項目別バックナンバー[2]:パソコン情報:14

CGIソフト

ホームページに設置する動的機能を持つソフトをCGIと呼びます(common gate- way interface)。ゲートウエイとは、ホームページ訪問者によって呼び出さ れる(当然、勝手に動作するものも含まれる)ソフトの事です。勝手に動作 するものには「アクセスカウンター」「アクセス解析」等が存在し、訪問者 の意図で動作するものに「掲示板」「チャット」「検索エンジン」等があり ます。ウイルスやスパイウエアを送り込む悪質なものも有ります。

当然ながら、ソフトの制作・開発段階では暴走の危険も多くあります。また、 動作時にホームページがあるサーバに多くの負荷をかけるので、種類によっ ては設置を制限しているサーバも多くあります。

動的機能を持つソフトですから、ホームページのソースを読めば有無の判断は 出来ます。インターネットエクスプローラーでは、動的機能があるホームページを呼び出 すと警告バーが表示されます。安全サイトと分かっておれば警告バーの操作 で警告を消す事が出来ます。

ウイルスやスパイウエアを訪問者に送り込む対策ですので、機能自体は働かせ ておく事を奨めておきますが、色々な動的な機能に反応をするので、個別に 警告の有無を設定するのが良いと思います。

ウイルス対策ソフトにも類似の機能を持ったソフトがありますので、同様な取 り扱いが望ましいと思います。

この種のソフトにも優れたフリーソフトが存在します。 サーバの機能と要求機能があえば設置は可能です。 問題はサーバへの負荷です。CGIには、アクセス負荷が大きいものが多数存在 します。これらを設置すると、サーバのアクセスタイムが非常に遅くなったり サーバダウンが生じたりします。

チャット・掲示板・検索エンジン・コミュニテイサイト・メーリングリスト・ ネットゲーム等もフリーソフトは存在します。

これらを設置する場合は、事前にサーバ能力の確認が必要です。外部からのア クセスにより負荷が変わるものが多いので、もしもレンタルサーバを利用す る場合は「負荷が大きい場合は使用禁止または、アクセス制限します」と事 前に警告が通常あるか、使用規約に明記してあります。

レンタルサーバが、個人ではホステイング(複数人で共用)の場合は他の利用 者への影響が大きいですのでスパム攻撃を受けやすい使用方法も注意が必要 です。

CGI記述言語はパールが基本となっていますが、類似言語も使用されています。 アップする場合は、サーバがサポートしている必要がありますので事前確認 が必要です。

コンパイル言語も使用は可能ですが、暴走時の危険が大きいので禁止サーバも 多いです。事前デバッグ・専用サーバ使用などが必要と考えておくべきでし ょう。

フリーソフトでも、著作権は通常は放棄されていません。放棄されていない場 合は表示画面やソースリストに書かれている、著作権名等を削除する事は出 来ません。表示画面にフリー素材を使用する場合は、こちらの著作権も同様に確認が必要 です。


ジャバ

Javaテクノロジは、オブジェクト指向でCPUやOS等に依存しないプログラミン グ環境を特徴とします。これだけだ該当する訳ではありませんが、開発のサ ンマイクロの普及努力で現在の実用性と普及を作りだしています。

利用は特定の用途に限りませんので、ネット関連も一部でしかありません。 使用用途を限定しない事は、それに接する機会も増え個々に別のランタイムル ーチンを必要としたり、機種別のコンパイルを必要としない設定も可能にな りやすいです。

結果的にユーザが増えて、普及が加速します。 とはいえ、進歩の激しい世界ですので、機能の進化は絶えずあります。この時 に重要視されるのは、それの拡張性です。 現在の所では、それをクリアしていると思われています。

ジャバ (Java) は、狭い意味ではプログラミング言語ジャバです。

広い意味ではプログラミング言語ジャバを基にしたジャバプラットフォーム技 術全体を指します。

ジャバ言語は、新しいプログラム言語開発の常套の内容を持っています。すな わち従来のさまざまな言語の良い部分を引き継ぎ、欠点を改良するよう設計 されました。 結果的に、次のような特徴をもつとされています。(開発用の言語は販売さ れているし、保有もしていますが実際にはほとんど使用していないので、個 人としての実感は不足しています)

