項目別バックナンバー[4]:ショップ情報:32

オリジナルサイト

ネットショップ・モールも、検索エンジンの上位表示の影響はあります。
まずは、集客からですから当然です。
ただし、検索エンジンのコンテンツ優先、オリジナル優先、コピーコンテンツの低い評価はショップでは厄介です。
多くのショップは、商品やその紹介は類似・コピーという性質があるからです。
同じ商品を、オリジナルの内容で紹介して販売は、ショップの性格に合わないのです。
同じ商品が、異なる内容で紹介されると購入者は逆に困るのです。
ショップのオリジナル性は、難しい問題です。

人間の慣れやそれから来る操作性からは、ショップは類似機能が使い易いです。
ただ、個性をなくしたショップは、商品に個性があってもそれを訴える事が、弱いです。
複数の商品を扱うショップは多いですが、汎用商品とオリジナル性が高い商品に分かれます。
全てオリジナルの時は、特徴は出しやすいが、顧客の作業性までオリジナルにする事は疑問です。
従って、汎用部とオリジナル部の分離という方向になります。
その分離方法と、ショップ部以外を設けるかどうかが課題になります。

集客の為に、サイトを増やす事は誰しも考えます。
通常の店舗では、同じものを色々な地域に作る事は普通です。
ただし、物理空間のないネットの世界では、サイトの単純増加は通常は、好ましくありません。
同じか、類似サイトの存在意義はなく(容量対策はありますが)、コピーサイトとして検索エンジンに認識される可能性が高いです。
店舗拡張は、通常の店舗とネットでは全く異なります。
サーバーがダウンする事はあるが、独自ドメインとアップするデータがあれば復旧する方法は、色々とあります。
レンタル買い物籠等は、問題になるかもしれません。

現在、多くのポータルサイト・モール・ショップで使用されているサイトデザインは、階層構造です。
トップページは個性的にかつオリジナルに作る。
第2階層からが、個々に変わります。
ここで機能性を優先させる所が多いです、オリジナル性よりもです。
そこは、第3階層以下は機能のみで、オリジナル性はもう考えません。
オリジナル性を、どの階層まで持たせるのか、機能性をどこの階層から持たせるかの選択になります。
サイトの規模や、拡張性を考えると第2か3層位から、機能性優先になるでしょう。
それ位が、訪問者・利用者には優しいですし、検索エンジン的にも無難でしょう。

ポータルサイト・モール・ショップで、サイトや商品・コンテンツの感想や、評価を掲載する・・特に第三者が記載したもの・・事が増えています。
無料で書き込むシステムがはじめですが、ネットライター方式で有料でばらばらの人に依頼できる広告作成サイトが出来ています。
掲載は選んで行えるし、リライトも出来る。そして、色々な人が現実に書いたコンテンツだから、似ていても独自性はあります。
これらを集めると、オリジナルにはなります。

一時、他のサイト情報を入手してリライトする機械増殖が使われた事もありますが、それは昔の事で意味の無いことです。
ツイッターや動画を設置する事も行われていますが、オリジナルかどうかは疑問です。
存在自体の問題の有無は不明です。
ショップ等では、新製品の継続的な販売や、同じ商品でも使い方のアイデアや利用者の感想やクレーム対応を掲載する事は、考慮する内容です。
これらは、結果的に機械的でないコンテンツの自動的な追加とも言えます。
詳細の内容によっては、オリジナルともなりえます。


送料無料

通信販売には、送金・支払いと送品・送料が必要です。
それぞれが、壁となっています。
送料の場合は、普通郵便というユニバーサルサービスの範囲外の事が普通です。
従って、正確に輸送先地域で異なる費用となります。
多く見かけるのが、送品の着地域と重量と送料の、リストの掲載です。
商品がどれにあたるかで、顧客が事前に知る事が出来ます。
ただし、複数の商品の場合では一括送品と分離送品で異なります。
それは、納期に影響する場合もあります。
一般的には、送品量が多いほど送料の比率は下がる事です。
また、購入金額が高い程、購入金額に対する送料の比率が下がります。
離島・海外等の特殊地域や、保険の問題等を除くと購入条件によれば、送料の発送側持ち=送料無料という考えが生じて来ます。

ネットショップは商品価格が一定ではありません。
街のデスカウントショップでも、似た事は起きています。
ネットでは、比較が簡単に出来てしまいます。
これに加えて、ポイント制とか複数商品購入割引とか、色々な事が混ざって何が価格的に安価なのかわかりにくい面はあります。
送料の割引・無料というのは、シンプルで判り易い内容です。
実際は、送料だけではトータル価格は判らないのですが、目に見えるサービスとして有効なサービスと言えます。
判りやすさは、広い範囲の利用者に有効にはたらきます。

通販では、複数商品の同時発送が普通の時がありました。
送品・送料共に有利な時期です。
通販が、拡がると在庫倉庫を全国に複数持つ方向にかわります。
在庫管理上は、どこかで一括に行えます。
また、東日本大震災以降で一部の流通が乱れました。
今も地域によっては、乱れが残っていると予想します。
これを掛け合わすと、複数商品の一括同時発送が難しい条件になる事が生じる事が判ります。
商品を一カ所に集める事が不利になる場合が生じます。
一括発送が、納期的に一番遅いものに合わす事になり、通販の欠点がまともに現れるでしょう。
デフォルトを分割発送にして、状況に応じて一括か分割かを決める方式が、増えています。
分割状況にかかわらず、一括注文時に条件を満たせば、多くは送料無料となり  ます。

