項目別バックナンバー[4]:ショップ情報:16

携帯電話用ショップ

ブロードバンドと定額制(常時接続)による、通信費用の低下がネットビジネ ス・ネットショップが広まった要因のひとつです。
携帯電話の普及は急激で、機能の向上と共に携帯電話用サイトや一部はパソコ ン用サイトへのアクセスが出来ます。
サービスの変化で、通信費用が低くなれば携帯電話用サイトへのアクセスも増 えます。そしてビジネスとショップも同様です。(通信費用が高くても利用 するサービスから発展することもパソコンの場合と同様です)
現状では、携帯電話用のサイトはパソコン用のサイトとは異なります。表示や 機能に制限があるので、作成言語的には部分集合といえます。
掲示板・検索・リンク等も続々と作られています。
そして、ショップも同様です。それらは、携帯電話からのアクセスに対してそ の機能から、表示・操作が容易である必要があります。

携帯電話用のホームページは、日本だけでもキャリア(配信会社の方式)が3 つあり、個別対応・共用などやや複雑です。
ただし、インターネットでも表示プラウザの完全互換がないので、読めないサ イトはあります。個人レベルでは、IEの事実上の寡占状態のため目だたない だけです。
大きなサイトでは、複数のプラウザ用が用意されている所もあります。
共用があるならば、それが一番としたいですが、実質は機能が一番少なくした ものといってよいですから、判断は微妙です。
携帯電話用のホームページは、インターネット以上に進化・変動が激しいので 近い将来の動向さえも予想が難しいです。
どうしても目立つものにしたいのが、ショップ等の願いですが機能を多く使用 する程に変化に対応しにくくなります。なりよりも表示時間がかかり通信費 用がかかると利用されにくくなります。

携帯電話用のパケット通信の費用の月極め固定化の動きがあります。
そして、それのあとには急激なアクセスの増加が期待されます。
インターネットがADSL等の固定費用のブロードバンドで急激に拡がったように 携帯電話用のホームページ・ショップも通信費用の固定化から実質始まると 思えます。
目的の物を直接に探すだけでは、市場は広がりません。モール・ショップ内を ネットサーフィンしながら見て廻る事が市場拡大に繋がります。それには、 通信費用が従量制では期待できません。

アフィリエイトで、「A8」「楽天」が携帯電話用対応をはじめました。既に 携帯電話専用アフィリエイトがありますがコンテンツ規模と参加者数からは 一段階進んだと感じます。
ただ方法は全く異なります。 「A8」は、別グループを作って専門ではじめています。ただ、パソコンでの 参加者の移行を簡単にしており、シームレスな参加を可能にしています。 「楽天」は、当初はパソコン用と携帯電話用の別のタグを生成使用させてい ましたが、共用に変更させました。
「楽天」方法の利点は、ブログのようにパソコンと携帯電話(モブログ)の双 方からアクセスできる場合や、将来的に携帯電話でパソコン用のホームペー ジを見れるようになる(現在も一部可能)時に対応済みになる事です。 欠点は、2種類のタグを1つにして片方を表示させる仕組みですのでタグも 長く、表示も重くなる傾向があることです。携帯電話の通信料金的にはやや 現在はマイナス面があります。

ネットでの情報の安全性は、継続的に確保に努められてきました。それでもし ばしば情報の流出問題は発生しています。
携帯電話通信での、情報の安全性についてはこれから問題となってくると思います。
ショップでも取引では、金銭の精算方法が重要です。これの為に複数の方法が 生まれ、併用する形で発展してきました。
携帯電話通信でも、情報の安全性の確保と決済方法の具体化が揃って、容易に 通販が広まります。
通信費用と合わせて、通信側の問題が急激に拡がる前のネックになっていると 感じます。


情報商材専用ショップ

一般のネットショップ・モールでも「情報商材」が扱われるようになりました がかなり異質で特殊なものです。
情報商材を一般のモールで扱うと、もともとがグレーゾーン商材が多く、販売 側もそれらの手段を使用しがちです。
モール等には、統一のルールがありメールマガジンの配信やアンケートや個人 情報の扱いなどに規制があります。ところが、情報商材販売者はこれを無視 してほとんどスパム的手段で個人情報を使用します。当然にクレームが増え モールの規制もあります。
情報商材の販売には、特別なシステムが必要です。価格変更が多い・販売期間 が気まぐれのものがかなりある。情報という性格上で、商材の詳しい説明が 出来ない等です。
したがって、売れ行き情報・制約数・制約率などの色々な情報を替わりの目安 として提示できるシステムの構築が必要です。
これらを持った専門ショップ・モールが複数登場しています。

