項目別バックナンバー[3]:ビジネス情報:16

ゲームビジネス

ゲームのビジネスには、ゲーム機とともにネット・ゲームビジネスもあります。

最近では、ネット対応のゲーム機もありますがビジネスモデルとしては異なる ので項をあらためました。

ネットには色々のポータルサイトやコミュニティが存在し、消えるものもあれ ば絶えず新しく生まれます。

これらは、どれだけの人を集めるかが大きな目標となります。 それゆえに集客目的の色々なサービスを行います。その一つにゲームがあり ます。追加のサービスの時もありますが、ゲームがコミュニティの中心の、 ビジネスモデルもあります。

このモデルの場合は、集客=サイト訪問を前提のゲームを設定しますので、ネ ットゲームになります。 訪問客を飽きさせない仕組み・スポンサーや広告の発生する仕組みを如何に くみ上げるかがこのビジネスの成否に直接に繋がります。

ゲームビジネスと呼べるものは、既にアメリカには存在します。

当然ながら、日本から加入も可能ですが、言語の壁はあります。

そして、日本上陸が話題にあがりつつあります。

ネットのコミュニティはバーチャルの世界ですが、完全にそこに閉じこもるか あるいは現実の世界と接点を持つかで大きな差があります。

有料モデルならば、どちらも成立しますが無料でスポンサーや広告収入で運営 するならば、後者で現実の世界との接点がないと成立しません。

過去のコミュニティでは、ゲームは1要素で通常はそれ以外に広告等の接点を 持たせていました。しかし、ゲーム自体の中に広告等を持ち込むモデルも成 立します。

既に、小説や映画等の多数の世界でタイアップや疑似スポンサーとして、広告 要素を含めてしまう手法は行われています。ゲーム、特にネットゲームの世 界でもそれが行われる訳です。

ゲームというバーチャルの世界は、2面性があります。

現実と離れているから面白い。

現実とどこか接点があるほうが面白い。

前者では、今までの多くのゲームが置かれたシステムです。

しかし後者は、色々と工夫も問題もあるシステムです。ネット特有の匿名性は 現実と離れて成立しています。

ゲーム内での通貨と現実の通貨に一定の交換性を持たす仕組みが考えられてい ます。しかし発祥のアメリカでも、法的な問題が指摘されています。

もし問題を完全にクリアしようとするならば、現実の法律をバーチャルのゲー ムの中にも適用させる必要があります。

この矛盾を解消する方法の有無が今、話題のひとつです。

ゲームには、全世界的に通用するゲームと、ローカルな特定の地域でのみ利用 されるものがあります。

例えば、アメリカ製のゲームを考えると、日本化作業が必要です。単純に翻訳 のみで動作する場合もありますが、根本的な改造が必要な場合もあります。

ネットワークゲームの場合は、全世界から使用可能性がありますが、日本語化 時にどの範囲でネットワーク接続可能か決める必要があります。異なる言語 ・フォントで動作する事に意味があるかどうかの問題です。

現在アメリカではバーチャル空間で経済活動をするゲームが人気のようです。

これに日本語化が進行中の噂があります。これなどは、もし全世界共通の空間 とすると、先行者が圧倒的に有利ですので、どのような方法をとるのかは、 かなり興味があります。

ゲームの最後は、ミニゲームの話です。

グーグル・アドセンスを始めにして、広告の表示内容をサイトの内容に合わせ る方法が広まっています。サイト訪問者が興味を持つ内容の広告を表示する 事で効果を上げる狙いです。

最近、ブログを中心にミニ・ゲームをサイドバーの部分に表示するアイテムが 出てきています。

単純には、該当サイトに長くいてもらう効果を狙ったもの。複雑には、広告要 素を含めたゲームにして画面表示やゲームそのものや結果画面に広告を表示 させたりします。

たとえば、インベーダーゲームで打ち落とすのが宇宙人や宇宙船の替わりに、 何かの広告の象徴的なアイテムにするなどの発想です。

設置サイトの内容で、表示アイテムや広告が替わるとアドセンス広告のゲーム 版になりますが、広告効果が上がるとビジネス要素は高くなります。

今後、色々な所で見かける可能性はあります。


レンタルサーバ

自家製サーバーの利用者はまだ少ないです。

多くは、レンタルサーバを利用しています。

無料・安価・高価と費用面でわけられます。

無料とはいわゆる広告収入でまかなうビジネスです。設置サイトに広告が挿入 される方式や、コミュニティのサービスのひとつとしてサーバレンタルする 方式があります、いわゆる集客目的です。

最近は無料ブログがはやりです。これも基本的には、広告を表示する事が必然 となっています。

この他に、インターネット接続業者が付属サービスとしてサーバ領域を提供し ています。これは無料とはいえないですが、用途限定規約等がある場合もあ ります。このサービスには「コンテンツ・サービス」いうサーバーレンタル のみのコースもあります。簡単に言えば、有料レンタルサイトです。