類似例で、送料が一定という所もあります。
アマゾンです。
ただし、商品価格+送料が、デフォルト送料よりも安い場合は複雑です。
同様に、複数商品の同時購入も実費送料が超過します。
対応は、個別の販売者で異なります。
モールで、参加ショップ全てが送料一定は、ショップとして選択出来なければ好ましくない場合も多い様です。
モールで、送料無料も、全ショップ共通は難しいです。
ショップまたは、商品別に設定するものでしょう。
ただし、利用者に判り易い事が最善でしょう。

通常の商品では、包装方法に特別な場合は費用が発生する事もあります。
通販でもそれは、同様です。
それに加えて、送品用の梱包が必要です。
実は、送料は「送料+梱包料(手数料含む)」なのです。
ただし、通販初期から梱包料(手数料含む)を特別に取る事は希でした。
ただし、送料無料には全ての費用が無料の意味が強くなります。
一般社会では、簡易包装の動きもありますが、通販では限度があります。

現状で、送料無料が普通になっている商品は、送料・梱包関係の費用が商品の価格に対して比率が低い物です。
単純に割り引き比率が低い商品と言って良いでしょう。
そして、それらはまた2分化して、補償無し・事故補償付きになります。
安売りとか、臨時サービスの段階を超えて、商品事に定着して来ています。
補償無しも、一品物や納期や詐欺を防ぐ為の事前説明があり、一般の定期的な利用者ならば、一応は相談してみる事をお薦めします。
ショップまたは、モールが対応する場合もあります。
事故にも色々種類があるし、原因もあります。
全てを、無料補償対象には出来ないと捕らえるべきでしょう。


コンテンツショップ

ショップは、商品が並ぶ所には違いがありません。
しかし、同時に商品関係の多様なコンテンツを揃える方向性が見えて来ました。
単なる商品説明は、既にあたりまえで、もっと深い情報が必要になって来ています。
利用者評価・コメントは普通であるし、そもそもそれの信頼性に疑問を持つ利用者も多いです。
商品情報では無かったり、クレームだったり一部のマニアだったりします。
それは、多くの利用者には不要です。
何が利用者に必要とされるコンテンツか?、その試行錯誤がはじまっています。

商品が同じであればどこで購入するか?>価格の安い所。
価格も同じであればどこで購入するか?>サービスの良い所。
サービスの良さは何で判断するのか?>特に通販・ネットショップでは?。
そこで、ショップのコンテンツに注目が行きます。
商品知識がありそう。
クレーム対策がよさそう。
アフターサービスがよさそう。
ウエブサイトの内容や、問い合わせの回答が重要になると思います。
ネットショップサイトの、コンテンツです。

ネットショップサイトの、コンテンツの重要性は理解出来た。
しかし、どのように作るのかが判らない。
デザインは苦手、利用者の声をどうやって作るのか?等の現実の疑問が出てきます。
要求があれば、対応先はあります。
機能を含めた、ウエブサイト制作会社・制作者は多数存在しますし、買い物籠等の部品も容易に入手可能です。
写真・イラスト等の専門家もいます。
文章は、自然に文体等を変えるのは限界がありそうです。
しかし、コンテンツライターというものが存在します。
内容に制約をいれて、ライター等の登録サイトに依頼すると、該当するものが集まります。
条件に合う物にポイントを与え、そのなかからウエブサイト制作者等が利用するものを選びます。
わざと固有名詞を省く制約で依頼して、一部をリライトする事も可能です。
意外に有用です。

情報発信場所が、急激に増えてそして中心が変化しています。
ネットショップサイトの、コンテンツが揃うと次は集客や宣伝です。
昔は、ウエブサイトと検索エンジンとが相手でした。
そこに、携帯電話サイトが加わりました。
また、ブログ系が加わりました。検索エンジンの価値判断が対応出来ていない間は有効と言われていました。
今は、特別ではありません。
そして、ツィッターやSNSや動画サイトが拡がり、各種との連携機能が増えています。
集客と、訪問者の滞在時間と再訪とがコンテンツショップの目標であり、コンテンツはダイレクトな広告よりも有効に利用出来る可能性があります。

ショップのコンテンツには、大きく2種類あります。
ひとつは、商標・製品名を含むコンテンツです。
類似製品が無い場合は希です、通常は比較するものがあります。
その中で、あくまでも客観的に見える様に有利な選択になる事を示す目的を持つコンテンツです。
もう一つは、商標・製品名を含まない一般名詞の商品紹介です。
ひたすら、情報を提供している形で作られたコンテンツです。
勿論、一般情報が商標・製品名を含むコンテンツに結びつけられる必要があります。
その方法が、難しくかつコンテンツショップの差になります。

コンテンツショップも今現在は、パソコン向けと携帯電話向け・スマートフォーン向けとが要求されています。
片方のみに対応という戦略もあれば、対応内容が携帯電話向け・スマートフォーン向けは情報量からシンプルな対応をのみ行うという形も多いです。
ただ、後者とくにスマートフォーン向けは流動的です。
その性格から、別に運営するのか、同一サイトでアクセス機器で異なるページに振り分けるのか?。
コンテンツ量の差は、カバーする方法があるのか?。
わずかな時間の経過で、状況が一変する可能性があるのではないか?。
非常に対応が難しい時期です。

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