項目別バックナンバー[2]:パソコン情報:48

メモリーカード

メモリーカードは薄型で外見がカード状の補助記憶装置を言う、具体的には不揮発性のフラッシュメモリや超小型のハードディスク等を内蔵していてそこに情報を記憶させる事が出来るもので、通常は本体とのインターフェースをも備わっている。
開発当初は不揮発性にする為にSRAMを電池のバックアップで使用した事もあるが、次第にフラッシュメモリ等の不揮発性メモリーに置き換わった。
最初はノートパソコン用として開発されたので、装置の大きさもそれに合った大きいものだった、しかしその便利さが注目されて多数の機器にも用途が拡大された。
それらはより小型の製品に使用されて要求も小型だった、それに対応するために次々に新規格が提案されながら製品化された、多数のメーカーが業界のデファクトスタンダードを狙い小型化と高容量化の利用者の要求に対応した。

メモリーカードはパソコン以外の小型の多様な電子機器で使用され始めたが、そこでの要求仕様は、1:小型軽量で不揮発、2:パソコンと比較して容量は少ない、3:書き込みは多数回だが頻繁なランダムアクセスまでは想定しない、4:アクセス速度の要求は低い、5:電力使用量は少ない 等だ。
パソコン用のメモリーカードで大は小を兼ねない事が多い、1:・5:等だがこれを実現しても逆にパソコン用にならない。
この為に小型で高容量になるまで、しかも技術が向上するまでは棲み分けた、それが例えばUSBメモリーとして登場した頃から共通部品・機器として認識された。
初期のパソコン以外の用途としては、デジタルカメラやICレコーダーや高機能電卓や携帯電話などの記録媒体がある、これらの一部は独自規格もあったが多くは汎用規格を目指した、その理由は記憶内容をパソコンに保存する用途を持たす為で着脱方式では汎用規格化が必要だった。

パソコン以外の用途のメモリーカードは形状を小型に変える用途だったが、ノートパソコンが主流になるとパソコン用途でも小型化が必要になった。
特に外部接続端子の形状は共通化と小型化が同時に求められた、その対応は1:端子形状自体の小型化、2:超小型のメモリーカードに対して変換部品を作り使用する事 で使用するハード間の共用化を図る事が行われた。
外部接続端子は規格としてはUSBで、バージョンが上がる、そして端子形状が丸型から箱形へ、箱形でも小型薄型が作られて行った。
小型のメモリーカードは平型の差し込み型が使用されたがそれはメモリー回路基板のそのままの転用でそれは小型化に有利だ、小型機器は最小を目指した共有部品を使用して、他の端子形状とは変換端子で対応するのが現在の方向だ、それらの機器ではハード機器に変換部品が標準で付属する。
その結果として、「パソコン接続可能とか、最近ではタブレットやスマホ接続が可能」と表示して販売される。

メモリースティックと呼ぶ製品がある、フラッシュメモリを使用した小型のメモリーカードの事だが、その規格と製品群を含めて名称を使う事もある。
主な使用分野は、デジタルカメラや携帯電話やスマホやモバイルゲーム機や小型情報機器の記録媒体だ。
繰り返しになるが、メモリーカードは当初はパソコン周辺機器での使用を考えて開発されたものだが、メモリースティックはより広い用途を狙い設計されたとされる。
メモリースティックは長さは単3乾電池サイズであり最初から、扱いやすさを狙い設計され、それ以前の着脱式記憶メディアであるFDやMDと同じ思想であり誤消去防止スイッチが有ったりする、着脱式記憶メディアとしての優位性を求めて開発されたメモリーカードの新規格の位置付けだった。
メモリースティック自体が類似用途の異なる設計・規格品が多数登場する分野となった。

メモリーカードは電源オフでも記録を維持できて読み書きが可能なフラッシュメモリの使用形態の1つだ。
パソコン用の着脱可能な記録媒体として普及しているが、それを他の用途例えばモバイル機器に使用する利点も述べて来た、その結果は他方面に広がっている。
パソコン用の主記憶装置であるハードディスクドライブは容量と記憶単価が下がった、半導体記憶装置であるフラッシュメモリはそれと比較して高速で静音でコンパクト等のメリットと高価というデメリットがあった。
比較上はそれは変わらないが、フラッシュメモリの多くの記憶容量を持つパソコンシステムが登場している、着脱可能な記録媒体としての他にハードディスクと併用して使い分ける用途や、モバイル機器でのハードディスクの代替用途だ。
そこではメモリーカードも、着脱可能な記録媒体としても外部増設記憶装置としても見る事が出来る。