1:ジャバではプラットフォーム(OS等)に依存しないアプリケーションソフ トウェアの開発と使用が可能。
2:ジャバで開発されたソフトウェアは堅牢な(良くいわれるが実感は困難) 実行環境 (仮想マシン) であるジャバ仮想マシンのもとで動作する。プラッ トフォームに依存しないのだから、仮想マシン上で開発するのは普通です。
3:オブジェクト指向プログラミングの考え方に基づいて設計された言語であ り、ソフトウェアの開発と保守の複雑さを低減し、開発効率と保守性を高め る。(簡単にいうとCPU・OSに依存しないので、移植が簡単又はなし)
4:構文は C および C++ に近い。

ジャバ (Java) は、多様なプラットホームで動きますので当然ながらダイレク トな機械語にコンパイルされません。一度「中間コード(ジャババイトコー ド)」にコンパイルされます。この中間コードが通常配布されるソフトの状 態です。

この中間コードをそれぞれのプラットホームでの「仮想マシン」で動作する様 に再度コンパイルされます。これがプラットホームに依存しない利点の理由 ですが、同時に最終的に動作する様にコンパイルする事に時間は必要です。 これは逆に欠点ともなっています。

本来のジャバでは、一部のコンピュータ環境しか保有しない機能には対応して いません。設計上当然ですが、これが不満で改良が行われますが結果は、多 様性は失われます。 長所と欠点はいつも同時に存在します、利用にはその事の理解が必要です。

ジャバ (Java) 言語は、他の言語と同様に使用できるレベルで提供されていま す。逆にいうとC,パスカル、true basic、レベルでプログラムが出来る必要 があります。

今一番、個人レベルで多く使用されているのは、動きのあるホームページでし ょう。そして、そのためのツール・部品のような小さなプログラムが多くフ リーソフトを含めて提供されています。

ただ、ウイルス・スパイウエア等を忍ばせた危険なホームページも動的ホーム ページです。従って最新のプラウザでは動的ホームページでは、アラームが でます。その面では、ジャバを使用したホームページはアラーム対象で訪問 者に嫌われる可能性は知っておく必要はあります。


ベータ版・テスト版

只ほど高いのがパソコンのソフトと言えるかもしれません。 正規版(アルファ版)でもたいていはバグがあり、修正されるのが普通です。

それに対して、開発途中版の公開はベータ版と呼ばれます。当然無償ですが、 同時に無保証でもあります。ある程度詳しい人は、正常に動作しない事を前 提に扱いますが、初心者で意味が分からずに使う人も多いと聞きます。

似たケースにテスト版(お試し版)があります。こちらは機能限定版ですので バグの確率は低いですが扱いには注意が必要です。 これらのソフトでHDDを一杯にしている人も時々見かけますが、現在の複雑なシ ステムでは管理上でも非常に問題が生じやすいです。 少なくても、ソフトのインストールとアンインストールが可能な人のみが使用 するべきでしょう。

ベータ版・テスト版は正規版が出るまえの状態です。 ベータ版は広告と共に、使用上の不具合・設計やプログラムバグを見つける目 的があります。対ウイルスの欠陥などはかなり危険です。また、暴走で記憶 内容を破壊するリスクもあります。

テスト版は通常は、正規版の機能限定版ですのでベータ版ほどはリスクはない と期待出来ます。ただソフトの種類によって異なるので、個別判断が必要で す。現在のOSはシステム状態を記憶します。これにより復元機能・復元ポイント作 成等が行えます。ベータ版・テスト版といえども、この管理下で動作します。 その為には、システムの機能を使用してのインストール・アンインストール が必須です。補助記憶(HDD等)容量が増えましたので、あまり意識しません が記憶内にシステムの管理状態にない部分が多数存在する事は非効率かつ危 険です。

正規版の一番のメリットは、メーカーサポートです。従ってこれが期待できな い機器・ソフトは正規版を使用するメリットは少ないです。 ベータ版・テスト版は当然に無サポートですので、実際に使用してメーカーの サポートが必要な場合は使用のデメリットは多いです。

サポートには、バグの修正・機能向上・次バージョンアップ対応等があります。 最近多いのが、ネットからのウイルス対策(脆弱欠陥の修正)です。

正規版といっても、パソコン関連はバグや不具合はつきものです。通常使用は 正規版、比較検討するときのみはテスト版の区別が必要です。メーカーサポ ートについてはテスト版では分からないのが問題です。ネット等で情報収集 等が必要になります。

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