項目別バックナンバー[4]:ショップ情報:23

オークション

オークションとショップは繋がりのあるものですが、ネットオークションが狭 い利用者から始まった時は、一時ショップは繋がりが切れました。
オークションの多くが、骨董・古物などで売り手が価格を決めるのではなく、 購入側が価格を決めます。
これは、小売り的な位置の骨董・古物商の姿と合わない部分があります。
いわゆるプロとアマの関係です。
しかし、ネットビジネス、ネットショップが例えば無店舗等で、アマチュアが 参入しやすい分野であると分かると、事情は大きく変わりました。
価格を決められないアマでも、オークションを利用するとネットショップが可能になるのです。

オークションでのショップ登録とは不思議です。
そして、新品が出品される事も同様です。そこでは、広い意味のフリーマーケ ットととらえるべきでしょう。
逆に、モール内に中古専門ショップも多く含まれています。
オークションでありながら、設定価格での即決を行う所も多いです。これでは 価格のせりはありません。
結局は、どの場所が集客が多いかの問題でしょう。
当然ですが、オークションをひとつのネット支店としている所もあります。
ネットの色々な所に、ショップを開く>そのひとつがオークションという事になります。
オークション参加者も、対応を変える必要があります。せりがないですから。

アマゾンのように新品・旧品を含め、かつロングテール品もあつかうビジネス と、フリーマーケット・オークションとの区別は購入者からは差は少ないでしょう。
逆に出品する側は、個人であれ・ショップ登録であれ基本は出品可能であり差はあります。
その面からは、小規模ショップ・個人の集まりがオークションといえるでしょう。
オークションは即決落札も可能ですが、入札が普通です。その結果はアンテナ ショップ的な情報収集にも使えます。ある程度の規模があってもオークショ ンを利用するメリットはあるでしょう。

オークションは殆どが商品と費用が行き交うショップと同じ形態です。
無店舗ショップの増加よりも、もっと規模の小さい個人レベルの取引が中心になります。
ショップのオークションの参加は、個人よりはプロの取引になる事が期待されます。
しかしネットショップでは普通になった買い物籠システムが使用出来ずに、個 々の商品単位で落札します。複数商品を落札する時は送料や送金手数料を、 考慮して一括取引が有利です。これがオークションでは出品が多いショップ では取り扱いの障害になるようです。いわゆる終了期間待ちの取り置きが急 増します。この管理がかなり厄介です。
ショップのオークション参加では、一撃落札設定が増えています。競りの要素 よりも商品管理の手間を省く考えと思います。


商品名称

商品名称とは曖昧ですが、いわゆるコピー(コピーライト)のつもりです。
コピーとすると、複写の意味もあるので無理に避けています。
必ずしもネットショップに限りませんが、商品名のみをシンプルに掲載する事 は少なくなりました。キャッチコピーや商品説明を商品名欄に記入する事が 普通になりました。
そしてその内容も多様化しています。
うっかりすると、同じ商品を異なるショップで販売している事になかなか気づ かない事もあります。
一部情報商材には、このコピーの付け方をノウハウと言っているものもあるようです。

商品名やコピーを変えて、顧客を誤解させたり、顧客に商品を目だちさせる行 為は販売戦略ですが、顧客は非常に迷惑です。
同一商品を異なるものと偽る行為は詐欺行為ですが、顧客が僅かでも誤解して 立ち止まる(ネットではどのようにいうのでしょうか)程度ならば不当表示 とも言いにくいです。
特に商品名は変えずに、コピーを工夫して目立たせる行為は常識的になっています。
ただ問題は多いです。
・意識的かどうかは不明の間違いか誤解しやすい物が多い。
・期間や季節を含むと細かいメンテナンスが必要。
・商品検索時に、無関係な結果が表示されやすい。
・コピー等の制作者でパターン化されて逆効果になる。

商品名やコピーを変えた時の問題点が発生します。
実物でない。写真か文字説明が中心のネットショップでは、コピーは目立つだ けでなく、正確さも要求されます。
例えば、ショップやモールで商品検索を行うと、想定外の商品がひっかかって 目的の商品が探しにくいという弊害が起きています。
コピーの性格は、イメージやたとえが増えますので、その中の言葉を拾ってし まいます。これはショップにとって良いことでしょうか?。
少なくても利用者は、がっかりしますし特定のモール等で起きれば、顧客が他 に移動する可能性があります。

情報商材ビジネスが存在して、オークション・ショップ・ドロップショップ等 のノウハウが販売されています。
せどりや古物商の進めならば問題はないのですが、派手なコピーを付ける・目 立つ商品紹介をする・クレームフリー書き込み等の手段を行う等の、邪魔や あらかじめトラブルが起きる事の対策をノウハウとして情報商材として販売 している事もあります。
これが問題なのは、経験者は直ぐに分かるでしょう。邪魔なだけで効果がない ・虚偽出品になりかねない・検索やアラーム設定にひっかからない・初心者 への脅し以外の効果がない等。
ネットショップでは、販売サイトでは避けていますが、コピー自体はややエス カレート気味もありますが、まだ少数派です。バーゲンセールスの告知は多いです。

