項目別バックナンバー[2]:パソコン情報:9

経理関係ソフト

経理関係ソフトといっても、範囲は広いです。下は家計簿ソフトから資産管理 ソフト、業務用の経理・税務・その他ソフト、これらを統合するソフトなど 続々と誕生しています。

統合とは、当然バッチ処理ではなくインターネット・専用回線を用いたものを さします。

今は、金融機関等が全てインターネットで繋がっています。従って、個人用で もダウンロード機能を備えている事が普通になっています。

個人用でもマイクロソフトの「maney」が普及しており、ダウンロード方式とし ては、CSVと maney 方式のサポートが先行しています。

家計簿ソフトは多数販売等されていますが、複数年使用する個人資産管理も含 めたものはあまりないです。むしろ、個人事業主や小規模経営者向けの確定 申告や青色申告までサポートしたものの方が多いでしょう。

これらのソフトは、通常は自身でバックアップをつくりますが、コンピュータ 内はそれで良しとして外部メデイアへの定期バックアップは使用者の責任で す。勿論、バックアップの保管も当然の責任となります。

業務用ソフトで汎用のパッケージソフトは、基本はデータベースと表計算の組 み合わせです。もし汎用でなければ、詳しい人は自作も可能と思います。

従ってソフトの善し悪しは、如何に汎用に作られているか・如何に目的の用途 に容易にカスタマイズできるかにあるかと言えます。

これを単純にプログラムの量でカバーしては、意味がなくそこに作者の工夫が あります。

データベースは壊れやすいものです。バックアップは必要ですし、そのタイミ ングは重要です。ここに一つの壁があります。規模の問題です。ネットワー クは使用していても、基本はローカル処理のレベルかどうかです。

ローカルは、シングルタスク・疑似マルチタスクで対応可能です。バックアッ プさえしっかりしておけばシステムダウンは起こり難いですし、修復も容易 です。

一方、オンラインで多数人で作業を行う規模になれば、システムダウンは起こ りやすくかつ致命的になります。同時に作業する複数人の知識・操作レベル も問題になります。もう、アプリケーションを購入してすぐに動作できる事 は無理といえます。

広義の経理ソフト・システムとして、銀行のATMシステム・カードの認証シス テム・みどりの窓口等があります。

また、規模の大きい企業では受注から売り上げ・損益計算までを多くの地域か ら集めてリアルタイムで集計するシステムが殆どで稼働しています。

これらは、殆どが個別仕様でシステムの良否がビジネスに直接に反映して来ま す。

この重要なシステムの開発には、それぞれの事情で色々な方法がとられます。 ・自主開発・共同開発・プログラムのみ外部委託・システムの外部委託など 多岐にわかれます。

少なくても、情報化システムを扱う担当部署が存在して初期設定から実務稼働 ・保守まで一貫してサポートしている所が有利と言えます。


スケジュール:クリテイカルパス

プロジェクト等のスケジュール管理ソフトでは、工程の順序と必要時間を予想 してマトリックス上にして、最適のルートと平行作業のルートを決めます。

この時に、一番時間的にネックになりそこの進捗でスケジュールが決まる工程 を「クリテイカルパス」と言います。この部分の遅れが全体の遅れになりま す。

プロジェクトの場合はほとんどが、見込みや予想である事が特徴です。従って 絶えず変更や修正がはいります。クリテイカルパスが変わる事も有ります。 日程の遅れを修正するときはクリテイカルパスになっている工程の短縮の対 策が必要になります。

日々あるいはそれ以上の頻度で計画を見直してゆくには、コンピュータによる 管理が必然になります。当然ながら専用ソフトも作られています。


ショートカット

パソコンのHDD容量の増加によって、数多くのソフトが1台にインストールでき るようになりました。沢山をインストールすると各ソフトの起動方法にも工 夫が必要になります。

ウインドウズでは、「スタート」>「全てのソフトウエアの立ち上げ」で起動 が可能です。他にはエクスプローラーから起動も可能です。

度々使用するソフトでは、上記は時間と探す手間がかかるのでデスクトップ上 (画面上)に「ショートカット」を作りそれをダブルクリックする事で起動 できます。(ポイント+「開く」でも可能)

ショートカットの作り方は、旧バージョンではエクスプローラー上のアイコン をデスクトップ画面にドラッグする事で作れました。XPではエクスプローラ ー上で「ショートカットを作る」でショートカットアイコンを作ってからド ラッグで移動させます。ショートカットはソフトには影響を与えませんので 作っても、消しても問題はありません。

ショートカットを作りすぎると、探す手間が増えますので目的上好ましく有り ません。不要なものは削除するか、「アクセサリー」>「システムツール」 >「デスクトップのクリーンアップ」で「使用していないショートカット」 フォルダの中に移動させましょう。

すぐに見つけてつかえないと、ショートカットの目的は無くなります。


ランチャー

形状的には小さくて、見にくいですが画面の端にアイコンを表示させてそれを クリックすることでプログラムを起動させるソフトをランチャーといいます。

ランチャーソフトは多数ありますが、可能な限り小さくしかも画面の端に配置 します。結果的に通常の作業では誤ってクリックする可能性が、少ないと判 断できるので、大きく画面中央に配置されているショートカットと異なり、 ダブルではなくシングルクリックで起動できるように設定されている事が普 通です。

専用ソフト以外にも、オフィスソフト等に付属している場合もあります。 小さなアイコンで認識できるものに限れば、シングルクリックでの起動は、 利用上便利です。

ショートカットを自動で取り込むものと、手動で配置するものとが有ります。


タスクバー

ウインドウズの最下段に表示されるバーです。スタートアイコンと、常駐ソフ トのアイコンが表示されます。これも一種のランチャーともいえます。ウイ ンドウズ以外でも、同等の機能を持つ場合が普通です。

アクセス中のソフトが表示されるので、タスクバーと呼びますがそれ以外の機 能も無視できません。日本語変換ソフトやプリンター関連ソフト・ウイルス 関連ソフトなども通常ここに表示されます。また一部のソフトでは、インス トーラーを使用したときにランチャー機能のアイコンがここに配置される事 も有ります。

マルチタスクで多くのソフトを同時に使う時は、タスクバーは満員になり、重 なって表示されます。これでは切り替えがスムーズにゆかず便利とはいえま せん。同様に、タスクバーにあまり多くのアイコンを置くのもスペースの問 題で使い難いと感じます。


薄型デイスプレー>液晶普及

パソコンのハードの進化は激しいです。その一つに表示部がCRTから液晶へ変化 した事があるでしょう。勿論、まだCRTは現役ですが、液晶薄型表示の低価格 化で新規は殆ど液晶に移ったといってよいでしょう。

理由は、一番は薄型でスペースを取らない事です。二番目はフラットでパソコ ン用での近接位置での使用でも目が疲れ難い事です。三番目は低消費電力で す。これは比較になりません。

後はそれほど言われてはいませんが、電子線・放射線の影響の有無でしょう。 CRTは電子線を当てて表示する訳ですから、向きとしては人間に向かって電 子線が絶えず放射されていることになります。影響はよくは分かりませんが 悪い事はあっても、良くはないでしょう。液晶は電圧をかけた液晶スイッチ の間から光が通過して来るだけですので、指摘されている悪影響は今の所で は聞いていません。

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