項目別バックナンバー[3]:ビジネス情報:48
セミナー
教育・学習の市場は広いがそれにつぎ込まれる単価x顧客は急激には変動しない、それは一般的なサービスの市場と同じで、普及には費用と情報と能力の必要性(ニーズ)でバランスが取れる場所がある。
バランスが取れると価格変動が緩くなり、サービスへの参入・増加よりも顧客増加・ニーズ増加が早くなる、そこで金額的に安価な市場が広がる。
教育・学習の市場の中に、セミナーがあり実施対象人数は幅があるが一般には少数だ、それ故に1人当たりの費用はやや高く設定されるが、対象人数や実施手段次第では顧客当たりの価格を下げる事も行われる。
セミナーの内容は費用対効果が高いことが前提だが参加者のニーズでも決まる、それが能力育成と見る事も情報提供と見る事も出来る、後者の場合は特に他の情報と較べた差別化が重要となる。
セミナーの内容は需要に従い変わるが、情報・コンピュータ関連は何時もその需要が大きな分野の1つだ。
進歩が飛び抜けて早いとされるこの分野では商業出版の書籍や公共教育機関での対応は遅いと言える、そこでは少人数の先行的なセミナーの需要は絶えず有り、先行的で隙間的な情報が絶えず求められている。
需要は新分野を企画したり調査したりする段階が多い、水面下の情報収集であり競合相手には微妙な情報になる。
なぜならば、調査した対象から具体的に開発計画するものは極一部になるので、当事者ももし競合が情報を得てもそれが捨てるのか、具体化するのかは未定なのだ、それでもセミナーが関わるのは大きい事だ。
セミナーは最新技術関係に限らなくその他の一般的なスキルや知識向上の為にも利用される、需要があれば成立するビジネスだ。
この場合の対象者は中堅や新人のスキルアップが目的が主体となる、その費用設定は下がり、同時に開催地的にもあえて無理してまではとなる。
この段階のセミナーにはコストダウンの方向が必要だし、同時に集合を無くしたネットセミナーやネット学習が考慮される事になる。
費用的に安価を目指しネットを使用して移動しないでネット上で学ぶ手段にはマイナスは色々有っても、原理上の優位さで無視出来ないからだ。
情報関連・ネット関連セミナーは、ネットセミナーやネット学習向いている分野だ。
情報関連・ネット関連セミナー参加者には、パソコン等の情報機器やインターネット環境を保有・利用している人が多い事が期待出来る。
そこでは、セミナーがネットセミナーやネット学習に向かう事も普通であり、新たに必要な条件は利用者側には受講費用と時間だけとなる。
セミナー開講と提供者はコンテンツは当然必要だが、一番難しい初期設定や運用サポートサービスにおいて、利用者自身の能力が期待出来る。
提供側でもしもコンテンツ以外に一番費用がかかるとすれば、サポートの人件費だが、それが情報関連・ネット関連では利用者のスキルで緩和が期待出来るとすれば、本来のコンテンツに注力出来るし、それが正の回転に繋がる事も期待出来る。
初心者向けは、ネットセミナーでは難しいと言える。
ネットセミナーにはネット接続でテキストや映像類を視聴する方式が単純で汎用的だ、自習的な内容だが多数の内容から選んで行える事や時間に自由度が高い事や繰り返し学習が可能な利点がある。
この時にネットセミナー提供側が内容を最新に更新するならば、それはネットセミナーならではのメリットになる、安価というこの方式との相性は微妙だ。
ネット授業方式は、学校的な設備の代わりに放送スタジオを使用するので初期投資が少ない、受講者側では全国どこでもネットがあれば在宅でも受講が可能になりメリットがある、ただしコンピュータハードやソフト的には機能させるには専用のものが必要になるだろう。
ネットセミナーに必要な設備は、テレビ電話やテレビ会議等と基本は同じだ、発信手段としての音声と映像を含めた情報の送信手段と、それ受信して音声と映像を含めた情報に復号する手段だ。
それが1対1を基本として、1対複数への対応となり、複数対複数へと拡張される、そしてネットセミナーあるいはネット学習ではそれを見守る機能が必要となる。
個々には基本と同じでも集約されたシステムとしてのアプリケーションが有用な事は他の分野と同じだ、それは個別開発する事が出発だが、需要が増えると汎用アプリケーションソフトとしても提供される事になる。
ネットセミナーではシステムの保有が差別化となるだろうが、最終的にはそれは手段でありどこでも保有すれば、コンテンツの内容がより重要になる事に行き着く。
イベント案内
イベントの種類は多く多様だが、多くは一般の客を集めるものだ。
日々開いているものと、期日を決めて少数回のみ開くものがある。
宣伝や広報活動が重要であるし、チケット等の予約発売を行うものが多い。
