項目別バックナンバー[4]:ショップ情報:37

クィック決済

大型ネット・モールを中心に、決済方法に「クィック決済」が増えています。
文字通り早いのですが、入力する内容が少なくて早いという意味です。
入力する内容が少ないという意味は、2つあります。
・入力内容が事前登録されている。
・デフォルトの入力内容を利用する。
この2つが基本です。
見れば判る様に、利用が多く個人情報が登録されていて、デフォルトの方法に信頼できる事が前提です。

ショップに決済機能は重要で、ネット詐欺とを分けるものでもあり、最終決定ボタンかどうかが判らない様では信頼されません。
そのため、入力忘れやミス防止の確認を丁寧に行うと、決済に時間がかかります。
ただ、それが間違い防止や詐欺防止には良い事も事実です。
クィック決済は、上記を念頭に置いて十分に複数経験のある人向けのサービスと考えるべきでしょう。
初心者が簡単に作業できるためと考えると、むしろ不安があります。

クィック決済を使用して見ました。
ショップ等によって、決済と送品に多数の選択の余地がある場合と、あまり無い場合がありそれで異なります。
クィック決済はその選択を「お薦めのもの」に限定して進めます。
従って、決済と送品方法を決めている人や、度々使用しているショップでは効果があります。
その時も、選択の余地が多いショップか、自身が決まっている場合です。

ユーザーがマイページ登録者かスポットかは判別は通常可能です。
従って、通常決済とクィック決済のどちらをデフォルトにするかは微妙な問題です。
通常決済でも、選べる項目が多いだけでデフォルトの選択が事前入力されている事があります。
その内容はクィック決済と同じですから、クィック決済導入の検討で通常決済も改善されてゆくと思われます。

今までの内容をまとめると、ひとつのショップの決済方法が浮かび上がります。
クィック決済は一時の姿で、通常決済をクィック決済化する事になりそうです。
すなわち、複数回利用でデータ登録者はデフォルトが変更可能なクィック決済になる方式で、単発利用者は決済システムが判断して全部入力の方法になるでしょう。
いくつかのショップ・モールはその様に動いています。
ただ、デフォルトがメルマガ多数配信だったりして首をかしげる所があります。
デフォルトを何にするかで、クィックという内容になるかどうかが決まります。

クィック決済のまとめとしては、それが本来のあるべき姿で如何にそれを標準としてゆくかにあると言えます。
対人間相手で、多数回利用と始めて利用を含めての全体の決済システム構築はいつも大きなテーマです。
その過程で、実験的な方法を設置してその利用率と反応を見る事は可能ならばやってみたい事です。
その成果を、次第に標準に組み込んでゆく事が現在の状況でもあり、今後も進めてゆくでしょう。


配達日指定

通信販売の多くは宅配便の時代です。
ポスト投げ込みにも、不在での可能のメリットはありますが、対象商品に制限があります。
宅配便の多くは、配達日指定であり、また配達時間の指定もあります。
宅配便は受取確認というシステムに特徴がありますが、受取人が必要という制約もあります。
ユーザーからの配達日指定は、少なくても不在でない時間がある日の指定であり、入れ違いの時の対応が良い再配達の可能な宅配便の時に有効です。
また、決済システムとして到着払いが選べる場合は、上記の機能が働く必要が絶対的な必要です。

注文から商品配達・着までが短い程好まれる・・実際に事情で受け取れなくても・・・・商品が届く可能性がある事自体が好まれると言えるでしょう。
まるで、ファーストフードのキャンペーンの様に即日発送を全面に出すネットショップも登場しました。
後は宅配便のサービス区域次第で到着日が決まります。
当日の受取人の有無は、発送者には無関係というビジネス・ショップです。
ただ、無理をしすぎて作業が荒っぽくならないかを心配する向きもあります。
いずれにしても、発送連絡がメールで届く事は配達日指定サービスの最低限の事です。

配達日指定の着払いサービスが複数の宅配便でサポートされています。
手数料が必要ですから、ネット決済を行う人には高価になるでしょう。
ただ、品物を受け取って費用を払う事は、事故等のトラブルの可能性が少なく一部で好む人もいる様です。
着払いサービスだから、配達日指定でなくて良いという宅配業者泣かせな利用者もいる様で、ネットショップ側も必ずしもトラブルレスとはならないです。
ただ、不在時の再配達が可能でサービスがきめ細かい事が要求されるために、宅配便でも全てが可能ではありません。

配達日指定が利用されるのは食品、特になまもののクール便配達でしょう。
賞味期限が短い商品全体が対象とも言えます。
調理品の日々配達は、もっとも重要な要素です。
これらは配達日指定というよりも、配達時間の最速が目的で、翌日配達の配達日指定というイメージになります。
従って、発送場所から配達先への距離と道路等や気候等の正常時が前提となります。
事故や災害によっては阻害されるリスクは、避けようがありません。

