項目別バックナンバー[4]:ショップ情報:14

オークション

オークションはモール・ショップとは最初は無関係のイメージがありましたが モールとポータルサイトが結合して、そこにオークション・サイトが作られ る事から密接になりました。
ショップとの違いは、価格を誰が決定するかでしょう。ショップは販売側で、 オークションは購入側です。
また、販売数も異なります。ショップは通常は複数で、オークションは原則は 現品のみです。ただしこれは、決まってはいません。ショップの中でも、在 庫が非常に少ない場合(現品のみも含む)もありますし、アパレル関係では 在庫の補充が出来ない場合もあるようです。一方オークションでも、複数の 商品を保有している場合もあります。最近はオークションのカテゴリーに「 情報」が出来つつあります。これは典型的な非現品でしょう。
そして、オークションのシステムの多様化とショップ・ストアのオークション への参加が多くなり、区別が分かり難くなりました。

オークションは色々と仕組みを作る事が出来ます。
「スタート価格」は基本的には販売希望の最低価格です。ただときたま、バー ゲンセールのように客寄せ的に使用する事もあります。
「希望落札価格」は、スタート価格よりも高く設定しておいてこの価格を超え れば、入札者に販売する義務が生じる設定価格です。通常はスタート価格と 同じですが、戦略的に差をつけることもあります。入札側からは嫌われがちです。
「一撃落札価格」は、この価格以上の入札があれば即座に落札となりその出品 のオークションが終了する価格です。スタート価格と同じであれば、通常の ショップ(フリーマーケット)と同じです。スタート価格よりも高い時は、 販売希望価格で購入する人がおれば決定し、それ以下の時は通常のオークシ ョンになります。落札の可否が不明よりも、少し高くても確実に落札したい 人には歓迎されます。ショップがオークションに参加する時には手数料を考 慮すると落札されやすい仕組みは歓迎しますので、利用を検討する仕組みです。
通販には送料はつきものです。安く落札しても送料・送金手数料が高い場合が あります。低いスタート価格設定での客寄せは、必ずしも必要ではないが送 料等が安くなるなら同時に落札する心理を考慮する時もあります。

オークションに出品すると、出品費用ないしは落札費用が必要です。オークシ ョンシステムの使用費用と言った方が正しいでしょう。
ショップがオークションを利用する傾向は既にのべました。
次の段階として、「ショップ」「ストア」として登録してオークションに参加 するようにシステムが変わってきました。
オークション主催者としては、「ストア」登録・審査を行うと個人(法人)確 認になりトラブル防止・詐欺対策になります。一方、「ストア」登録をした 場合に出品・落札手数料の割引があると一般よりは「ストア」登録が有利に なります。 双方に利点があるので増加傾向にあります。
一般出品者特に初心者に多い「ノークレームでお願いします」という意味不明 の出品メッセージは「ストア」登録者にはありませんし、「ストア」登録を 予定している参加者にもありません。
オークションという値付け方式がかわっても、ショップ・ストアとしての姿勢 ・信頼性がかわらない所にショップのオークション参加の意味があり、入札 者にも利点が発生します。

それならば、通常販売もフリーマーケットもオークションも全て対応しましょ うというショップが増えてきます。
普通のショップが、バーゲンセールやタイムサービス等を行う事と類似と考え れば良いでしょう。
オークションでは、出品者の自己紹介や他の出品品の紹介もあります。これを 利用するとショップ全体の広告として利用できます。まさに、バーゲンセー ルで顧客を集めるのと同じ発想です。
最近、ドロップシップ(直送)の考え方の延長で未購入品やアフィリエイト対 象製品をオークションにかける問題が発生しています。これは基本的には違 法の場合がほとんどです。保有していない物を出品する事は落札者への正常 な取引を保証していないことになります。また、特商法の明記が出来ないま たは正しくない事になります。
詐欺行為として、オークション主催者は注意を呼びかけていますし、取引相手 への評価を公表する事で注意をしています。