サーバの中心は、ネットとの接続(ハード、ソフト)と記憶容量です。

主としてHDDの記憶容量の、急激な増加はレンタルサーバの容量の増加を引きお こしています。

非常に安価な費用で、サーバのスペースを借りる事が出来ます。

記憶容量を必要とするのは、画像・音声などのデータです。いわゆるマルチメ デイアとも、イメージ的にはウエブ2.0とも言われる情報です。

これらの大容量のデータの記憶容量と、転送速度の向上がサーバの用途を変え て来ています。

1台のサーバの容量の急激な増加は、1ユーザの専用のみではなく、複数使用 者による分割使用が主流になっています。

ただし、複数使用者の場合は、そのなかの1ユーザの使用方法に無理・違法・ スパム要素があると、同じサーバを使用している全ユーザが被害をこうむり ます。

現在では、サーバと通常のパソコン(高機能)との間に機能の差はほとんどあ りません。使用方法というか、役割分担の違いと言えるでしょう。

ただし、サーバには機能・品質・安全性・バックアップなどの性能が要求され ます。ノンストップや外部からの破壊や不法侵入への対応も必要です。

サーバは本体の問題よりも、ネットとの接続・ソフトウエア・連続可動性・バ ックアップ・保全性・物理的管理などの問題から専用のコンピュータルーム での稼働と管理システムが必要になります。

当然ながら、個人では対応は困難なので、レンタルサーバを借りて使用する事 になります。

コンピュータの記憶容量の増加と共に、サーバ1台全部を個人で使用する事は 減少しました。現在では、サーバの容量の一部をレンタルするケースが増え ています。

従って、安価な費用で利用できますが、同じサーバをレンタルしている他の誰 かがトラブルを起こしても全体に影響を受ける事になります。

これらの対応もサーバの管理要件になります。

サーバ用のコンピュータハードは明確でないものの、ソフトとの組み合わせで サーバ用コンピュータとなります。

通常のパソコンよりデータの出入りが激しく、安定性や対攻撃性に優れている 必要があります。

OS等のソフトもパソコンと異なり、寡占状態ではありません。

動作的には、サーバの設置場所はどこでも、国内でなくてもかまわないですが メンテナンスや内部・外部トラブル対策上は全てがリモートで操作はできま せんので、長期的には設置場所が重要になります。

一般的には国内設置サーバの方が、細部の対応が早いと言われています。

サーバコンピュータの動作と同様に、ネットとのデータ転送速度と容量は重要 です。使用用途によってサーバスペックは決めるべきで、能力不足のサーバ ダウンはリスクとして認識が必要です。

サーバをレンタルすると、ドメインを設定します。独自ドメインでも、サブド メインであっても、ネット環境に浸透するにはある程度の時間が必要です。

浸透までは、IPアドレスでの使用は可能ですが、浸透時間を含めた準備が必要 と考えるべきでしょう。


日本語ドメイン

日本語ドメインが使用出来るようになってしばらく立ちますが、まだ多くは見 かけません。ただ、ドメインの取得は進んでいるようです。

分かりやすいとの理由ですが、ネット社会が世界へ拡がるもの故に、日本語の みのサイトでないと逆に意味がない事になります。

これからの話題といえますが、しばらく前から日本語ドメイン・サブドメイン のサイトが、言語コードが対応した検索エンジンで誤認識されて上位表示さ れています。

検索エンジンの欠陥といえますが、いわゆるSEOとしては極端に効果があると 言えます。

ひとつの検索エンジンへの挑戦ですが、本来の社名やキーワードを日本語ドメ インにした場合は、第三者に分かり易い目的がありますから、微妙に目的が 重なっているとも言えます。

ドメインやサブドメインを、シフトJISコードに変換すると何かのキーワードに なる場合は、検索エンジンの欠陥をついていると言えますが、それが正当な 取得ドメインとどのように区別するのか、興味があります。

有名ブランド名などに多いと言われています。ヤフー検索で何かのブランド名 を探した時に、URLに日本語が入っているのを見つける事が出来るかもしれ ません。

現在、ヤフー検索の検索結果が乱れています。

それは、日本語ドメインやサブドメインや、検索エンジンが間違って日本語に 変換してしまう文字列のドメインが、高い評価で順位つけされてしまうから です。

検索エンジンの用途は、有益な情報のサイトが上位に検索表示される事にあり ます。それが、中身の有用性よりも外的なドメインがより高い評価される事 が起きています。

サイト内容とドメインに繋がりがある事は、利用者に有用性をもたらす可能性 が有るはずでしたが、ヤフー検索エンジンがこれに対応できておらず、その 日本での使用比率の高さから確実に問題化しつつあります。

特定の検索エンジンのために、既に取得が始まっている日本語ドメインの使用 を制限できませんので、検索エンジン側での対策が行われると予想します。

英語ドメインでも、初期にドメインを登録を沢山行って、後で企業等がそのド メインが必要になったときに高額で売買された事がありました。

日本語ドメインは、まだ使用環境は整備されていませんが既に多くの登録がさ れているようです。

英語ドメインの二の舞は避けて欲しいですが、一般名詞のドメインが検索キー ワードとして強く反映されるならば、やはり混乱は避けられないでしょう。

しかし、主なソフトが英語圏で開発されている状況では、日本語ドメインが一 般的に利用できる環境が整備されるには、大きな障害が存在すると思われま す。

そのひとつが、今回の英文と記号の組み合わせ表示が、日本語で表示・認識さ れる事があるという問題です。本来異なるドメインが、同じ様に表示されて いるという事実は、クリアされなければ日本語ドメインの本格的普及・使用 はまだ難しいと言えるでしょう。

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