パソコンの記憶容量の増加は、1:記憶装置の数の増設と、2:記憶容量の増設の双方で行われて来た。
例えばハードディスクで言えば、外部ハードディスクを追加するのか、容量の大きなハードディスクへの取り変えなのかの比較になる。
後者の2:記憶容量の増設取り換えは使用期間が増えてからはデータの保管と移動が必要であり、初期設定もやりなおしになり通常は面倒でありトラブルになりやすく避ける。
使用開始前の初期ではどちらもありそうだが、必要記憶容量は予測が難しくそれは費用的にも余裕を持つ選択を難しくする、記憶容量の単価がかなりの速さで安価になる業界とはいえ、購入を先延ばしすることはきりがない。
デスクトップパソコンでは数の増設機能が高いが、電源能力を始めとして追加する事での負荷追加は機器寿命やトラブルに繋がる事は見逃されがちだ。
一方でノートパソコンやタブレットやスマホ類やモバイル情報機器では、追加増設機能がもともと少ない、本体以外は最少の持ち運びでしかも重力増加も避けたいからだ、その結果は原則は記憶容量の増加は難しく、可能な場合も着脱式のメモリーカードになる。
モバイル機器用のメモリーカードとして形状や端子が同じで容量が異なるカードが多数登場している事は、モバイル機器用の特性から来ている。


ページプリンター

ページプリンターとは1ページ単位の量をまとめて印刷する方式のプリンターを言う。 具体的には1ページの情報量をまとめて読みこみ、それをソフト的に1ページの印刷イメージに変換する、それを印刷紙に1ページ単位で展開して印刷する。
印刷する時に、1行単位で印字してスクロールしながら1ページを印刷する方式もある、1ページの情報をイメージにソフトで変換する事までは同じであり処理方式からページプリンターだと言える、この方式もページプリンターに加える事は妥当なのだが、印刷までページ単位のレーザープリンタがイメージ的には一般的だ。
連続帳票(ロールペーパー)を使用しなく、単票(ページ単位の用紙)のみ印刷可能なプリンターを全てページプリンター方式と呼ぶが、それは上記のデータ処理方法での分類と同じ意味だ。

ページプリンターは印刷サイズ・ページ用紙サイズで印刷機自体の設計や機能が変わる、サイズは印刷や出版物や文具業界の規格に従う物が主流だ。
それはB6・B5・B4・B3・B2・B1と続く系列と、A6・からA1へと続く系列だ、民生用の汎用機はB5からA4が多く、印刷装置の安価化でA3が増えた、それ以上の大きなサイズは個人や家庭や一般事務用では希だ。
業務用を扱う多様な設計事務所や研究開発部署では通常は、少数の印刷機器をフロアや職場全体で共有して、業務用と言われる大型サイズの印刷を行う事が多い。
主に都市圏で営業する印刷サービスや、ネットを含む通販での多種の印刷サービスには大版サイズ印刷を含む物も多い、ページプリンターが安価になり、部署や個人での使用が増えているが、それはA4サイズまでが多く、大版サイズ印刷は印刷機を保有せずに他のサービスを利用する事が多い。
パソコンのワープロやテキストエディタのソフトや画像ソフト等が、殆どがページプリント対応でページ印刷出力対応になっている、実際の印刷のみを外部依頼する体制が出来ているので、ページプリンターを実保有していなくともその知識を持つ事は有用だ。

ページプリンターの情報の処理速度は、実プリント時間以外に、プリンター内部でのイメージ展開の性能に依存する、印刷する情報を1ページの領域のデータに変換する作業だ。
ペンで描画する動作をそのまま表す印刷方法をベクトルプリントと呼ぶ、現在のパソコンではフォントは大きな文字を扱う時の「ベクトルフォント」と小さな文字を扱う「ドットフォント」の双方を持つ。
歴史的には、文字の印刷技術とディスプレイへの表示方法の技術の変遷で、フォントの方式が換わって来た、現在は記憶容量の増加してサイズに合わせて使い分けてる為に双方を持つ。
「ベクトルフォント」はベクトルプリントと同じ方法で使用するので、それも含めてデータをページプリンター用にイメージ展開する、それらは一般的にはベクトル・スカラー変換とかアナログ・デジタル変換とか呼ぶ事と同じだ。
その変換時間がページプリンターでの処理速度となる、これは高分解度やカラーになる程にデータ量が急増する、データ処理用にマイコンチップを搭載する事も普通におこなれる。

ページプリンターではイメージ展開した1ページの情報を印画紙に描画する。プリンタでは歴史的には初期はインクやカーボンコピー紙が使用された、その後に感熱紙が登場した、ジェットプリンターは大きく普及したが多様なインクの使用とも言えるが多数のノズルを使用したドットプリント方式は速度や分解能などの性能と印刷コストで革命的だった。
ページプリンターではジェットプリンターの機能を越える事が開発の前提であり、トナーと呼ばれる粉と感光ドラムを使用する光方式が使用された。
光源の種類でレーザープリンタとLEDプリンタが代表とされる、光源以外の機構が複雑であり光源の種類の差は使用上は区別は付きにくい。
トナーの性能の改善で印刷の分解能や品質も著しく向上したが、目立つのは最初は黒白の印刷だったものがカラー印刷になり、ついには写真の様な品質になった事だ。