オークションのカテゴリーに「情報」が出来てから、ネットビジネスが大挙し てオークションに参入した感があります。
これはオークションの活性化には繋がりますが、同時にトラブル・詐欺の発生 も引きおこします。特にコピー可能なものは管理が困難で管理側も、取引者 もリスクはより大きいです。
この「情報」にも存在しますが、「せどり」があります。これは、オークショ ンやフリーマーケットで商品を安価で購入(仕入れ・せどり)して、より高 価に販売する事で差額を収入とします。手数料を考えると通常のサービス業 ともいえます。
ただ、あまりにも関係者が増加したために、ネット上もそれ以外も含めてフリ ーマーケット・オークションの機能が削がれる事が生じています。不安定な 操作された様な価格相場が出来てしまったり、特定の商品が市場から姿を消 してしまったりします。


ショップメルマガ

ショップが顧客・アフィリエイト者にメールマガジンを送ることは普通になっ ています。
ここでは、ショップ・商品・(顧客名等)の記号を含むURLを挿入する必要があ ります。読者がクリックしたときに膨大な商品等の管理をする為に必要です。
商品をはじめ、全て増減するものばかりですので、はじめにこれに対応できる システム構成が必要です。
その結果、URLは非常に情報を多く含んだ長いものになります。
送信方法や受信ソフト等の環境では、このURLが崩れてしまう場合が以前は多く ありました。現在でも一部残っています。
当然ながら、この対策は最低限必要になります。
単なるホームページ誘因・広告のメルマガと商品紹介のメルマガの大きな違いです。

ショップの製品管理(ホームページ管理)をURLで行うのは普通の考えです。 例えばモールですと、カテゴリー・ショップ名・商品番号や名称などを含む 必要があります。
これにアフィリエイト機能をつけるとその情報も必要です。管理上は必然性が ありますが、通常の電子メール(テキスト)では1行を超す場合がしばしば生じます。
最近の電子メールの受信配信ソフトはURLの折り返しに対応しているのが普通 ですが、メーリングリストやテキスト形式の変換を行う方式などでは、折り 返しでURLが崩れる事があります。 「URLが崩れているときはコピーして、プラウザに貼り付けてください」等の メッセージを見かけます。
無料のフリーメールアドレスのウエブメールの一部やテキスト非対応メーラー では特に注意が必要です。
対策は、配信受信ともに電子メール環境の整備が最大です。 他には、HTML形式でメールを送る方法もあります。URLの長さは表面には出な く出来ますが、ウイルスの危険性の高い時代ですので信頼出来ないHTMLメール は読まない(開かない)人は多いと思います。 短縮URLソフトというのが存在して、上記の長いURLを短く変換する事もでき ます。これの信頼性・寿命・同一性はどの程度かは少なくても無償の物は、 保証されていません。逆に内容が全く見えませんので、危険なURLの可能性も 高いと判断して無視する人もかなりいます。
信頼出来るメールとわかれば対策はありますが、受信側の環境を信頼して無理 に手を加えないのが安心感を与えるかもしれません。

モールに入っているショップがメルマガを配信する方法として、個々のショッ プが行う方法と、モールを通して行う方法があります。
前者は、通常のメルマガと類似しています。
後者は、読者情報をモールが一元管理して、配信はモールを通して行います。 アフィリエイトやポイント制が絡む場合は、全部又は一部のメルマガは配信 を止める事はできません。 勿論、各々のサービス自体から脱退する場合は別です。
これと類似した事がコミュニテイ形式で行う事がかなりあります。ただ統合廃 止・改名が多く個人情報の管理が出来ているか疑問の場合があります。ポイ ントやくじや抽選などを実施していますが、最悪はスパムメールの元になる 危険性もありますので、参加時には内容を把握しておく必要があります。

最近はショップが入るモールが多数になりました。そしてその多くは、コミュ ニテイやアフィリエイトや検索エンジン等の多機能です。
非ネットで多くの店舗・支店を持つように、ネットショップも多くのモールに 参加しています。
モールでは、色々なメルマガを配信していますがショップ関連も多いです。ま たアフィリエイト関連も有ります。
また、アフィリエイト専門の所もあります。同様にモール専門もあります。
従って、ネットショップの維持には通常は多くの人材やサポートが必要になります。
ネットの世界に進出したが、対応能力・キャパがなくて撤退する例や一部に特 化して集中するケースも多くあります。
各ショップは専用メルマガの読者が多数いる事が理想ですが、現実はモールが 配信するメルマガやアフィリエイトメルマガに広告をだす事が必要になりま す。どのショップでもネット世界進出が可能とはゆかないようです。
一部は、汎用ビジネスメルマガに有償広告を出す事もあるようです。

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