商品の流れからは決済システム機能が中心ですので、一般の商品の通販モール よりも作りやすいとはいえます。しかし、多くの場合サーバの能力不足で最 初にトラブルが生じていますので、十分な準備が行われていない結果が出ています。
手数料ビジネスで、類似サービスが作りやすいとすれば複数の競合状態が直ぐ に出来たのも必然といえます。
商材は一部は紙ベース・CD-ROMですが、ほとんどがダウンロード販売・メール マガジン購読ですので、如何にもネット育ちと感じます。
ただ、商品品質は「情報」という関係で玉石混在になります。また価格も絶え ず変動します。
品質・価格不安定で製品として成り立つのか?疑問の人も多いと思います。現 実に特殊な分野です。情報とは何か、有用性は個人差が大きい事を認識して いる人のみが参入出来るでしょう。

情報商材にもいくつか種類が存在します。
違法性の有無は省きます。
ロングテール情報系:ネットならではの少数人数が対象の情報
ソフト系商材系:これもロングテール的性質がありますが、ソフトウエア・テ ンプレート・アドインソフトの販売です。使用説明もネットダウンロードが多いです。
ノウハウ系:拡がれば寿命がなくなるレア情報です。しばしば悪用される危険 性が指摘されます。法的な課題がありますが、たぶん永久に追いつけないと予想します。
情報の性質として、寿命の短さとブラックボックス性と、悪用性があります。
そして、これらは情報の品質が非常にバラバラである事を示しています。
商材の多くが寿命が短いという性質は、情報商材専用ショップの寿命に影響を 与える可能性が大きい予測が出来ます。
まだ、広まって時間の経たない分野ですが、既に急激な衰退を予想する意見もあります。

情報商材のブラック面が強調されますが、当然ながらプラス面もあります。
バラバラだった技術が結合する可能性です。
これは、いわゆる「WEB2.0」「WEB3.0」などと勝手に読んでいるネットの世界 の変化に対応する為に必要な事です。
総合力としての変化対応力は、多くの情報・技術・ノウハウなどが集まっては じめて可能になります。
しかし、本来はなかなかひとつにあつまらない傾向があります。
ところが、情報商材ショップが生まれて、そこで有益からゴミ的なものが扱わ れるうちに自然淘汰で有益なものか新しい可能性を秘めたものが生き残るの が通常予想され、期待されます。
それはなにだろうかと考えると、単独の商材や技術や短寿命の情報ではないといえます。
新しいものとは何か?。総合性?、オープン性?、高度ノウハウ性?。
未来はまだ見えませんが、情報商材ショップが始まりとなり別の何かが生まれ る事が期待されます。

情報商材の表への露出は、かなり大きな変化をネット世界に起こしています。
過去にノウハウ的だったグレーゾーンが、情報商材として表の世界に出てきて います。ネットの急激な変化は、グレーゾーンノウハウと呼ばれているもの が絶えず生じる世界ですので、過去のものは販売してしまう考えかと推察します。
同時にネットビジネスと呼ばれる世界での有名人が一部からかなりの範囲の人 に知られるようになりました。
一斉に情報商材が表にでたので、個々の比較が可能になり、詐欺的な内容のな いものやスパム行為が伴うものが、かなり多くの人に認識されるようになりました。
受け皿が出来たために、それ以前は存在しなかった内容の情報商材があらわれ 分野が広くなりました。同時に、ノウハウではない商品(多くはロングテー ル)も含まれる事になりました。優れたものでも、需要や販路がないと販売 される事はありませんが、それが可能になりました。
ただ情報の性格上、いわゆるセールスレター(メルマガ・ホームページ)の紹 介のみで判断するのは以前として難しい事にはかわりありません。
ロングテール商品は、需要の個人差が大きい事も理由にあります。

最後に、情報商材専用ショップの派生ビジネスについて取り上げます。ネット では、なにかが生まれるとそれを対象にしたビジネスが登場します。それは ショップとは限りませんが、関連情報としてここで取り上げます。
情報の性格は、広まると価値が下がる事があります。また、ロングテールであ り単価の標準がない事があります。また、価値の検証が簡単でない事があり ます。そして、価値が実際に購入しないと分からない事があります。また、 再販権(購入者が販売可能)や再配布権(購入者が配布のみ可能・販売は不 可)の設定の有無の問題があります。
これらは、需要者の不満や利用を促します。
情報価値は、販売数の限定が購入者には期待されます。特にサポート付きの場 合に発生します。ただし、ブラックボックスではあります。また小さな変更 での再販売・ショップの変更販売という疑問の販売もあります。
単価は非常に複雑です。多くは安価でスタートして、知名度があがるとどんど ん値上げを行います。値上げ前が一番売れると、販売者は口を揃えて言います。
価値の検証が難しい・出来ない事から、レビューサイト・コミュニティ・メー ルマガジン等が生まれています。その信頼性の検証はまだまだと言えますの で存在価値はまだ不明です。
再販権の存在から、ドロップシップ風の専門ショップが生まれます。また、再 配布権の存在から別の情報商材の特典(おまけ)や無料配布(例えばメール マガジン購読が条件)などが登場しています。

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