ページプリンターの主力のレーザープリンタでもLEDプリンタでも、その印刷の動作原理は複写機の1方式と同じだ。
複写機(コピー機)は、化学的・熱的な方法からスタートしていてその方法では専用の用紙が必要だった、コピー元も透明・半透明原稿を使用して光複写する方法が長く続いた、その後に電子方式が登場したがその最初は感光紙上に直接画像をつくる直接法であり専用紙が使用された。
その後に普通紙に作った画像を転写する間接法が普及した、それはページプリンターと同じ方式であり、ページ単位で転写するデータを作ってから紙にそれを写す工程はプリンターも複写機も同じだ。
複写機が急速に普及したのは、普通紙を使用する間接式の電子写真方式が登場してからであり、その装置は初期は大型で高価だったがコピーする作業やコピーしたものは圧倒的に扱いやすかった、開発を競い合い性能も機器費用も、紙やトナーなどのランニングコストも大幅に改善された。
その技術は、ページプリンターにも導入されて、普通紙の間接電子写真式のページプリンターもビジネス用途では急速に普及した、プリンター機能と複写機能を合わせ持つ複合機としても普及した。

普通紙の使用はページプリンターを一気に普及させたが、インク方式ではその乾燥が必要であり、トナーの感光と加熱定着方式でも加熱工程がある。
加熱工程が有る事は、紙の質を制限するし、印刷後のいくらかの乾燥または温度の安定化の時間が必要だ、糊が一旦乾いても再度の加熱で液体化する事もある。
それは印刷密度(インク量やトナー量)の多さでも印刷の質が変動する、紙が熱で変形する事もあるし、印刷ミス(理由は色々だが)した用紙を再利用した時にトラブルになることも多い、用紙を惜しむと機器を傷める事や紙詰まりが生じて修理が必要になる事もあった。
カラー印刷が始まった時には、複数色インクの重ね塗りや、カラートナーの重ね定着方法が行われ、その時には重ねに対応出来る印刷紙の種類が制限された。
両面印刷は印刷された紙にダメージがなければ、裏返して裏を印刷する事で原則は片面印刷能力で対応可能だ、片面印刷の品質が改善されるとその作業性も良くなる、すると印刷機自体に自動で両面印刷出来る機能が考えられた手動で裏に返す動作を機械がする方式だ。
紙には印刷に向いた表面処理したものが多くあり、両面印刷にはその処理を両面に行った両面印刷対応紙が作られ使用された。


パーソナルロボット

ロボットは自動的に作業を行う機械を指すが、その中で自律的に動作するものをだけを指す事もある。
産業用ロボットは、連続した作業を行う機械であるがランダムな動きも含むその時には自律的な動作が含まれる、あくまでも機械として見るし製作されて使用されている。
ロボットに人の代わりに何かをさせる事を考える事は多い、その延長には人や何かの動物が持つ機能や外見的な形状を持つ事を機械の条件にする事がある。
それらは、架空の小説やドラマや漫画等に登場するものであり、そこに人間的な知能を持つ事が加わるとロボットからアンドロイドや類似の存在となり、認識としては身近な存在になる。
現実に研究されるロボットには人間や動物の動きの再現を目指すものが多く含まれる、その延長として愛玩用のペットロボットやホビー用のロボットが実用化されている、おもちゃ的な扱いから始まるが、パーソナル用途として教育用や組み立て用やプログラム用でも作られている。

ペットロボットやホビー用ロボットには、小説に「ロボット」という名称が登場して以来できたイメージを外面的に使用したものが圧倒的に多い、そこでは内蔵する筈の動作機能や知能機能とは異なるデザインやおもちゃ的な扱いに偏った用途のものが作り出された。
コンピュータの登場と普及により「電子化」「プログラム」「分岐判断」の考えがロボットにも導入された、パーソナルコンピュータの進歩と革新での小型化・高機能化は周辺機器にも同様の影響と進歩をもたらした。
ロボットに例えば人と類似の機能を持たせたい時の、知覚機能としてのセンサー技術・知能や判断機能としてのコンピュータ技術・外部出力としてのモーター等の駆動技術が、実用的な形状・重量や能力に近づいた、ロボットも他の電子機器と同様に大型で低い機能搭載機器から登場して、小型高機能へと開発されている。
現在はその進歩の過程であり、パーソナルロボットはボードコンピュータが登場した状態に近い、その時のボードコンピュータは学習用とされていた。

