項目別バックナンバー[3]:ビジネス情報:41

チャット

ネット上の対話方法の一つがチャットです。
もともとは、初期のパソコン通信時代に複数の人がネット上で集まってキーボード入力で会話しました。
これ自体が無くなる理由はありませんが、使用情報量の増加で多数の方法が出ています。
1対1で使用するものに限っても、音声や画像を含めるものがあります。
ただそれが必要か、会話用のソフトを準備出来るかとなると、やや制約が増えますし、折角だから費用は安価・無料でとなります。
一般のショッピングであなたは、店員から声をかけて欲しいですか、必要なら自分からかけますか、そこの会員になってからショッピングしますか?。

ネットショップやSNS等では、チャット機能は具体的な方式は変わっても長く存在します。
単にチャット機能を利用者に開放している場合もありますし、ネットショップではオペレーターがチャット待ちしている事もあります。
オペレーターがチャット待ちと言っても、コンピュータシステムが監視していて、呼び出されれば自動応答し、オペレーターとの会話希望ならば待機オペレーターが応じる形が主体です。
複数が集まるSNSでも、個別でのネットショップでも人間が相手の対話方式を設ける事は、電子メールだけよりも身近に感じる様です。

双方方向性のチャットですが、利用方法は自由です。
片方が主体で、質問等のみが他方の流れでも良い訳です。
一方方向の中継や映画等もネットでは有用ですが、テレビのdボタンの様に必要に応じて使用するのも、双方向です。
ただ、それをチャットと呼ぶかどうかは別ですが、基本は同じです。
チャットは、その画面が出たり、問い合わせサイトに埋め込まれています。
なかなか呼びかけにくいですが、思い切って入ると機械の音声ガイドから始まる事が多く、逆に戸惑うかもしれません。

双方方向性のチャットは、電話サポートと似た所があります。
対応する人が必要ですので、それが制約となります。
機械の音声ガイドのみが、24時間サポートという事は普通です。
言語の問題が無ければ、対応時間は時間的には可能ですが、こなせる量の制約は消えません。
留守番電話や電子メールや掲示板の併用になるでしょう。
オペレータ対応はどこまで言っても必要で、かつコストがかかるのでサービス内容はどの業種でも悩みになっています。
テレビショッピングの通販は、その対応方法の1つの大きなモデルですが採算があう運用にするには難度が高いです。

ネット放送の多くはコメント機能があります。
SNSも似た機能があります。
それが、チャットにまでなるかは、あるいはその必要があるかは、ケースで異なります。
今は双方向は効果の大きさをこえて、とにかく存在する事が前提になっています。
同時間にあつまり、こんにちはから始まったチャットとは姿を変えています。
電子メールに変わる機能として考えると、速い双方向性ですから電話機能がまずあり、次ぎにその機能に近い方式が利用されるでしょう。
電話にも部分的にありますが、1対1も可能、1対多数も可能、多数対多数も可能の機能が必要になります。

双方向性の利用者のみのチャットか似た機能は、一般のSNSとは公開性で異なります。
電話通話や電子メール程度の秘匿性の存在を前提としています。
ビジネスでは、秘匿性と公開性の併用で成り立つ事がおおいです。
双方の利用の一面で、チャットも用意しておく事は幅を広げる事になります。
SNS連携を行っているサイトに比べ、チャットが少数派というのが現状ですがそこは個々の戦略です。
電話対応で、自動音声から始まるものと類似しているからです。


モバイルSNS

SNSは既に多く存在し、消えたものもあります。
そもそも、新しいアイデアとシステムが登場するジャンルですので、定義も機能の制約も定まっていません。
一般に、利用者の定着には次々と新しい機能の提供を行うのが従来の戦略でした。
現在は、パソコンに加えてモバイル機器のスマホやタブレット端末が急速に普及しています。
それ用に新しいモバイルSNSが登場するでしょう、同時にパソコン用のSNSがモバイルでも使用出来る様に拡張する動きも活発です。
どちらも、モバイルでの機能を限定するか、パソコンと同一にするかの選択かモバイル特有の機能を探すかが課題となります。

SNS単独のアクセス機器は殆ど存在しません。
多機能機器=パソコンやスマホやタブレットを中心に、1機能としてアプリケーションソフトとして提供されています。
機器の性格がモバイル性の時にモバイルSNSとなりますが、同時に非モバイル機器にも対応しているかは個々に違います。
それは機器の普及度だけでなく、それぞれの機器での機能の使われる比率とも関係します。
モバイルSNSは、対応機器のモバイル性、音声通信機能やカメラ機能と密接ですが、制限される事も多いです。

モバイル機器はまず、アクセスと閲覧機能から始まります。
入力や投稿は初期は劣りますが、次第に改善されて行きます。
利用者がそれを望むからであり、SNSも例外でありません。
双方向性が大きな特徴のSNSが、モバイルSNSになるには実用的な入力・投稿機能が必要です。
それも、短い時間で簡単に操作する事がのぞまれます。
モバイル機器にそれに対応できる機能の搭載が必要で、次ぎにSNSがパソコン等と同じレベルでの使用のシステム構築が必要です。
あるいは、モバイル専用の道もあるでしょう。

