項目別バックナンバー[3]:ビジネス情報:10

リードメール

メールマガジンの中で、配信された内容に対応(反応)することで何らかのポ イントや金銭を得る事が出来る様になっているものをリードメールと呼ばれ ます。

メルマガも目的が、情報配信で広告宣伝効果を求めるものですから、内容を読 んでもらいたいのですが、実際の開封率は非常に少ないと言われています。 そのために開封率を向上するために、内容を読んで何かの反応を行った時に ポイント・金銭等の特典を付けます。

理屈は送信フォームから、相手アドレスに通信できるのと同じで、クリック等 を行うとその連絡が特定のサーバに行く仕組みです。

ダイレクトにポイント等がつくものと、アンケート・ゲーム等を行うことで、 同様の効果を求めるもの等、類例は色々とあります。

リードメールはホームページを見てもらうのが目的です。これをより効果的に するために、時間内表示型があります。決まった時間見ないとポイントにな りません。また、アニメーション等を見せて終了しないとポイントにならな い方法もあります。

リードメールは特定のURLをクリックする事で機能します。従って、自動化し ようとする動きもあります。(スパム行為といえるでしょう)このため、URL の位置を変えたり、クリックすると画像認証が現れる(パソコンは画像を読 むのが苦手です。人間は容易です。)方法などが実施されています。

その発展形として、複数のホームページや商品の案内メールで一部のURLのみ がクリックポイントになっていて、探す事で他の広告等も見させる方法も、 多くあります。

リードメールのURLは、読者の特定と広告との対応を取る必要から一般に長い 傾向があります。しばしば、途中で折り返しが生じる事も珍しくありません。 メールソフトの種類によっては折り返しが生じると動作しない場合がありま す。メールを多く受信される方はある程度機能の高い専用のメールソフトの 使用を検討される事をお薦めします。

ビジネスリードメールは基本は、1クリック当たりの課金制です。これに対し てショップ・モール・コミュニテイが配信するメルマガには、懸賞と共にポ イント制のクリックURLが付属しています。ポイントは現金に換える事が出 来る場合もありますが、通常は商品やコミュニテイで楽しむアイテムを入手 するのに使うことが多いです。

ポイント(一部は現金も)も期限があることが多いので注意が必要です。中に は通常のクリック数では永久に期限切れになる設定もあり、スパム行為すれ すれと言えます。そもそもクリックする事自体が危険なスパムメールも存在 します。上記は問題はありませんが、これらに偽装したメールが配信される 事が報告されており注意が必要です。

最近のプラウザやウイルスソフトは、CGIが埋め込まれたホームページ等に対し て警告を出したり、表示させない機能があります。アクセス解析等でも反応 しますが、リードメールのなかにも警告のでるホームページを表示するクリ ックが混ざっている事があり、この方面の知識も必要になってきています。


ドメイン名

ホームページもメールアドレスも、IPアドレスと呼ばれる数値の組み合わせで 表され認識されています。

ただ、これでは人間には分かりにくいので、対応する文字にかえて表されてい ます。当然ながら、勝手に使用は出来ずに申請・登録制になっています。丁 度、商標のように扱われています。使用料も必要です。

ひとつのドメインに、サブの名前を追加して使用したり、もともとサブの名前 をつけて使用する事を前提にしたドメイン名もあります。

昔は、ドメイン名をほとんど気にしなかった様ですし、3文字程度の短い名称 が望ましいといわれた事もあります。現在でもその名残のドメインはありま す。

現在は、ドメインは識別目的で重要視されています。会社名、商標名などを使 用できるのが望ましいとされています。

一時、上記に対応するドメイン名を登録しておいて、後で高額で権利を売る行 為がなされていた事もあります。現在では、明白な売買目的のドメイン登録 は認められない様になってきています。

逆にいえば、ビジネスの世界では社名・商標と同様に独自ドメインを持つ事が 重要になっています。当然、文字数や言語の壁を越えて、第三者に分かりや すい事がポイントです。日本の会社名が英語風に変わることが多いですが、 ドメイン名からすれば、国際的に通用する名称が付けられます。

現在はかなり変則的なドメイン名が使用されています。

当初は、規則的な名称の使用が原則でした。ウエブサイトは、www.+ドメイン +.分類+.国名です。

分類は、go:政府機関、ac:教育機関、co:企業、ne:ネット事業者、or:そ の他等です。

国名は2文字の略号で、日本はjp です。

アメリカは発祥地で、国名なしのcom が使用されています。

ビジネスの世界では、ドメイン名は見れば内容が分かる事が重要ですので、こ の規則から無理に離れるメリットはないと思います。そして、ドメイン名か ら容易に会社やビジネス内容が分かる事が望ましいです。

従って、独自ドメインの登録が必要になり、悪意を持った第3者の先行登録が 問題になっています。

昔は、短い略号がよいとされていましたが、現在は最悪でもカット&ペースト で入力するので長くても意味が分かりやすいのが好まれています。

ビジネスの世界では、独自ドメインは重要と考えられています。それは、gogle を初めてする多くの検索エンジンで、トップドメイン(フォルダを持たない =「/」で深く枝分かれしていないURL)程、評価が高いからです。

現実に現状では同じ検索ワードでトップドメインが同じURLが複数ヒットした時 には上位の1-2が表示される事が普通になっています。これは、トップペ ージを表示しやすくするのと、同じまたは類似内容の同一ドメインのコピー ページを表示しない為です。フォルダを次々作りコピーページを簡単に作る ソフトが出回っています。検索エンジンはこれを意味のないページまたはス パムページと判断しているようです。

ビジネスのホームページでは特に、検索エンジンでヒットし易く(特にトップ ページ)訪問者が多い事が重要です。この為にも独自ドメインが必要と言え ます。

そして、ドメインを見れば内容・企業・ビジネスが推測できる事も重要です。 正式会社名が良いか、商標が良いか、その他よりよいドメインがあるか?。 そしてそのドメインが未使用か?、一度使うとなかなか替えにくいのではじ めが重要です。

最近は、詐欺行為が絡む偽サイトが使用される事が報道されています。金融関 係をはじめとして、サイトを訪問・ログインを行う時に、プラウザに表示さ れるサイト名を確認するようにとの注意書きが一般的になっています。

詳しく調べる人は多くないと思われますので、人間が見て認識しやすいサイト 名が好ましいでしょう。この意味でもドメイン名の重要性は増えています。

ビジネスでのメイン・ドメインは奇を狙ったものではなく、また直ぐにわから ない内容でもない、理解と識別が常識的に可能な名称が必要とされる事が現 状です。商標より重要性は増加してきているともいえます。

最近では、名刺等にメールアドレス・ホームページアドレスを記載する場合が 増えています。この場合でも、単なる記号より社名等と連動したものが望ま しい事は明白です。

個別の名称を調べると面白いですが、苦情があるかも知れませんので公表する 事ではないでしょう。

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