項目別バックナンバー[4]:ショップ情報:25

モール支店

ショッピング・モールや情報商材ASPは多数あります。
それぞれ、参加するショップ・個人・事業家は多数存在します。
ただ、その内容を見ると実にその多くが複数のモールや情報商材ASPに重複参加している事が分かります。
その参加の仕方は、戦略的に色々あります。
参加費用は必要ですが、商材的に分けて、複数ショップ等で参加している場合もかなり見かけます。
ネット活動は、個々の戦略ですが、ネット外事業の一部だったり、ネット事業 部門を作ったり、モール等ごとに支店を作ったりその対応は多岐です。

ショッピング・モールの多くは、アフリエイトを導入しています。
その成果には、指定比率の成果費用を支払います。
モールは参加料金や、アクセス数が異なります。広告が多く必要な場合もそう でない場合も存在します。広告が必要な場合は、アフリエイト成果費用(価格比率)を増やす必要があります。
各ショップは、総合的に判断してどの様にショップやモール加入を運営するの か決める必要があります。
複数の形態や、モールに加盟するショップが多いことから試行錯誤の状態では ないかと推察します。わからなければ色々な所に参加する事は一つの選択になります。

モールは参加料金や、システム使用料金や技術料を必要とします。
それでも、個別ショップが参加するほどの意味があるのでしょう。
モールや類似のシステムは、ネットビジネスモデルとしては、原理的には一番有利な存在でしょう。
ただし、競合で勝って成果があり、参加ショップや販売者が相互作用で多く参加した場合です。
ネットビジネスは、突然に類似のシステムが多数現れ、そして淘汰される事が繰り返されます。
参加ショップや販売者は、可能な範囲でそれぞれに参加して、どこかで見切りを行うでしょう。

モール支店というと、そのままの名称を予想しますが、社名というかショップ 名を変える場合が多くあります。
従って、個人利用者が感じる以上に狭い市場かもしれません。
理由としては、なんでも販売するショップよりも製品種類別に運営した方が有利な事が多いからです。
一つは、アフリィエイトの報酬比率を製品種類別に設定できる事、次にアクセ スしたウエブサイトが製作しやすい事、そして利用者・アフリィエイト者へ のメールマガジンが製品種類に特化できる事があります。
広義のオプトインが期待できる事です。

モール支店とは異なるイメージですが、オークション支店というべきものがあ  ります。
現実にネットオークションに「ショップ登録制」があり、その利用が増えてゆ くと内容はショップのモール支店と同じです。
オークションの機能に「一撃」があります。これに設定しておくと、価格を付 けて通常のショップに商品を並べておくのと同じ事になります。
オークションでは、制限時間が存在するという事の違いだけになります。
オークションの他に、フリーマーケットにも出店する事があります。
オークション・フリーマーケット=ユースド品・中古品というイメージは、過去の事になっています。
通常のモール・ショップでも、中古・リサイクル品販売が行われていますから棲み分けがないというだけです。

携帯電話用のショップサイトも増えていますが、それへの対応はパソコンよりもまだ未整備状態です。
複数のキャリアへの対応・携帯電話特有のリンク集への登録・小さな画面や機 能での運用など制限は多いです。
逆に、携帯電話のみの使用者の利用が見込めるので新しい市場として見る事ができます。
モールでも、対応方法は統一ではなく、パソコンと携帯電話との共用対応であ ったり、個々の別対応であったり、別モールを設置しての対応であったりします。
個々のショップは、それぞれに合わせた対応が必要ですが、携帯電話は非対応 のショップはまだ多くあります。


デイ・サービス

新聞の毎日の配達と同様のサービスは、昔からありますがネットショップ・モ ールでも同様のサービスが増えています。
有料メールマガジンもその一つですが、発達した宅配便を利用した色々な、定 期発送サービスが増えています。
必ずしも、毎日行うものだけではないですが、定期的に配達するものは同様に扱ってよいでしょう。
どのような商品に、デイ・サービス(定期送付:以下略)が向いているのか、 或いはデイ・サービスの戦略的な優位差はなにかを考えてゆきます。
なぜならば、生ものをクール便で定期的に配達するだけではなく、他の用途にも広がっているからです。

自動引き落とし・振り込みの利用、定期購読・購入の利用は、忙しい人・忘れ やすい人を始め利用価値は多いです。
当初は(今もありますが)、割引サービスが付属する事で利用を促していました。
年齢層によっては今も、現金取引が中心ですが、次第に変わって来ています。
別に自動引き落としが好きではないが、忘れて遅延金を取られる事は困る、や 定期的に購入・利用するが、忘れて抜けが発生するのは困るという人は、存在します。
最近は。代引きという宅配便のサービスが登場しているので、現金取引主義の 人でも利用するハードルは下がっています。