ボードコンピュータとその次のパーソナルコンピュータが学習用とされた事はコンピュータがその時点では用途を提案する段階ではなかった事が理由だった。
情報教育を受けた専門家はメインフレームに進んでいた、マイコンとパソコンは産業用に生産されてはいたが、民生用途では登場したばかりで機能的な制限もあり誰でも使える電気製品では無かった、その状況での「学習用」「教育用」の宣伝文句は苦しいとも言えるが、妥当とも言えた。
現在登場している民生用のパーソナルロボットは「学習用」とされるものが主体だが、それはパーソナルコンピュータの歴史から妥当と思えるし、その機能と今後の技術革新予想をパーソナルコンピュータの歴史から推測する事はある程度可能だと思える。
ソニーは1999年-2006年にエンターテイメントロボットとして犬型の「AIBO」を販売していた、「AIBO」はユーザープログラム可能でロボット自体も成長可能とされていた、それは現在販売されるロボットも多くが受け継いでいる。
この時の知能と機械学習が、その後のAI(人工知能)の開発にも影響しているとも言われている、同時に以降のパーソナルロボットの性格付けもした。

パーソナルロボットが産業用ロボットと異なる点は、その機能だけでなく人間と接する故に人間が受ける感性も設計上で考える必要がある事だ、現在登場している用途としては、教育アシスタント・コミュニケーションロボット・娯楽用ロボットがある。
娯楽用ロボットとは、具体的な利便性を提案するものでなくてその存在が意味があるとされる物も含む、組み立て・プログラム・ゲームなどに対応する事を教育用・学習用とする場合もあるし、娯楽だとする事もある。
パーソナルロボットでは外観を重視して専門デザイナーが設計する、まだまだ実用性では難しい人間型・二足歩行型が多い事や子供向けを意識した物が多い事は、機能より対人コミュニケーションを意識している。
パーソナルロボットにもコンピュータ機能とセンサー機能と駆動機能が搭載される、この能力でコストが変わるのだが、センサー機能と駆動機能は抑えたものも多い、そこではコンピュータ機能中心のコミュニケーションを目的とする事が先行する。
それ故にパーソナルコンピュータやスマホ等と有線・無線接続して操作する機能を持つ事が圧倒的に主流だ、そこでは組み立てとどの様なプログラム機能が付属・必須となるかもポイントだ、最近はスマホのみ使用者が増えてパソコンは使用しない人が増えているとされているからだ。

娯楽用ロボットは高度な自律機能を持たせる事はコスト的に高価になる、今は技術的にまだ過渡的な段階にある、発展途上を前提にして購入を考える事も妥当な考え方だ、それは民生家電品がある価格以下になると急激に普及する事と同じ事だ。
自律機能の発展途上では、パソコンやコントローラーで動作させるロボットが存在する事は現実的だ、コントローラーとの接続は有線も無線もあるが、そこではラジコン機器とのイメージが重なる。
ロボットでは、スイッチオンからオフまでの間にロボットが自律応答して動作する時間が存在する事がラジコン機器との差だと考えられる、それは機能的に幅があるがプログラムや人工知能的に応答動作する事が含まれる事だ。 コンピュータソフトはプログラムされた内容の範囲で動くがその範囲内では自動的に対応している様に見える、いくつかの専用の自動機器も動作的にはそれと似て居る。
コンピュータソフトに慣れて来た人間は、自律動作はそれ以外の人間が予想・期待する以上の応答を望む、例えば知能・知覚・動作が一体となったものが相当するだろう、コンピュータだけでなくセンサーと駆動部があるロボットの外見だ。

現在登場しているパーソナルロボットには、おもちゃレベルの価格帯でロボットライクと呼ぶものもある。
それよりも10倍位の高価格のロボット群があり、限定された機能だがコンピュータ機能とセンサーとモーターを持ち、パソコンに接続してプログラムする機能を持つ、偶然かも知れないが購入者が組み立てる方式が多い。
それよりまた数倍の高価格のロボットが存在する、日本で先駆的な動物(犬)型ロボットのAIBOもこれに当たる、限定数の発売だったが結果的に予約発売が継続した、現在は販売されていない。
Pepperは人型ロボットで、人工知能搭載が表に出されていて感情認識ヒューマノイドタブレットと呼ばれている、人型は一部のマニア以上の広い対人用途を前提としているが実用性故に二足歩行はまだ導入されていない、これはAIBOよりも生産ロットが増やされているが完売状態だ。
RoBoHoNはモバイル型小型サイズのロボット電話であり、二足歩行が可能なヒューマノイドロボットでもあり、音声会話操作と電話やメールとカメラなど携帯電話の機能を持つ、ロボット+スマホだがロボットをパソコンやスマホに繋いで使用するならば双方を持たしたと言える。

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