項目別バックナンバー[6]:その他情報:4

時間距離

地図には色々な指標を元に描いたものがあります。
その一つの考え方に時間距離があります。
最近、関西から鎌倉・江ノ島方面に行ってきました。時刻表検索などを行うと 予想外の結果が出てきて驚きました。
まずトップが航空機利用、次に「のぞみ」で東京方面に出て戻るルート、最後 に乗り換えながら目的地に近づいてゆくルートです。「のぞみ」増発で大阪 ・名古屋・東京(品川・新横浜)の時間が短縮され便も増えました。 逆に、「ひかり」と「こだま」が少なくなりました。東京・名古屋間には多 くの駅がありますが、停車する新幹線の数が非常に少ないです。
結果的に、大阪から東京に行く時間は短縮され、名古屋・東京間に行く時間は それよりも長くなりました。この中間地域は時間距離では東京よりも、遠い と言えます。
東京へ行く時間は「分」が単位で、中間地域は「時」が単位ではないかとも思 います。
もっと所がかわれば、単位が「日」に変わるでしょう。


星の王子さま

新聞に、独占翻訳権がきれたので別訳が複数でるとありました。書店にゆくと ぼちぼち、新訳が並びはじめました。
翻訳はむつかしいものです。そもそも誤訳のない本があるかどうか自体が疑問 です。また翻訳者の解釈と理解がかなり影響します。
従って独占翻訳権の場合は、誤訳があると致命的です。本国での評価と、翻訳 での日本での評価に大きな違いが有る場合は、風土の違いもありますが翻訳 に問題がある事を疑う必要もあります。
私はミステリー愛好家ですが、翻訳の問題で評価が影響を受けている例として ハメット「マルタの鷹」、チェスタトン「犬のお告げ」、クリステイ「そし て誰もいなくなった」を上げましょう。最後は翻訳権独占なので深刻です。


将棋プロ編入試験

普段は滅多にメデイアでは扱われない将棋界が、今注目を浴びています。将棋 のプロになるには奨励会という養成機関で勝ち抜いて四段になるしか道はあ りません。これには年齢制限があります。理由は若くして実力を持っていな いとプロになっても活躍が期待できない、年齢が高くなって将棋界を去って も他の人生をやり直すのが困難であるです。従って四段にはトップ棋士並み の力を持つ者がしばしば現れていました。将棋は5組に分かれた順位戦制度 を取っているので、平均的な成績では全く駄目で極端に大きく勝ち越さなけ れば、上位にあがれません。そして、昇級した次の年は最下位になります。 順位1つは1勝に相当するといわれますので、最下位で昇級を続けるには相 当な実力差が必要になります。5回昇級(A級は優勝)して名人に挑戦して、 勝つには5年度かかります。しかし、過去には6年度で名人になった者が3 人います。(中原・谷川・羽生)
しかし最近は、少数の若手でも難しくなりました。上位が30歳以上になって きています。同時にアマチュア参加のオープン方式を取る棋戦が複数ありま す。そして、プロに大きく勝ち越している人が現れました。今後も増える可 能性があります。
今回は、そのアマからプロ編入嘆願書がだされ、6局の試験対局を行い3勝で プロ編入になる事になりました。今回は特例ですが、1年後には制度化され るとされています。
将棋は厳しい順位で級が決まりますが、段は下がる事はありません。従って、 段で強さを考える人が多いと思いますが間違いで、あくまでも順位で判断す べきです。今回は基本はC2組(四段相当)を基本で試験対局者を選んでい ます。例外が2人いますが、平均して四段が連盟見解です。女流棋士で奨励 会で初段になった人はいません。
プロ編入試験は花村九段以来61年ぶりです。毎年行われるタイトル戦が、す っかり影が薄くなっています。


説明書のない携帯電話

最初に老人でも使える携帯電話と聞いても充分意味が分かりませんでした。せ いぜいが、家庭の固定電話レベルを考えました。でもこれには説明書があり ます。
実際は公衆電話と同じ機能でした。そこまで割り切った所が素晴らしいと思い ます。携帯電話は使え無いが町から公衆電話が減って困っている人用に作ら れた替わりの携帯電話です。通常、公衆電話で使うものしか機能がありませ ん。スイッチは単純、メモリーはなし、着信音は単純。公衆電話にメモリー は入れないし、通常はかけるだけで留守電機能もなしです。実際に操作する と如何にイメージと違ったか驚きました。


携帯電話の発展国

携帯電話の大手会社と言えば、フィンランドのノキア・スエーデンのエリクソ ン・アメリカのモトローラなどが有名です。
しばしば、前者について疑問を持たれる人がいます。それは国土が狭く、人口 密度の高い日本では、電柱を立てて有線で通信を行うのが容易だからです。
国土が広く、人口密度の低い国または地域を持つ国では、有線通信はコスト的 にも難しい事です。そこでは、早くから無線通信が発達しました。それが携 帯電話に繋がっています。
必要性から発達した所と、有った方が便利な日本では要求が異なるようです。 日本では通信以外の機能や小型化等の追加要素に注目が多いです。他に通信 手段がない所と異なります。
個人情報の保護の面では、日本の電話は機能が高く、情報流出の危険性が高い と言えます。


記録は探すものか?

大リーグのイチローの記録を見ると、対象が戦前が多くしかも詳しく調査する と変わる場合があります。
最近では記録の意識が強くなったためか、記録を探すようになったと感じます。 時代が変われば比較が出来ない事はわかっていても、記録という言葉は多く の人を引きつけるものと感じます。
歴史は勝者で歪められますが、そうでないものはあまり細かいことを気にせず 単に楽しめばよいのかもしれません。
ギネスブックやオリコンチャートが、商売になる事を見つけた人は人間の心理 に詳しかったのでしょう。

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