項目別バックナンバー[4]:ショップ情報:11

季節商品

年末から年始は「クリスマスセール」「年忘れセール」「新年セール」がめじ ろ押しで、ネットショップでも事情はほとんど変わりません。
季節商品には、1:生産がある時期に限られるもの(農作物・水産物等)、2 :商品のライフサイクルが(人為的に)決められているもの(2006年冬 仕様等)、3:カレンダーによるもの>2:もこれの影響を受けていると思 います。(クリスマス・新年・入学・敬老の日等)、4:多くの人には需要 が季節で変わる商品(マリンスポーツ・ウインタースポーツ等)、等があります。
3:はセールで商品と関係ないと思われがちですが、「宝袋」(新年)、「チ ョコレート」(バレンタインデー)、「ツリー飾り」(クリスマス)など急 に多くの種類の商品が出ますので季節商品といってよいでしょう。
如何にネットショップもこれらの商品を宣伝・販売するかがかなり重要になり ます。

ネットショップの商品の宣伝・販売は、通常の通信販売と同じです。 チラシ・カタログ>>メールマガジン テレビショップ・新聞宣伝>>サイト誘因広告(アフィリエイトを含む) 小売り店の飾り>>ホームページの変更
メールマガジンは、スパムにならない様にしなければなりませんが、個々のシ ョップではよほど興味のある人以外には長続きしません。これがモールにな り、懸賞やイベントが出来るようになると効果があります。
検索エンジンを始めてとして、色々な所に広告を載せる方式のひとつがアフィ リエイトで、言ってみれば広告掲載費用を払うようなものです。その一つに バナー広告があります。昔は固定バナーでしたが、最近はアニメーションバ ナーが増え、そして自動変動方式が増えました。後者では、バナーの貼り替 えなしで広告内容を変更出来ます。これは季節商品を扱う時には非常に有効です。
最近は、ブログでショップを作る事も多くなりました。ブログでは背景が複数 の中から選べて簡単に変更できます。季節やイベントに応じた背景を用意し てあれば、非常に簡単に模様替えが可能です。

ショップサイトで「品切れ」表示を多くみかけます。理由のひとつは、短時間 の品切れですが、季節商品の販売時期以外の時に表示する事も多くあります。
例えば、予約を求める時・商品として扱っており季節になれば販売する事の告 示目的・再利用が分かっているので「品切れ」表示の有無のみで再利用を直 ぐに簡単にできるなどが理由です。
季節商品の販売戦略のひとつとして、考える事ができます。ただ、周期的に同 じ商品ではなく、ヴァージョンアップがある製品やファッション製品では、 事前告示として有用な内容でなければ、マイナスイメージもあります。
品切れが多いショップは、イメージ的によいのか悪いのか?、ケースバイケー スでしょう。誰にでも季節商品とわかる場合は、季節はずれの「品切れ」表 示はマイナスにはならなく、積極的に使用した方が有効と考えます。

1年をある季節だけで暮らすショップは、まず存在しないでしょう。
1年の間に、何回か売れる時が存在する物は多くあります。もしなければ、作 るのが、ビジネス・ショップです。
そして、それが困難ならば、異なる季節に対応した季節商品を持つ事がショッ プの戦略となります。例えばアイスクリーム販売を行っている所は、冬に売 れる商品を同時に持ちます。逆の発想で、アイスクリームを冬に売れる環境 を作る事も戦略としてあります。クリスマスケーキをアイスクリームで、バ レンタインのチョコレートをチョコレートアイスクリームでの様な事です。
日本はこの戦略が多い国と言えます。日本古来の風習に、日本では本来は関係 がない事を新しく加えてイベント的にしてゆきます。国民性というか本来の 風習・行事に関係が全く無くなって、ショップと関連製品の為に存在するか のごとくなっています。
季節商品を扱うショップ等では、季節はずれ対策は重要であり、かつ可能な戦 略があると言えます。


プロダクトプレイスメント広告

プロダクトプレイスメント(Product Placement)広告は、本来はテレビ番組や 映画などのコンテンツ自体にさりげなく広告を入れる方法です。
宿泊設備や飲食店は、タイアップとして古くからありますが、具体的な商品を コマーシャルではなく本編にいれてしまいます。
これの効果の有無と、その効果がプラスかどうかが、具体的な手法との兼ね合 いで注目されています。
一説には、コマーシャルの部分をとばして録画する装置の普及が原因との説もあります。
「テレビで紹介されました」のキャッチフレーズで広告宣伝する事は多いです がこの順序を逆にしてしまう手法です。
「ドラマや映画の誰それが来ていた服です、身に付けていたアクセサリーです 。」も同様です。はじめから広告効果を狙っていたならば、順序は逆でも、 同じ手法といえます。
これは探せば、現在でも非常に多いですし、今後は増えると予想します。

プロダクトプレイスメント(Product Placement)広告は、広い意味に解釈する と新聞の全面広告の半分をシンポジウム的な記事にする、スポーツの競技場 の多数の広告・チーム名の企業名・ユニフォーム等の広告・大会主催ロゴの 入ったゼッケン等、電車内広告に携帯電話マナーやシルバーシート案内や禁 煙注意を入れるなど限りなくあります。
広告以外に興味等を引きつけて、同時に広告を見せる手法です。純広告の費用 よりは高価になりますが、費用対効果の問題になります。
当然ながら、適した商品・企業とそうではない場合があります。広告宣伝方法 が拡がったと考えて一番適した方法を選ぶ必要があります。
特に、商品・企業イメージを考えると見る側に意識をさせない方が効果があり ます。ドラマ等のなかの小道具的に使うのはその意味からも有効といえるで しょう。

プロダクトプレイスメント(Product Placement)広告は、広義には無数の広がり があり境界が難しくなります。
ネットの世界でも、該当する物は沢山あります。偽って誘う行為は禁止されて いますが、広告を有効に行う手段は色々行われています。
アフィリエイト広告は典型ですが、ダイレクトにショップにするのは、購入目 的者を対象にします。
何かをテーマにしたサイトに、それに関係した広告(バナー・テキスト等)を 置いて特定の対象者をターゲットにする事は、プロダクトプレイスメント広 告といえるでしょう。
検索エンジンで、キーワードを検索するとそれに対応した広告も同時に表示さ れるのも同様といえます。そもそも検索エンジンやリンク集は、ネットも入 り口ともいえる事から、この主の広告の最大の入り口にもなります。

プロダクトプレイスメント(Product Placement)広告は、ネットでも画像配信が 主流になれば狭い意味でも使われると思います。
現在は、文字情報の中にリンクで参照する部分にアフィリエイト広告としての リンクを使用する事が多くあります。
一番多いのは、本や音楽媒体・画像媒体等へのリンクです。リンク先は多くあ りますので、ダウンロード・紙媒体本を含めて殆どの本・CD・DVDへリンクが 可能です。書評や感想などのサイトで言及する対象の商品へリンクすると、 実質的に狭い意味でのこの種の広告と言ってよいでしょう。
とにかく、ネットの世界では画像・バナー・テキストのいずれかからもリンク が可能ですので、利用しやすい手法だと感じます。

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