同じ商品が異なる商品に間違いそうな名称になっている経験はありませんか。
商品には、商品名が明確な事が必要な場合が主です。
しかし現在はコピー商品が多く存在します。これらは、当然に異なる商品名で すが、商品説明・コピー(商品名称)では紛らわしい内容にする事は可能です。
この状態で顧客が商品検索をすれば、ずばりの商品名でない場合は検索に掛か る事が多くなります。
従って、類似商品や紛らわしい商品の増加と共に、紛らわしい商品名称が増加します。


カスタマイズ

カスタマイズとオプションとは、意味は異なりますがショップ側から見ればセット販売です。
そして、購入者からは個人で組み合わせを選ぶ事になります。
カスタマイズは、部品を追加するか種類を選ぶ事で商品の機能を選ぶ作業です。 電子機器・自動車などの多くの部品で出来ている商品で行われます。
ネットショップでは、電子機器が中心です。
パソコン関係では、非常に普及しています。単に加える選択ではなく、標準仕 様の個々を変える事が出来ます。

カスタマイズという場合は、イメージは注文生産です。
注文の組み合わせを全て準備しておく方法もありますが、あまり選択肢を広げ られないので異なるイメージです。
注文生産と言っても、受注後に材料等を発注する事はせず、部品・半製品を在 庫として保有しており、注文の内容で最終組み立てや設定を行う方法がカス タマイズという言葉にあいます。
これの実現には、受注システム(価格・製造先への連絡)と生産システムが構 築されている必要があります。
受注システムは、パソコンのカスタマイズ注文を経験した人には体験済みでし ょう。発注者にもある程度の知識が必要となります。
ただ、初心者にも対応する必要がありますから、最低稼働可能システムを基本 設定でスタートする必要があります。また、稼働しない選択は出来ない事も必要です。

カスタマイズという注文生産は、世界的なビジネス展開を行っている場合に特 に有効になります。
ショップでのカスタマイズ受注システムの自動化と、時差で稼働している離れ た地域の生産が連結すれば、注文生産の効率が向上します。
単なる注文生産でも、国際的ビジネス・輸入輸出では24時間体制の構築は、 納期的に意味を持ちます。
オプションとカスタマイズとの差は、生産と受注の一体化が進めばほとんど似 た内容に近づくでしょう。


企画

小売りは「企画」力が重要な事は、ネットでも同様でしょう。
それならば、それをどの様にユーザーに知らせるのかが次のポイントになります。
訪問者には分かる事は当然ですが、如何に集客するかが重要になります。
メールマガジンや各種アフィリエイトの多くは集客を目的としています。
そこに一部の迷惑メールが発生する余地があるのですが、必要としている人に 通知が届く工夫があって、「企画」自体が生きてきます。
「企画」はタイムリーさが重要です。ならば、告知と集客方法はあるていど限られます。
年末・正月はショップの「企画」に季節です。

ネットの広告手段にアフィリエイトがあります。
その中に、バナー・フラッシュ等の表示アフィリエイトがあります。
通常のバナーリンクでは、画像は個別サイトに置きますが、アフィリエイトの 場合は転送容量の大きいサーバーに置いて、そこから読み出す方式にします。
後者の方法の場合は、画像を置いてあるサーバーで画像のみを変えれば、自動 的にバナーリンク先の表示内容も変わります。
自動更新と呼ばれるバナー以外でも、転送方式のバナーは内容を変える事が、 可能です。勝手に変えられては困る人もいるので、事前に了承がいります。
そのためにあえて、自動更新バナーと呼ぶ事をします。このバナーの画像は自 動で変えますという意味です。
自動更新バナーが企画広告バナーに向いている事は、もうおわかりと思います。
必要な期間のみ、必要な企画内容を表示して、広告します。
ショップは、企画用のバナーの利用を進めています。

電子メールの一括配信性は広告や通知には効果的ですが、逆に迷惑メールにな りやすいです。それゆえ、電子メール法の改正がありました。
従って、何かのサービスの代わりに配信する事になります。
そのサービスは無料か、ポイント制等が主です。
たとえば、無料ブログ・無料SNS・無料電子メールアドレス等の使用者に配信し ます。これらの使用条件が、通知メールを受信する事です。
そして、ネットの無料サイトを使用すると広告が掲載されます。
その内容も、各種企画が増えて来ています。
そして、最近多いのがブログ等に、企画内容と関係したテーマで何か書いて下 さいという内容です。
もともとは、無料スペースの周囲に広告を掲載していましたが、いよいよメイ ンコンテンツを利用する方法が増えています。

ネットショップの企画と、一般小売り店の企画とは微妙に異なります。
無店舗ショップの身軽さは、決めこまかい事が可能です。
逆にいうと、いつ始まっていつ終わったのか不明なものも多いです。
商品の在庫情報や、出荷情報等が的確に行われているかは個々の管理能力により差があります。
通販特有の、仮確定という状態は直接販売では通常は少ないです。
仮確定=確定までは取り消しあり>クーリング期間となります。(正確ではありません)
企画期間の設定が、明確に書かれていない場合はトラブルの原因にもなります。
ネットショップは24時間営業がメインですので、企画セールの時間設定も重 要です。設定時間付近にアクセスオーバーで、時間オーバーのトラブルも、多いようです。
対応にはノウハウが必要になります。

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