関係する全ての事がインターネットの普及で姿を変えてきた。
多様なイベントをまとめて概念的に扱っても大きな差はないだろうが、ここでは個々にその内容を取りあげたい。
ここでのイベントとは、音楽・演劇・芸能関係の公演、スポーツの興行、文化関係、美術関係、その他。あるいは、常設された施設または自然景色等。及びそれらの観光等。その他だ。
イベントは種類によらず、「通知と広告と予約と販売との全部か一部」が絡む、その効率性からインターネットの利用は現在では必然的になっているっては店舗を中心に展開していた事の殆どにインターネットが加わり、その一部はインターネットのみに切り替わっている。
インターネット以外の代表は新聞類であり、それに絡むチラシや広告だ、だが新聞自体がネットのウエブサイトを持ち、そして今は電子版を製作している。
紙ベースの新聞でも、ウエブサイトのURLや携帯電話のQコード情報を含む事が増えているが、ネットの電子版ではリンクという直接の方法を使用出来るのでそれの効果は加速的だ。
電子版はそれ故に広告・宣伝情報が異なるものになる事は今では普通の事だ、この新聞の電子化の意味はおおきい。
イベント関係の予約や切符・チケット販売はそのイベント会場自身では昔も今も販売・取り扱いされている。
それ以外の店舗での予約や切符・チケット販売は昔は多くあったが、インターネットの普及とともに大幅に減少した。
旅行社のように面接方式でプランを組むサービスを行う場合は店舗も残る可能性があるし、またJRのみどりの窓口の様に日々の生活と結びついた販売方法も機能に組み込みかつ全国の膨大な販売店網(主に駅だ)で対応するものは店舗は継続している。
販売形態が異なるのだろうが、割引チケット類が都会では多数の場所で売られている、これは利用方法とタイミング的に通信販売が難しい面があるのだと思える。
ネット通信で予約する事は短時間で出来るが、決済・送金方法が問題となる、その部分は多様だが個人が保有する環境によって作業性が異なる。
例えば、ホテルなどの宿泊設備ではネット環境で予約するが、宿泊後に利用料金を決済作業をする場合もあれば、実宿泊時に料金を決済する事もある。
類似の事は、カード決済登録ネットモールで予約する時も同様にネット環境で予約の作業が簡単に出来るが、カード決済は使用後となる。
航空券の予約も最終的には空港で搭乗手続き時に行う場合は、予約とは異なり使用時に決済すると言う類似性がある、ただしキャンセル時の違約金の有無は異なる、予約とキャンセルと違約金とがセットで関わる。
予約したチケットや切符類を利用者に渡す・費用と交換する手段が実はネックだ、通常はネットでは渡せない。
利用者が決められた場所に取りに行くのが無難な方法だが、誰でもどの地域でも可能ではない、利用当日にイベント場所で決済と共に受け取る事が出来る場合はそれを選ぶ。
JR切符は駅という多くの場所が取引場所だから可能性は高い、似た事は郵便局やコンビニを利用する事がある、チケットのピアのサービスの様にコンビニでプリンタ印刷するのも有力だ。
郵送や宅配便配達も有力だが紛失・事故対策が必要で補償有り便・書留利用になり、代引きの料金引き替えサービス利用となる、そこでは手数料と利便性との比較になる。
モバイル機器が普及した結果として、各種イベントとその会場でインターネット通信と情報発信を行うサービスが増えている、パンフレットや立て看板等からインターネットのマルチメディア手段を用いた情報提供に機能拡大してきた、それをスマホ等で多くユーザーが利用出来るようになった。
野外等の範囲の広いイベントでは地図やナビゲートや、イベント全体の情報共有が可能であり、ほぼ同時並行で情報を配信する事が出来る、この機能は非常に大きな可能性があり追加サービスを越えて中心に据えた企画にも可能性がある。
このイベントとモバイルの親和性は、ビジネスや行政広報や福祉や災害対応等の多様な展開とも密接に繋がる。
モバイル集客
スマホとタブレットは、携帯電話機能とパソコンのインターネット環境にアクセス出来る機能を持つ形で登場した。
パソコンのインターネット環境での多様なウエブサイトにアクセス出来る事は最初からインターネット資源が存在する事になり用途が広い事を意味した、現実はウエブサイトの全てが機能した訳でないし、接続出来ても有用に操作出来た訳でない。
スマホとタブレットの普及が急激に進み使用者が増えると、ウエブサイト側がスマホ等からのアクセスを期待する様に変わる、それによりスマホ等利用対応への模索が始まった。
それが、共用ウエブサイトであり、スマホ等向けのページへのリンク機能だし、自動識別と自動切り替えウエブサイト製作だし、スマホ等向け専用サイトの製作となった。