配達日指定では少なくても(距離にも依りますが)前日に発送し、中継点を経由して当日に配達地域に来ている事が普通です。
そこでセットになるのが、荷物追跡機能です。
荷物追跡機能サイト等に、追跡番号を入力すると入力された最新状態が判るシステムです。
本当に急ぐ時は、しばしばその機能を利用しますし、それは発送依頼者も受け取る側も、配達会社の管理も同様です。
荷物追跡のデータベースは、宅配便の中心機能です。
これが、不調になると混乱になります。
最近、ゆう荷物でシステム変更時に荷物追跡のトラブルが発生しました。

最近、しばしば見かけるのが、宅配便翌日配達区域限定になりますが、「午前中受注+翌日配達」です。
簡単に言えば、宅配便の当日発送+翌日配達を行う事です。
その発送までの作業時間によって、午前までとか午後X時までとかが決まります。
宅配便サービス連動ですから、事故や自然環境・災害によっては実行不可能な事が生じる事は避けられません。
現在は、近場で多くの荷物の買い物をすれば配達サービス(有料・無料・価格設定以上で無料)が増えています。
その基本は、午前中は当日配達やもっと早い場合もあります。
それと比較かつ太刀打ちするとすれば、ネットショップで翌日配達を目指す事は自然な流れです。


マイページ

ショップ・モールで会員制・登録制を取ると、個人情報や決済情報を含む「マイページ」を割り当てる事が普通です。
会員情報のネット上の管理=クラウドで、双方からの参照と片方からの書き換え可能設定です。
ウエブサイト攻撃で、個人情報流通のリスクが最近増えている事は報道からも見られます。
それでも有効なのは、便利でありネット上の双方の管理的に必須に近いからです。
特に、複数の機器からのアクセスを考慮すれば、クラウド的な利用者認証は必須になります。

マイページには、登録すると基本は退会まで継続するものと、基本データ以外は定期的(経過時間で)削除されるものがあります。
後者は、ショップ等でブックマークや買い物籠的な商品チェックを別に保管場所を設けないでマイページとする場合です。
ショップで商品の入れ替わりが多い場合や、価格変動がある場合には長期データ保管の意味は少ないです。
ポータルサイトとショップと、会員制の有料サービスとで扱いが異なる事は、自然で普通でしょう。
むしろ、ネットで多いのが登録した所の突然の廃業や統合です。
個人データは危険な状態になります。

マイページの定期メンテナンス要求は、大抵のサービスであります。
住所等の個人情報は変更が多いし、カード情報は更新が必要です。
ショップ等では、利用期間が過ぎれば受注だけで止まります。
サーバーやドメインや各種サービスは自動更新設定の場合は、カード利用期間の範囲内が普通ですが、利用期間のみの変更は自動対応も一部あります。
利用者は、カード利用明細の確認が必要です。
年齢や家族構成や趣味嗜好は、広告メール等の配信に利用されるので、有効利用者にはメンテナンスが必要です。
暗証関係は、利用者は悩みの種ですが重要問題です。

マイページは歴史が古い所は、パスワード等の暗証が甘い=短い語数が残っています。
新しく増えると、どんどん語数指定が増えて来ています。
メモを取っていても入力間違いの繰り返しで使用出来なくなる場合もあります。
ID利用の方向と、メールアドレス使用の方向に分かれています。
ただし、ダイレクトメールやポイントリンク等にメールアドレスが含まれている時は極めて危険です。
メールアドレスの売買で入手したスパムメールでは、メールアドレスを含むリンクが目立ちます。
これは、スパムと見て間違いないし、アドレスを抜き取られる可能性もあります。
色々あって、暗証の定期更新のアラームが度々来ますが、システム的に判断は難しい事です。

マイページの利用は広いです。
レンタルサーバーや取得ドメインの委託管理も、コントロールパネルで行いますが、それも含めてマイページの形を取ることも多いです。
案件単位ではなく、個人事の管理の方が効率が良いのでしょう。
ネット上に情報を置いておく場合の常識と現在はなっています。
マイページのメンテナンスをせずにアクセスもない場合の対応は、無料の時は削除等のルールが事前に必要でしょう。
短い期間にアクセス出来ない事は普通にあるので、何でも削除もまずいです。

マイページの安全利用について、より安全な暗証を考える時期になっています。
利用規約の同意が前提になっていますが、ビジネス的に責任のある側が無保証を全面に押し出すと、ビジネスは成立しません。
現在はどこのログインサイトでも、注意・アラームが表示されます。
URLを確認して下さいというのは、初心者向けですが、その基本さえ逃れる詐欺行為があるという事でしょう。
メールアドレスは使用すれば、盗まれる可能性は生じます。
使用しないでも、乱数でスパム使用される事はあります。
ビジネスでは、メールアドレスの表記は義務です。
回避方法は、簡単に見えない世界です。

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