項目別バックナンバー[6]:その他情報:15

虚偽表示

虚偽表示で世間は大騒ぎです。
昔は問題はなかったと言われますが、保存や人工添加物がなかった時代は、成 分も賞味期限も、人間の味覚・臭覚その他で判断ができました。
人間の知覚をごまかす技術の進歩が、成分表示や賞味期限表示を要求しています。
従って、素材加工時に気がつかなかったとは常識的にありえないし、あったと すれば製造メーカーとはいえないです。
とはいえ、たとえばパソコンを購入するときにスペックは気にはしますが、分 解してまで確認は通常は行いません。もし偽装表示だったら・・・気がつか ないでしょうか・・・??。


リメイク

日々新しい小説・作家・脚本家が登場しています。
しかし一方では、以前に映像化された作品のリメイクが行われています。最近 は特に目立つようです。
また、映画とテレビの双方で、作られる事もあります。映画は後日にテレビ放 映もありますので、重なりが生じます。
リメイクしないと、題材がないという事はないので、理由は異なるのでしょう。
リメイク品が過去の映像化よりも優れているという例は、あまり聞きません。 ただし、それほど時間的な評価は受けていないとも言えます。
何故、旧映像化作品が見れるのに、あえてリメイクか?。
海外小説の、翻訳の新訳のように現代用語に置き換えるとともに、技術的な誤 訳の解消の目的のようなものでしょうか。
ただ、リメイク作が過去の映像を完全にうわまわっている例は個人的にはほと んど出会っていません。
話題性・広告性のみではない理由が個人的には理解できていません。


頭脳流出・能力低下

今、色々なジャンルで日本の頭脳関連の能力低下が指摘されています。
その原因を頭脳流出に求める意見や、教育問題に求める意見など多数あります。 改善を求められる当事者としては、原因>対策となるのでやむを得ない事情でしょう。
一部に、低下という言葉に元々は優秀だったという意味を持っていると感じる 事があります。しかし、優秀な民族とそうでない民族がいるという考えは、 無理があります。
現在までの、色々な民族の歴史とその生存への必要性から必要な民族ほど頭脳 能力の向上に努めてきたと考えるほうが無理がないでしょう。
現状の日本の問題点の指摘は多いですが、同じように考えている人は限られて いるのが現状だと思います。


ガリレオ式温度計

ガリレオ式温度計で皮膚やけどが生じる事故がありました。
ガリレオ式温度計は、温度依存性の高い比重の異なる浮きを液体に浮かべた縦 長の透明円筒計です。
当然ながら液体は水ではありません。ほとんどの液状の化学物質は、人間の皮 膚に対して刺激性があります。
PL法では、用途外の使用でも事故になる可能性は事前警告する事を求めていま す。ただし、破損・破壊による事故については製造者責任は明らかでありま せん。破壊すると危険性があるのは当然のことであり、はたして破壊しない 事を警告する必要があるかどうか不明です。逆に言えば、破壊して使用する 事を製造者責任かどうかは疑問です。
ただし、ガラスのように破損しやすい製品は、破損した場合の危険性も警告す る必要があると感じます。


文庫本のページ数の増加

文庫ブームがありました。現在は新書ブームと言われています。どちらも、小 型軽量で価格も安く、保管場所も少なく携帯しやすい形態です。
しかし、最近以上にぶ厚い本が多数登場しています。原因は、中身自体の長大 化・文字が大きくなりスペースも広くなった・会話体が増えていわゆる隙間 の多い本が増えた等の理由があります。
この結果、価格も高くなりますが、片手では読みずらい・重い等で携帯には不 向きになり、読みくずれた本は保管も困難です。
ぼちぼちと分冊化が行われていますが、それでもまだ厚い傾向はあります。
ぶ厚い文庫本のメリットは何か考える必要があります。


おせち料理もセット購入

昔は正月の「おせち料理」は一般的で、しかも自宅で作っていました。年末の 台所は準備で一杯で、年末から年始は食事は基本的にすべて同じ内容になっ ていました。
最近は、食品店が年始から開業しており、わざわざ「おせち料理」を作る必要 は無くなりつつあります。そこで増えてきたのが、「おせち料理セット」で す。少人数から大人数分まで、専門店で販売しています。それも日本料理の みならず色々な所が参入して、迷ってしまいます。
クリスマスケーキが、色々なもので代用販売されているように、正月も同じで す。正月が特別な日でなくなりつつある状況で、おせち料理は商品として残 るのでしょうか。


作られたニュース?

2007年の漢字は「偽」とか。これは過去から行われていた商材偽装・賞味 期限偽装などが主な対象です。
同様に各種メディア(新聞・雑誌・テレビ・他)の報道とする内容の「偽」に も注目されました。いわゆる「やらせ」です。自らがニュースを作り、あた かもその偽を真実のように報道する姿勢はもはや自らの寿命を縮める事は、 明らかです。
最近、各新聞の社説が意見が分かれ始めています。普通は当然のことがなぜか 新しく見えます。
はたして個人がどれだけ本物と偽物を見分けられるかを問われている時でしょう。


自費出版

自費出版のトラブルが多いらしいです。専門の会社の倒産の話もあります。
自分の本が出るという事はうれしいものです。しかし、それを販売する事は全 く異なります。出版不況の時代に、素人の書いた本が売れるないしは本屋が 店頭に並べる可能性はゼロに非常に近いです。
単に出版する方法は多数あります。その体裁や、部数や費用負担を考えなけれ ば非常に簡単です。実際に多くの同人誌が作られ、卒業論文も本の形に製本 する時代です。コピーや、簡易印刷でも作る事は可能です。
それが売るという行為になると話は別です。
店頭に並ばない本のほうが、圧倒的に多数であるという事実を知らないと、素 人の書いた本が店頭に並び販売されるというまさしく夢を見てしまいます。
現在は、ネットでのブログの時代です。そこでは、出版しませんかと言う広告 を見かけます。ネットのブログを読む人の数と、紙の本にして読まれる数で は通常は後者は少ない事に不思議と気がつかない様です。


広辞苑

パソコンを購入すると色々な辞書が付属する事が多いです。
単体の購入も可能です。
電子辞書機器も普及しています。
しかし、紙ベースの辞書の利用が減ることは起きていません。
広辞苑が、全面改訂されました。その売れ行きは順調のようです。
媒体が、何であっても辞書を引く速さは利用技術によります。


選挙投票の電子化

選挙投票の電子化が検討されています。速度のメリットはわかりやすいですが 投票の正確性は技術的に充分検討されているとは言えません。アメリカ大統 領選挙のように、逆に結果が出ない可能性が消えないからです。開票の公平 性をあげる人もいますが、それでは現状は不公平性があるのかと言いたくなります。
いつかは移行するだろうと思いますが、色々な電子化がほとんど何らかのトラ ブルの発生にあう事実を甘くみないで欲しいです。
外からは文句はありますが、企業での電子化で技術的に深く検討されている程 移行時は従来の方法をあわせてバックアップとして使用する期間を設けてい る事を無駄と考えない事も必要でしょう。


「大津京」駅問題

関西ローカルかもしれないが、JR「北大津」を「大津京」に改称する問題で学 者から否定的意見が出ています。聞き慣れない史跡名だとは思いましたが、 学術的には存在が否定されている状況で、新しい発見でもない限りは議論に さえならないレベルとの事です。
駅名を、イメージ向上目的で改称するのはよく有りますが、歴史認識を無視し ての改称は公的交通機関として非常に問題があるという趣旨です。
あえて現状で架空・空想の名称に変える事については、地元の希望だけでない ガイドラインが必要と思います。

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