの店舗とネット通販、電子書籍が連動したハイブリッド総合書店で、2012年5月から「本の通販ストア」のサービスを開始して、実店舗での予約や紙書籍の通販を取り扱っていた。
紙書籍販売について、撤退を発表して、2024/03/31にサービスを終了する。
サービス終了後の2024/04/01以降は、「honto」は電子書籍ストアのサービスは継続して、本の通販に関しては「e-hon」との連携を開始する。
スマホ依存症調査
マーケティングリサーチ事業などを行う「クロス・マーケティング」が2023/12/07日に発表した「目に関する調査(2023)」で、スマートホンに依存している実態が判った。
調査は20-79歳の男女2400人を対象にインターネットでアンケートした。
1日平均のスマホの利用時間では、20-60代は「2-3時間」、70代は「1時間程度」と回答した割合が最も多く、4時間以上の利用者も20代では計48%、30代では計46%といずれも半数近くだった。
「スマホ依存症」への自覚を確認したところ「かなりスマホ依存症だと思う」(10%)、「まあスマホ依存症だと思う」(34%)と4割以上が自覚していると回答し、特に20代では約6割に上った。
疲労感では、50代では「よく、目が疲れていると思う」(33%)、「たまに、目が疲れていると思う」(43%)が目の疲労感に悩んでいた。