項目別バックナンバー[3]:ビジネス情報:36

ネット放送

インターネットの通信容量・速度が増加して、同時に配信技術も向上して、動画のダウンロードと一部アップロードとが速くなりました。
特に、ダウンロードではなくストリーム等の方法での配信は急激に拡がっています。
それを組み合わすと、ネット放送局が可能になりいくつかが運営されています。
もはや、テレビと同じ感覚です。
それは、テレビの民間放送と似た長所と問題と、ネット独自の長所と問題を持つ事になります。

通信は必ず時間遅れがあります。
それが距離によっては、人間にとって無視出来るか出来ないかの差です。
専用の電波を使用する、ラジオやテレビはやはり速いです。
インターネットは、通信媒体や方式で異なりますが、一般に遅延は大きいです。
ライブ中継という言葉は、現場=配信元での状況と認識しましょう。
インターネット放送は、通信インフラ:光かメタルか無線か:基地局からの距離は:伝送路の混雑の程度等の多数の要因が絡みます。
同時に、方式の技術にも関わります。

有線放送テレビでも多チャンネル化が進んでいます。
ネット放送は、コンテンツ事に同時放送が原理的に可能ですし、実際に行われています。
ライブ放送も録画も対応ですが、利用は無料・有料等でサービスの内容は変わります。
放送の配信についても、個人レベルで可能な場合が多いです。
勿論、必要な機器の準備とソフト的な利用への対応は全て行う必要はあります。
ただ、本格的な公式ネット放送以外の非公式?ネット放送の存在は無視出来ません。
テレビでは原則無理ですし、FMラジオ放送でも狭い範囲のみでの使用しか認められていませんので、ネットの特徴です。

ネット放送が安定経営する為には、有料化と広告収入化が必要です。
地上波テレビの民放か、有線放送テレビかどちらかのビジネスモデルです。
それには、放送コンテンツの充実と受信機器(パソコン・スマホ等)を増やす対応が必要です。
後者は、ハード機器メーカー等と利害が一致するので、順調に拡がっていると思えます。
ただ、文化としてどこまで機器・インターネット・ネット放送という順で利用が拡がるのかが正否を決めるでしょう。
今の段階は、有線放送テレビの経営モデルに近いと思います。

ネット放送の続く段階に何を求めるかは、意見が別れるでしょう。
テレビ等のメディアのコピーを期待するのは、意味がないと思う人が多い。
そもそも競っても、ハンデが多すぎてつぶれるでしょう。
そもそも、どれだけ生放送に拘るかが問題です。
配信後もみられるサービスはあります。
ただ、その形態はより多数のサービスがあり、著作権問題が絶えず問題になっています。
動画の必要性の疑問が出た時もありますが、既に動画が可能な現在に需要はより不透明です。
可能性と現実の状況のギャップに悩む時期と言えるでしょう。

現在のネット放送は、公式・個人放送と分けたり、有料登録と無料登録に分けたり、録画登録のみとライブ放送も含むものに分けたり、多様化しています。
同時に対象機器が、パソコンからスマートフォンやタブレット端末を含む方向に拡がっています。
ワンセグテレビや小型テレビに対抗するには十分なハード体制でしょう。
ただし、これら情報機器とテレビとの利用との関係は変化してゆくし、片方が簡単に凌駕するとも思えません。
ネット放送は独自性と、収入ビジネスモデルの模索中にも見えます。
まずは普及の為に、無料で・・・そして継続経営の為の方策となるでしょう。


SNS

SNSは、広告収入が中心に普及しましたから、それ自体がネットビジネスです。
普及段階では、SNSのみで拡がったビジネスもあります。
同時に、ブログ等の他のビジネスからの追加参戦が増えています。
ただ、特定のグループ活動以外では、参加人員の数で優位が決まるビジネスです。
ただし、登録人数と参加して活動している人数はかなりの差が生まれます。
実質の参加人数は、公表がされない事が普通です。
自主開発システムの他に、パッケージソフトも登場しています。

SNSの中に、広告・宣伝目的の登録もありますし、色々なネットビジネスが参入します。
それの制限はかなり難しいです。
いわゆるステルスマーケティングがネット世界ではより多く存在するからです。
SNS運営側も、活性化や登録者の増加をはかりますので、あまり多くの制約を設けるとそもそもの活性化が衰えて、沈滞する傾向になる可能性があるというジレンマがあります。
従って、SNSの盛衰は短期で大きく変わる性質があると言えます。
ネットビジネスの性格を強く反映していると言えるでしょう。

SNSの中に多数の機能を持たせる事が増えています。
しかし、個人情報やプロファイルの閲覧設定等が理解しにくい場合は利用に、慎重になります。
また、利用出来るとしても無料と有料があります。
そして、有料の場合はその課金方法が難しいです。
面倒は困る・カード等の個人情報登録は避けたい・自動更新はトラブルが多い・時間課金は不透明だ・・・納得ゆく方法は少ないです。
運営者の目指す先は、有料化でしょうが障壁はまずは課金方法です。

