項目別バックナンバー[6]:その他情報:23

敗者の歴史

NHK大河ドラマが、2年続いて敗者が主人公です。
歴史は正しいかどうかは、いつも微妙です。
それは勝者が残して行くからです。
敗者の歴史資料は、比較すると少なくしかも勝者側から見た物が多いです。
その影響か、歴史考証的には疑問点が散逸しているとも言われています。
勝者が残した資料では、敗者を描くにはドラマ性が少ないのかも知れません。


ネット情報の修正容易性

紙ベースの書籍の場合にマニアや研究者は、内容の誤りや修正・訂正について 本文の履歴なき場合も有無を調べる事が可能です。
最近はネットで多くの情報が得る事が出来ますが、履歴なしに修正・訂正・削 除が行われている事が多いです。
総合すると、資料的にはネットで得る情報はそれだけでは精度面でリスクが多いと感じます。
情報の性格にもよりますが、履歴という事をより重視するべきではないかと思います。


知識・技術のコスト

格差社会批判と、技術者の海外流出という矛盾に対策できない状態が続いて来ました。
それが、最近は博士浪人の急増や、海外の発展途上国の技術者の低コスト攻勢 が絡んで日本の技術力の将来の方向性が見えなくなっています。
企業が、成果主義を取り、応用技術に力を入れるのは資本主義でかつ不況では当然の選択です。
国や公的機関が、これと同じ方向に向くのは全く意味合いが異なります。短い 期間で結果がでないもの、基礎技術で成果がすぐには分かり難いものを排す るかのような考え方は不況時でも将来性を否定すると思います。


ワープロ文芸

文芸関係の賞の応募規定に、ワープロで作製して・印刷物で応募・当選時は電 子データ対応という内容が含まれる様になりました。
大手出版社には専用のオペレータが存在して、普通の人には信じられない速度で文章の電子入力を行います。
電子データが存在しないものは、未だに多数存在しますので必要です。
ただ、今から書くものは電子入力して、電子データでネット通信・ダイレクト に利用という事は、時間・省人的にメリットです。
それを推進するのは、出版社として当然とも言えます。
ただ、あちこちで指摘されていますが、手書き文とワープロ文には差があると いう事は多くの場合は事実と思います。
これを受け入れても、ワープロ文芸が広がる事は避けられないでしょう。


アナウンサー・解説者の質

テレビの広告収益の低下や、視聴率の変化等で番組の編成が大きく変わっています。
ニュースや討論番組が増え、スポーツ中継も多様化しています。
これらには、アナウンサー・解説者(コメンテーター)が存在します。
ところが、番組の質の多くを決定するこれらの人材の質があきらかに不足しているケースが目立ちます。
これらの役割は非常に難しく、一般常識も専門知識も必要で、言葉で表現する 特にライブで原稿なしで話す能力が要求されます。
残念ながら、現状は人材不足か、人材選考間違いが多い様に感じます。


国際化(囲碁・柔道)

色々なジャンルで、国際化とか海外普及が必要といわれます。
その成功例として、囲碁・柔道があると思います。
なぜならば、日本よりも海外の方が強い状態になっているからです。
国際柔道大会で、日本が苦戦している事は明らかです。ルールの問題はありますが、国際化にはつきものです。
囲碁も同様で、いまや中国・韓国に勝てなくなっています。
勝敗を争うもので、日本が勝てなくなる事が海外普及が成功というのは皮肉で すが、バロメーターとしては正しい面はあると思います。


国民の祝日

今年は「9月第3月曜の敬老の日」と「秋分の日」が飛び石になり、「国民の 休日」(国民の祝日に挟まれた日は休日)の実施でシルバーウイークと呼ばれる3連休になりました。
国民の祝日は、元々「祝日」と「祭日」(宗教的)が存在していたものを「祝 祭日」としてひとつにまとめたものです。これを「国民の祝日」と呼ぶ事に なりました、現在は略して「祝日」と呼ぶ事もあります。
日曜が「国民の祝日」になった時に月曜に替える「振替休日」、それに「国民 の休日」が重なり時々連休が発生します。
似た名称で混乱しそうです。祝日が単なる休日になってしまっている様です。


推薦人20名

無視した訳でもないがひっそりと自民党総裁選挙が行われました。
立候補には国会議員20名の推薦が必要との事ですが、国会議員の数が減少す ると複数候補が立候補すると、自然にかなりの割合で投票が確定します。
まだ、問題のない人数かもしれませんが情勢の変化前の規定だという事が判ります。
少数政党では、無理な規定です。


オリンピック開催地

日本時間の深夜に中継された、2016年オリンピック開催地投票はその仕組みと 共に興味を感じた人も多いと思います。
次回投票に影響させないために、細部の結果は公表しないのは最終決定後に発 表された時に意外と予想と異なりました。


ノーベル平和賞の二面性

アメリカのオバマ大統領のノーベル平和賞受賞には、賛否両論があります。
ややこしい反対は除いて、実績がないという意見はかなり多いです。
過去の受賞者を見ると、長年活動を行って来た人と、平和を訴えた人がいます。
実績という面では、非常に少ないです。
弾圧下でも平和を訴えた人は、実績という面では結果はありません。
従って、実績という面では実現性ではなく継続的な活動となるでしょう。
前年度という選考基準を考慮してもおなじむつかしさはあるでしょう。


雑学クイズ

本マガジンの誌名にも入っているのですが、最近よく見かけるのが雑学クイズ です。広い知識の事だけでなく、普通は知らない内容にまで立ち入る事も意味する様にも見えます。
深く立ち入ると、実は正解がなくなります。複数の説があり根拠も微妙なので す。学説は根拠がありますが、絶えず変わる可能性があります。
古い近過去の事は現物の存在で確認出来ますが、そうすると似た問題が増えてしまいます。
正解が複数の可能性があるとトラブルの原因になります。
テレビ等のクイズ番組に一般視聴者が出るものが減少した理由が、別説も正解 と主張する訴訟問題だと言われています。


台風の発生場所

熱帯低気圧である台風の発生緯度が高くなっています。
日本は温帯気候だった筈が、亜熱帯に移行しています。
長い気候変動がどうかは別にして、人工の地球温暖化で気候が変化して、その 結果台風の発生場所が日本に近くなり、発生してから上陸までが早くなり、 強度もあまり落ちなくなって来ています。

このページの先頭へ