デイ・サービスは、本来は需要・供給者の双方にメリットがある筈です。
供給者はサービスが独占的か、一般商品かで戦略が大きく変わります。利用者 が選ぶサービスか、利用の可否は選択しても供給者は選択できないサービスかが有ります。
どちらも、利用を促す何かのメリットを利用者に感じさせる必要があります。
加えて、サービスの提供者が複数存在する時は、利用者獲得の競争も生じます。 この場合は、利用者も注意深い選択が必要です。
時には、中途でサービスが途切れるトラブルがかなりあります。
コストや、実商品受け取り等は判断出来ても、継続性や継続的なサービスの維 持(他との比較を含む)等の比較は非常に困難です。

デイ・サービスとして、一時は多数作られて現在はそこそこのレベルで推移し ている物に、有料情報メールマガジンがあります。
広告収入に頼る無料メールマガジンとは異なり、内容は高度なものが要求されます。
インターネット初期普及期に、急増しましたが内容が伴わないものが多く、採 算性もあり多くは廃刊されました。
現在は新聞・テレビ等のメディアは存在しており、ポータルサイトはそれらの ネット配信を掲載しています。
速報性からは、インターネットの普及によっては、紙媒体からネット媒体に大 きく変化するポテンシャルは絶えず秘めています。

デイ・サービスとしての電子メール等を除けば、現在は宅配便サービスの利用 が大きな比重をしめます。
国内トラック便と海外航空便がメインです。
その他の運送方法も利用しますが、配送時間の面で大きな制限が発生します。
これらは、JRや郵便の民営化との絡みは大きいですが、ここでは省きます。
ただ、輸送インフラである道路網・高速道路網・航空路網・空港網とは切れない関連があります。
同時に自然災害や人為的災害等で障害が生じた時のリスクも考慮が必要です。
そして、問題なのは受け取る側が存在するのか・・もあります。(到着時に)


広告ブログ

ポータルサイトを中心とした、無料サーバレンタル・ブログレンタルは多数見られます。
ネットを始める人が最初に使用するのは、インターネット接続契約会社の提供するサーバやブログです。
次に、無料サーバレンタル・ブログレンタルを利用する事が多いようです。
無料には、いつも広告が付きものです。
公開する時の、ウエブサイトには広告が付加されて表示されます。
特にブログはその構造から、広告がコンテンツよりも多い事が普通です。
その様な状態のブログを何に使用するのでしょうか。

ブログは更新が容易で、それを通知する機能も持っています。
従って、アクセスを集めやすい構造です。
容易=悪用は、ネット世界の流れです。しかし、一般の正規の利用の中に、広 告効果を求めるのが、無料ブログの目的です。
そこでは、サイドバーに広告を貼る事を前提にしています。
これがいやならば、広告なしの有料版もあります。
それに加えて、メインコンテンツ部に、ポータルサイトの広告を書き込みやす いシステムを作ってゆく傾向が見られます。容易に、かつ、ついでにが可能なレベルでです。
もともとは、利用者が自由に使用するものが、いつかはポータルサイトの広告 を優先的に掲載するブログに変わっています。その比率が増加する仕組みは無料ブログの狙いです。

ブログの管理ページに、「今が旬のキーワード」「このテーマで書いてみませ んか」「この広告は簡単操作でコンテンツに出来ます」等が急増しています。
自由日記のサイドバーに広告を貼るだけでは不満足で、メインコンテンツにま で、無料広告ブログサイトの意向が現れています。
たまにしか書かない人も、話題がない人も、上記でテーマを見つけて多くは、 内容のない(具体的には個性のない・似た内容の)記述を行い更新します。
同じサーバー・ドメインからの類似キーワードのコンテンツの更新は、無料ブ ログサイトとしては、メリットの方があるでしょう。
利用者個人は、個別に異なるでしょうが・・・。

ブログの管理者から、アクセス情報が送られて来る事は珍しくありません。
中には、ブログ記入のための参考情報をメールで送ってくる場合もあります。
そして、種々のアフィリエイト等の広告のメインコンテンツへの掲載を促す事も増えています。
サービスから、明確な広告サイトへの変身を隠さなくなっています。
そこから、生じたのが「オフィシャルサイト」です。
特に集客力のあるブログを、公式にサポートする仕組みです。 各サイト・ブログ系で、「オフィシャルサイト」のコンテンツの取り合い状況になって来ています。
実際にコメント数をみると、驚きます。その集客力は高いです。

ブログの広告収入による運営は、いつか頭打ちになる可能性が高いと思います。
コピーはそれ以上ではなく、広告も同様だからです。
従って、ブログの集合によるドメインやポータルサイトの力・集客力に注目が変わると思います。
ブログの性格として、内容が一定したものは必ずしも多くない筈です。
もし日記ならば、テーマはまちまちです。
コンテンツ・マッチング広告でさえ内容を反映しない事になり、集客しても意味のある広告は実質ない状態となりそうです。

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