SNSは初期から同じ運営者として、そして連携または先行者への依存として提携という行為・サービス・機能が多用されています。
ネットの世界では、検索エンジンを始め「まとめサイト」や色々な情報集約機能を持たせる試みが早くから行われています。
新しいサービスでは、運営者からはその普及として、利用者は色々な思惑として付き合っています。
勿論、強制的な連携には反対意見もあります。
現状は、オプションが主流で利用者が選べる様になっています。
ただし、そのオプション作業が簡単かどうかは、個々に異なります。

参加者が多いSNS内に寄生するような、内部SNSを構築・運営システムが出ています。
SNS自体がその様な内部交流を進める構造が普通ですから、運営者自身から提供される事も多いです。
それを、第三者が提供しても不思議がないです。
ただ、第三者が提供する場合は1種類のSNSに限らず多くの所から、アクセス可能に設計します。
それが、SNS運営者としてどう考え対応するかは難しい課題です。

SNS関係では、メンテナンスでの機能停止が必要になります。
どのような装置でも定期メンテナンスは必要です。
ただ、利用者の時間が広い場合は使用がすくない時を選んで・・・とはゆかないようです。
世界レベルでは間違いなく24時間アクセス多数です。
日本レベルでも、アクセス数が減少する時間は短いし、なくなる時はありません。
SNSは複雑な連携処理をしているので、電子メールの様に受信サーバを別に切り換えサーバー単位で受信して、ユーザーを部分的にのアクセスを一定時間止める方法は無理です。
殆どの場合は、一斉に止める事になります。
複雑な連携を行うもの程に、メンテナンスは全面停止になります。


広告レス

ネットビジネスの多くは、広告収入がメインで維持されています。
その状態での「広告レス」とは、無料利用品の多くに広告が表示される事を前提にした状態です。
つまり無料利用の、デフォルトの多くが広告有りという現実があり、それの広告を有料で無くす事を指します。
そこでは、無料の・・例えばサイト・ブログ・SNS等での広告は、表示かクリックあるいは販売成果発生で広告料が入るシステムです。
これも広告収入の形態のひとつです。

広告レス=有料サイト・ブログの提供は、逆に利用者の独自広告の掲載を意味します。
コンテンツ・マッチング広告の時代ですから、無料サイトでショップ系のサイト等を作ると、同時に異なる同種の広告が掲載される事もあります。
この場合は、表示したくない広告を無くすための有料利用になります。
現在のウエブサイトでは、全くの広告要素なしはむしろ珍しくて、比較サイトやランキングサイトやまとめサイトは、広告サイトだと思った方が正しいでしょう。

広告レスをブログに絞ると、サイドバーやトップに利用空間が増えるメリットが考えられます。
最初にアクセスした時に表示される部分を中心に、常時表示させたいものがあればサイドバーの上部に表示させる事は効果的です。
そもそも無料ブログでは、広告は一番目立つ場所に入る様に設定されています。
運営が広告収入ならば、当然です。
ベストな位置を、ブログ運営者が利用する事が広告レスのブログの最大のメリットと言えるでしょう、それはサイドバーやトップに限りません。

有償リンクというものがあります。
現在主流のグーグル検索では、外部リンクが有用とされて来たからです。
それも、最近は見直しがされています。
ただ、必ずしもダイレクトな広告ではなくても、リンクを張って欲しい・・たとえ有償でも・・・となると実態は広告と同じ様になります。
有償リンクもかなり無料ブログには多いです。
従って、広告レスには有償リンクレスも含まれると考えるが、それは目立たないので個別に確認が必要です。

無料ブログの広告レスの費用は、250\-500\+消費税くらいが多いです。
ブログの種類では、多数増設出来る場合も多いので単純比較は難しいです。
一方、レンタルサーバー+ブログライクソフト(無料版有り)+デフォルトのテンプレートでは設置能力があれば年間で、1500\位からあります、ただし能力的には本格的なデータベースサポートとかブログライクソフトの無償設置サービス付きを選びたいです。
また、有償で販売されているテンプレートを使用するとかなりの実用性サイトが作れます。
このレベルのレンタルサーバーは、年間2500\位からで10000\位が普通です。
有償で販売されているテンプレートは、5000\-30000\位がありますがバージョンアップやサポートで異なります。
双方の比較すると、ブログとして使用するか、通常のウエブサイト的に使用するかで判断は変わるでしょう。


無料ブログの広告レスのメリットは、それの持つドメインの強さだと言われています。
当然ながらマイナスのサイトもあるでしょうから、未来に向けての判断にはなりにくいです。
また、サービスの停止・運営者の倒産等もありえます。
独自ドメインは、使用時間とコンテンツ維持でドメインを成長させる必要がありますので、短い時間単位では厳しい面があります。
ただし、サービスの停止・運営者の倒産等の時はレンタルサーバー等の移行を行って、同じドメインでサイト運営が可能です。
利用目的で選択が変わるだろうと予想出来ます。

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