項目別バックナンバー[6]:その他情報:8

人為的原因

自然や予測不明の未知の事はとがめにくいとの認識が一般的にあります。
通常は、やむをえない事がほとんどである事は認めざるを得ません。しかし、 よく調べると本当は人為的な原因である事がかなりあります。
最近は一度は疑う必要があるぐらい、人為的原因を隠している事が次々出てき ます。最初は「最善を尽くした」「当時の技術では予測できなかった」との コメントがだされますが、しばらくたってから実は人為的ミスがあった事が 分かります。
事故の1:3:30の法則からは、表面化の30倍は類似のポテンシャルがあ ります。実はポテンシャルではなく、単に隠されているだけと疑っても仕方 がない状況です。


騒音裁判

個人レベルでの騒音で近所に迷惑をかけた人が、有罪の判決を受けました。外 から見れば普通に感じますが、民事と刑事との区別の問題も絡み簡単ではな いとの事です。
確かに刑事事件まで進むにはかなりな内容に限られるようです。ただ、被告側 が騒音の有無ではなく、騒音と原告の病気の因果関係の有無を争点にしたの で一般性がある判決かどうかがあいまいになりました。
実害が発生しなければ、刑事事件にならないのか疑問はまだ残っていると感じます。


クイズブーム

現在のメデイアはクイズブームといってよいでしょう。その特徴は、視聴者等 の参加型が少なく、タレント等の参加型が主体という事です。
もう一つの特徴は、常識クイズとマニアッククイズとに極端に分かれている事 です。知っている事に意味がないと思われる知識を対象にしたクイズがかな りあります。
クイズの乱立は、問題の重なりの発生に繋がっています。しばしば同じ出題に 巡りあいます。番組的に合っている問題が無限に存在しない事を感じます。
クイズ問題自体に特徴がなくなると、出題方法や回答方法の工夫が必要です。
こちらに比重がゆくと必然的に、タレント参加クイズになります。これは、ク イズの形を借りたバラエテイである事は、制作側・参加側・視聴側全てが了 解しているようです。


漢字

当用漢字が少なくなった時期がありました。人名用漢字を中心に復活傾向があ ります。
ワープロの発達で、読めても書けないと言われた時期がありました。
漢字検定が広まり、実は読む方も奥が深く難しい事が一般的に知られてきました。
そして、漢字クイズがかなり多くなり日常でも難読字に逢うようになりました。 一体どの程度知っておれば標準か、逆に分からない状況ではないかと思います。
本を書くのに、易しい漢字のみを使用する事は常識と思われていましたが、ワ ープロを使うと知識以上に多く漢字を使用する傾向があるとの指摘もありま す。これは私も実感しています。


新書ブーム

文庫ブームは依然として続いていますが、以前は限られていた新書が多くの出 版社から出されて、しかも毎月の新刊が山積み状態です。
岩波新書のように、歴史があり長期セラーもありますが、新しく参入した所か らも、時々驚くような大ヒットが出ています。
裏事情は全く知りませんが、出して見なければ分からない状態ではないかと思 います。なぜならば、出版数に比べて当然ながら、ベストセラーの数は一部 だからです。
何故、文庫ではなく新書かは不明、あえて言えば本棚の場所の確保、探す本と 人が文庫と異なる等が考えられます。
小説マニアから見れば、ノベルスと大きさが類似しているので、ハンドリング の問題ではないと推定します。ノベルスの売り上げは減少していると言われ ていますので二分化の可能性もあります。


書評「チーム・バチスタの栄光」

医学ミステリです。ミステリの部分も面白いが医学関連の豊富な知識が自然に 読めるのが売りです。
心臓手術の問題点・大学病院内の対立・リスク管理・医者と患者の意志疎通の 問題・神経内科とくに通称「ぐち内科」の存在意義と目的。
実態か、作者のこれからの期待かはなかなか判断出来ませんが、誰でも参考に 思う所はあると思います。


サッカー・ファン度

4年に1度のサッカーのワールドカップが近づいてきました。古くからのファ ン(観るだけ)としては、テレビ放送があれば日本の参加にかかわらずに観 て来ましたので今回も日本時間の放送時間は気にしていません。しかし、多 くの人は時間によって観るかどうかを決めると思います。これはこれで、関 心を持つ人が増えたことで良いのでしょう。
この前テレビのクイズ番組で4人の中から、過去の大会に出場経験のある選手 を選ぶ問題がありました。良い問題と思いました。少なくても8年・正確に は10年以上のかなりのファンでないと間違いそうな問題でした。番組でも はっきり分かる人は少なかったようです。「三浦知良・高原直泰・中村俊輔 ・小野伸二」さて誰でしょう。 順番に「12年前に最後の40秒で出場できず、8年前はフランスで直前の脱落 の2人に入った選手」「4年前はエコノミー症候群の病気で出場できなかっ た選手」「4年前はトルシエ監督の好みの問題で選ばれなかった選手」「今 回が3度目の出場の選手」です。全員が出場していてもおかしくないですね。


法案のまるのみ

国会会期が迫ってきている時期にでた、与党の「野党提出法案のまるのみ」案 はまたまたサプライズでした。ただこれには続きがありました。
国際法の批准の条件が不足のため、次の国会で修正が必要との発言あり。
修正が必要ならば、提出側の野党が審議拒否。
疑問:修正が必要な法案を一度通す戦略の必要性は?。国際法批准に達しない 法案を代案として提出した意味は?。法案の新規作成と既存法案の修正との 差はどのように異なるのか?。
立法に関しては詳しくありませんので、理解できない事ばかりです。ただ、通 常はない事が生じると、普段は気づかない事が表面化する事は分かりました。 たぶん、もっと色々あるのでしょう。


毎年が記念年

メジャーからマイナーまで含めて、1年中毎日が何かの記念日になっている事 はかなり知られています。
同様に毎年が、何かの記念年になる事も容易に類推できます。 例えばモーツアルトの記念日ならば、生誕XX年・代表曲発表XX年・XX就任XX 年・没後XX年・日本初紹介後XX年等色々と記念年があります。これが色々な 著名人に対して存在します。増える事はあっても、減少はありません(興味 をなくすことはあります。)
色々な分野で何か活性化のために記念年にしたいとすれば、結果として毎年が 何かの記念年になります。


比率は分母でも変わる

企業では、シェアとトータルのパイを大きくする活動は常識です。
しかし、年金の納入率の向上の為に分子の納入者数を大きくせず、分母の納入 予定者数をへらす発想は企業人ではありえないもので驚きました。
企業では、数値合わせは直ぐに破綻しますが、国家機関等では破綻しない事に あらためて驚かされます。
比率で出る統計は多いですが、その本当の意味を注意深く理解する重要性を感 じた人は多いと思います。

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