項目別バックナンバー[6]:その他情報:79
ノババックス製の新型コロナワクチンが承認
厚生労働省の専門家部会は2022/04/18に、米ノババックス社製の新型コロナウイルスワクチンの承認を決めた。
日本国内で承認されているワクチンとしては、米ファイザー、米モデルナ、英アストラゼネカがあるが、米ノババックス社製は4種類目となる、その種類は先行の3種とは異なる「組み換えたんぱくワクチン」だ。
従来のワクチンではアレルギー反応が起きる人にも使えるとされる意見もあるが、「mRNAワクチン」タイプの米ファイザーと米モデルナのみが実質的に国内で使用されており、米ノババックス製の使用方法はまだ不明確だ。
Internet Explorerのサポート終了
2022/06/16にマイクロソフト社はInternet Explorer(IE)のサポートを終了する。
サポート終了後はマイクロソフトはその定める時点より、IEを起動しようとするとEdge が起動するように変更するとしている、そのためにIEのみで動作するコンテンツは閲覧できなくなる。
同社はIEのみのコンテンツの利用者や提供者に、他のブラウザへの移行やコンテンツの改修等の対策を求めている。
みどりの月間
5月4日は「みどりの日」で、「みどりの日」の国民の造詣を深める目的で、「みどりの月間(4/15~5/14)」が設けられ、「みどりの学術賞」が創設された。
「みどりの式典」がその中で行われてそこでは、みどりの学術賞の授与及び緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰が行われた。
ソフトバンクグループが過去最大赤字決算
ソフトバンクグループが2022/05/12に発表した昨年度決算で、損益は前年度の4兆9879億円の黒字から一転して、1兆7080億円の赤字になり赤字幅は過去最大になった。
ソフトバンクグループは海外のスタートアップ企業に投資しているが、インフレとそれに伴う金利の上昇でアメリカのハイテク株が下落して、保有株式の評価損を3兆4000億円計上した。
孫正義社長は「ロシアによる軍事侵攻でファンドも影響を受けた。今は守りを固めるべきだと認識している」と述べた、一方で世界的な半導体需要の高まりから子会社でイギリスの半導体開発会社「Arm」を成長させて利益を拡大させる考えを強調した。
楽天モバイルが料金プラン変更
楽天モバイルは2022/05/13に、2022/07/01から最低料金を「0円」から引き上げることを発表した。
現行の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」では月間データ容量1GB以下は「月額料金0円」だが、新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」では3GB以下で1078円、20GB以下で2178円、20GBを超えた場合は3278円となる。
月間データ容量1GB以下のユーザーでは値上げになる可能性がある、それを受けて報道等では他社の低額プランへの移行が起きているとされている。
料金プランと個別のサービス内容は、利用方法・個人で多様でありその比較は難しい、「0円」利用者の離脱は楽天モバイルには売上高には影響は少なく、それ以上の中量・重量ユーザーの動向が課題となる。
三菱UFJ銀行は手のひら静脈認証を廃止へ
三菱UFJ銀行は、来年に窓口やATMでの、手のひら静脈を使った本人確認を廃止する方針だ。
手のひら静脈認証は、暗証番号や指紋の認証に比べて精度が高く、預金の引き出し上限を1日1000万円に設定してきた。
ただし最近は、スマートホンの普及等でネットバンキングが浸透して、手のひら認証の登録者が減少した、銀行には管理や事務作業や装置に費用がかかっていた。
引き出し上限の拡大は他の手段で行い、利便性は確保するとした。
メルカリが電子チケットなどの出品を禁止
フリーマーケットのメルカリは、2022/6/10から電子チケットなどの出品を禁止すると発表した、理由は電子チケットなどの一部取引において、「ダウンロードができない」「利用できなかった」等のトラブルが認められたためとしている。
具体的には以下の出品が禁止される。
・電子チケットや電子クーポン、QRコードなどの電子データダウンロードコンテンツやデジタルコンテンツなどの電子データ
総務省は5G基地局整備遅れでKDDIを行政指導
総務省は2022/06/13にKDDIに対して、高速・大容量通信規格「5G」の基地局整備が計画よりも遅れていると行政指導を行い、2022/09末までに遅れを解消して、余裕を持った工事を行うことを求めた。
総務省は「2021年度末で、KDDIが整備した5Gの基地局数は計画の約5-6割にとどまる」とした、KDDIは「半導体不足による機器調達の遅れや、コロナ禍で基地局を設置の契約の難航」を理由にあげた。
互換機能「Internet Explorer モード」
マイクロソフトは2022/06/15に、ブラウザ「Internet Explorer」(インターネットエクスプローラー、IE)のサポートを終了した。
同社はブラウザ「Microsoft Edge」にブラウザの機能を集約して、そこでMicrosoft Edge非対応のページやサービスを利用できる互換機能「Internet Explorer モード」(IEモード)を提供している。
IEモードのサポート期間について「少なくとも2029年まで」としているので、7年間は終了したIEが存続することにもなる。
東京圏のWi-Fiサービス廃止
東京圏の公共交通機関におけるWi-Fiサービスは、東京メトロが2022/6月末に車内での提供を終了する、既に2021年11月末に都営バスも終了している。
公共交通機関におけるWi-Fiサービスは、主に東京オリンピック・パラリンピックを見据えた訪日外国人観光客のニーズへの対応として2010年代から導入されてきた。
その更新やメンテナンス費用の負担が大きくビジネス的に廃止方向だ、さらに鉄道やバスのほか一部のコンビニエンスストアでもサービス終了の動きもある。
KDDIの大規模障害
KDDIの大規模障害が、2022/07/02の午前1時35分に発生した。
対策本部は素早く立ち上がったが、結果的には、VoLTE交換機で通信が集中して不具合が発生する「輻輳(ふくそう)」が全国で発生して伴うトラブルは長期化した。
携帯電話網には、その番号がどのような契約に伴うものでどこにあるのかを記録した「加入者データベース(DB)」がある、VoLTE交換機で輻輳が起きると、その結果で、加入者DBに正しい情報が書き込めなくなってデータベースの不一致が発生した。
加入者DBの内容が正しくないと、多くの人の通信・通話が正しく行なえなくなり、負荷増大での輻輳を放置すると混乱が酷くなるので、VoLTE交換機の負荷軽減を目的の流量制御が行われ、全国規模で音声通話・データ通信が行ないづらくなった。
通信障害は、86時間後に概ね回復したと発表された、さらには繋がり難い時には、通話機器を一度電源を切り再度オンにする、電源リセットを勧めている。
ツイッター買収問題
米電気自動車大手。テスラ社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は2022/07/08に米SNS大手・ツイッター社に対する総額440億ドルの買収提案を撤回すると発表し、理由としては複数の合意条項に重大な違反があったとした。
米ツイッター社は、マスク氏の提訴に向けて、M&A(企業の合併・買収)分野の有力法律事務所を起用すると言われている。
大規模な企業買収問題は、一転して訴訟問題に発展すると見られている。