パソコンインターネットでも、当初はアクセス手段が電話回線であり料金が従量制であり接続料金低減に利用者は苦労した、当然ながらウエブサイトも転送量が少なくて短い時間で表示されるサイトが好まれ望まれた、これがADSL以降の定額常時接続になると写真・映像・音声を多様した見栄えを求めたサイトが増えた。
モバイル機器もパソコン用のウエブサイトへのアクセスが可能になったが、無線の携帯電話回線を使用するのが普通なので通信料金の低減が重視される。
その為にパソコンサイトが転送量が大きい時は、モバイル用の軽量サイトを作る事が利用者に望まれそれに対応する事が集客条件となる。
上記は一例だが、利用者に好まれて集客出来る条件や傾向はパソコンインターネットとモバイルでは異なる。
グーグルがモバイルサイト検索を行いそのアルゴリズムがパソコンと異なる事はサイト運営者には知られている。
検索エンジンの表示順位がサイトへの集客に影響する事はパソコンでの検索と同じだが、検索エンジンの方針が訪問者に優しい・訪問者が好む・訪問者に有用などが基準だとすると、機器の種類でその具体的な内容が異なる事も予想される、それ故に分けたモバイルサイト検索が作られた。
モバイル用のサイトへの集客はそれ自体のサイト設計と、モバイルサイト検索エンジンの評価が関わる事となる、ただしその内容自体は同じ方向であり、モバイルサイト検索の場合はそこのガイドラインが存在する実には検索エンジンの影響は大きく、モバイルサイトの増加と設計方針は検索エンジンのガイドライン等に基づくものが大きくなる。
パソコンは早くからマルチタスクに対応していた(タイムシェア方式の疑似のマルチタスク)、携帯電話はシングルタスクが普通だし、スマホも最初に登場した時はシングルタスクだった。
マルチタスクを行うには、機器の資源と通信環境が充分な能力を持つ事で可能となる、設計上はその機能が可能でも速度的に実使用速度に達しなければ顧客は使用しないのでシングルタスクにするのもひとつの設計方針だ。
スマホではマルチタスク動作には早くになったその理由としては無線通信回線の能力の急激な向上がある、その事も含めて設計方針でマルチタスクを採用する事も普通にある、速度で判断して使用するかどうかは使用者の判断となる、その状況はマルチタスクが一般になる事が期待される状況だ。
パソコンのウエブサイトでは能動的な機能を持たす仕組みが後から追加されてきた、例えば音声機能・音楽機能・映像機能だまとめてマルチメディアと呼ぶ、それ以外の能動機能はパソコンではPHPやJAVA言語やFLASHを使用する事が主流だが、スマホでは多くは非対応だ。
スマホではFLASH対応機種もあるが、別の方式を使用する事が主流だ、それ故に能動的な機能のパソコンのウエブサイトは動作しないことが多く、スマホとタブレット端末では異なるサイトとなる。
モバイル機器では通信回線への接続時間を少なくする稼働方法を取るのが基本設計とする事が一般的だ、理由は現在では無線通信時間とその費用の削減が一つであり、他はそれによるバッテリーの消耗の削減だ。
モバイル機器では通信費用という資源と、充電単位での使用時間という資源が重要だと言える。
ハード機器やOS等のソフトはその様に設計されているが、OS以外のソフトやアプリにもそれは求められるし、アクセス先のウエブサイトも同様だ。
多くの人が製作に関わるのは、ウエブサイトの方が多いだろうがそこでは美しさや情報量の増加を意識しすぎて転送量が大きくなる事への注意や、アクセス時間を短縮する事の需要さが指摘される。
それは常時接続が一般的でパワーの大きな(消費電力が大きな)CPUを搭載したパワーのあるパソコンとは設計方針を変える事が求められる。
モバイル機器で高機能を求めた場合は、ハード機能の充実という選択と、通信機能を向上させて、クラウドを使用する事でアプリやデータをハード機器内に持たない設計方針がある。
後者は、ソフトウェアでの対応となるし、その継続的な改良が効果良く反映させる事が可能となる。
後者のシステムや、その上で動作するソフトやアプリの設計・製作の重要さが増える、それらはマニュアルやサポートもネット上に作られるしそれらのサポートやヘルプ機能を含めた全体で集客が変わって行くだろう。
クラウドパソコンが登場しているし、モバイルOSではクラウドの使用が標準で機能が組み込まれている、最低量のクラウド領域も初期に設定提供されていて、使用に伴い不足すれば有料増設サービスが提供される。
それはクラウド使用のアプリでも同様で最低限の無料のクラウド領域の同時提供は常識的に行われていて、会員登録という集客とも無関係でない。