モバイルSNSに度々入力・発信する人は、毎日・毎時間の行動を発信する事が多いです。
逆にそれ以外に何かあるかと言えば、広告・宣伝絡みになるでしょう。
個人の行動を配信する意味はなにか?、アリバイ作り?、やや変わった生活の人の日常に興味を持つ人がいる?。
楽しむより迷惑な気がしますが、双方向性を楽しむ人も多いという事でしょう。
ただ、個人の生活でも他人との接触はあり、その相手はそれを発信を望んでいるかは疑問です。
容認はいいが、否定も多い筈で、そこで無承認に他人の個人情報を発信する事になる事が起こります。
それに関するトラブルがかなり生じています。

モバイルSNSは複数機器用にサイトやアプリを提供します。
どれだけ、多くの機器に対応するかも大きな戦略です。
逆に普及の程度を見誤るとメンテナンスの負荷が全体をトラブルに巻き込みます。
アクセス機器の変遷が、モバイルSNSを変え、それの結果が全体の利用者に影響する事は過去の歴史です。
SNSは登録者と、実際に使用頻度が多い人数が、大きく違う事が普通です。
運営者はその詳細を分析して、普及を目指しますが、基本設計自体が直ぐに古くなるネット世界です。
特にそれが激しいモバイルSNSは継続性を語る程に実績はありません。

SNSは使用モラル問題が山積するのが過去も今も常識です。
モバイルSNSは普及の広さと、気軽過ぎる利用でより一層のモラル問題が起きますし、それを越えた法律問題も増えています。
ネット世界の法制化の遅れが加速としばしば言われますが、変化の速度に対応は無理で、次第に現実的な対応に治まりそうです。
結局、詐欺・風評・誤報は受ける側が判断して対応する方向です。
管理者が制御するには限界があるという事です。
しかし、個人情報や上記行為の助長は否定され、対策が求められます。
それに、加えて新規の機能開発が加わるので、絶えずサイトや機能や操作の更新が行われています。
それに対応出来ない利用者の誤使用が起こすトラブルも無視は出来ません。


購入者コメント

ネットでは、風説も含めて口コミが多く、影響も多いです。
あらゆるビジネスで、事後のアンケートや評価やコメントを求める事は標準です。
それらの多くは公表されます、ただ全てかどうかは不明です。
もっともらしいのは多くのプラス意見と、少ないマイナス意見の組み合わせで一番本当らしく見える宣伝です。
これは、放っておくと少数のコメントマニアだけの書き込みの繰り返しで終わり無意味になりますので色々な手段が模索されています。

コメントを自動で管理しようとする試みもあります。
1:コメントに対して読んだ人が評価を行えるシステム。
2:コメントに対し読んだ人が意見を書き込めるシステム。
3:管理者が違反キーワード等で制限するシステム。
4:時系列から応答または、評価順に自動で並べ変えるシステム。
どれも完璧とは言えませんが、管理者の人間のメンテナンスを加える事で、かなりスパム行為は除く事が出来ます。
ただし、自動での評価方法や応答数は同一人物の多重応答や自作自演を排除する機能が求められます。

購入者コメントを苦情書き込みに使う人はいつも存在します。
冷静さを書いた書き込みになるし、商品の問題か購入者の側の問題かが不明な事がスパム的に存在する事があります。
また丁寧過ぎる長い内容でコメントレベルを超えると、商品によっては邪魔な事も多いです。
あくまでも短いコメントの集まりで、少数意見が目立つ事は販売側も情報を得たい側も誤りを受け取る可能性に繋がります。
購入者はいつも正しいと思っている人はいないでしょうが、偏った情報は購買に影響を与える事はあり、それはプラス評価もマイナス評価も同様です。
口コミ情報の有効利用が出来れば、ネットの名人とも言えます。

購入者コメントとSNSツールとの関係はかなり密接ですが、変化も激しいです。
コメント書き込みの代わりに、SNSツールへの書き込みを出来るツールが標準化しています。
SNSツールは駄目で元々の、広告場所となっています。
一体どの程度の寿命を持つか、利用度・占有度はどの程度かというと、競合の有無で変動するので不明と考えるべきでしょう。
掲示板やまとめサイト等も、登場時期と普及度とは別でもコメント書き込み先として使用されて来ました。
ブログのコメントやトラックバックも似た意味があります。
基本は双方向の可能なツールは全てですし、移り変わりは激しいです。

広告ページの連続ツイートやSNS投稿を望む人は少ない。
むしろ嫌う事から、その広告内容まで嫌う事も不思議でない。
自作自演でいくらでも出来るが、逆効果の方が大きい。
それと、何らかのリンクをしても同様に逆効果です。
そもそも、ビジネスサイトは重くなりがちです。
単純コメント掲載ページは、それだけでは重くはありません。
自動リンクや、SNSとの接続を行うと、予測がつかない事もあり副作用がしばしば発生する。
最初は効果なくともやってみる・・・と考え始めても、放置すると逆に悪い方向に行きます。
その時間の経過は非常に早いのが情報・ネットの特徴で、遅れて参入するのはリスクが多くなります。


購入者コメントを信じるならば、その数で売れ行きや人気を推察出来る。
コメント内容が悪いのが多くとも、コメント数が多いことはそれでも利用者が多い事になる。
どちらが正しいのかはケースバイケースだろう。
そもそも商品・サービスに多様なコメントがいつまでも続く事が理解出来ない、どこかで内容は飽和して、あとは似た事の繰り返しになると思う。
利用者で異なると言っても、ある程度のコメント数で新しい事はつきる筈だ。
コメント数が100以上もあると、果たしてだれが読むのか疑問になる。
管理者の部分削除は、本来は否定的だがそれも気にならなくなる。

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