項目別バックナンバー[2]:パソコン情報:33

パソコン・複合機

プリンターは、現在では「プリンター+複写機+ファックス+画像取り込み」の複合機としてが主体になっています。
基本は、印刷機能と画像取り込み機能と通信機能の組み合わせです。
それを全て使用するかどうかは不明ですが、用途が多いほど多く使いそうな錯覚が起きるようです。
ディスプレイは、初期はテレビの転用も多かったです。
そして、専用ディスプレイになった後も、テレビとしての機能もある機種は、存在しました。
外部記憶装置は、家電機器のデジタル化にともなってハード的には共用可能が増えています。
ソフトとインターフェイスがあれば、どちらでも使えそうです。
複合機というよりも、パソコンとその周辺装置がデジタルというデータの扱いで、家電や種々の通信等の機器と近くなったのです。

テレビとパソコンとの繋がりは、パソコンの初期からありました。
ひとつは、単純にテレビをパソコンのディスプレイに使用する本体です。
パソコンの機能として全体の価格を下げる目的です。
本体が高価ならば、ディスプレイは代用する発想です。
従って安価な低価格の普及用のパソコンが対象でした。
もう一つは、一体販売ですが、テレビとしても使用可能な機種です。
まだ相互効果は無かった時代ですが、同時にパソコン事業を行う専門事業部も無かった時代です。
パソコンの開発・販売を、テレビ事業部が行うとその様な発想が自然に生まれたと言えます。
メインフレーム等の大型コンピュータ事業部が存在しても、そこがパソコン生産が直ぐに行う時代では無かったのです。

パソコンが普及する前は、大型コンピュータとパソコンの区別は、実際に使用する人しか理解していませんでした。
大型コンピュータのメーカーは有名で、パソコンのメーカーはマイナーでした。
しかも前者は産業用ですし、後者は個人や小規模な所向けです。
同一メーカーが手がけても、その後のパソコンをイメージして作る事は希でした。
産業用のプロセッサボードの転用や、拡張性のないものも多かったです。
そして、パソコン的な機能は色々な周辺機器を転用等で接続する必要がありました。
一体化したパソコンとしての登場は、アメリカより遅れがちでした。
アメリカでも事情は、タイミングを除いては似ていた様です。
パソコンが一気に普及するきっかけになったのは、IBM-PCの登場からです。
名高いコンピュータメーカーが、安価で多売のパソコンを手がけたのです。
そして、そのイメージは複合機の要素でした。
ハードの基本設計と、ソフトのMS-DOSの採用で後は組み合わせというシステムでした。

パソコンの事実上の標準化・寡占化が進むと、差別化が難しくなります。
個人でシステムを組む文化があれば、拡張性があれば問題ではありません。
日本では、アカデミックプランや企業での一括購入機器から、始める人の比率が非常に多い傾向が続いています。
いわゆるマニアが、個人で欲しいシステムを作りあげる事は進まなかったのです。
BTOの時代になっても、原則はインターネット通販からが主体でした。既に詳しい人が利用する事が多いのです。
結局は日本では、メーカーからの提案が主流として残っています。
それが、多数のモデルでの新機種発表と、周辺機器の複合機化です。
結果的に使用しない機能でも、存在する方が高級・多機能に見える訳です。

複合のオリジナル性は、1+1=2なのか、あるいは2を越えた付加価値が生まれたかによります。
これは、特許等の知的所有権と似た考え方です。
1台で2機能は、便利でコンパクトと言えますが、同時には使用できません。
同時に使用出来れば付加価値なのかは、利便性が単独時と同じならば言えます。
パソコンは、ソフトや周辺機器で多様な使用方法があります。
本来の拡張性を利用して、使用者が個人で複合機化する性質の機器です。
その部分のメーカーからの提案が、複合機となります。
これは一応は確立したと言えます。
しかし、ノートパソコン・携帯電話・携帯情報端末の普及で再度、歴史の繰り返しが起きています。

ハードディスクの用途は長い間、パソコンとその関連でした。
現在はデジタル録画機での使用が急増しています。
なにしろ、テラ台の記録容量になりましたから・・・。
そしてもっと容量を増やしたいとか、外部機器の増設でコピーを少なくしたいとかの考えが出て来ます。
メモリーの増設は、本来のパソコンの考え方ですし、外部記憶の増設が容易で安価ならばバックアップ用に使いたいとの考えがあります。
デジタルデータを扱う共通点が、同一機器の用途を複合化させました。

時代は、個性化・差別化と、機種減少の間を揺れています。
コストやメンテナンスに優れた、複数機種を統一して機種を減少させる事は製造者には有効です。
一方で多様化する顧客ニーズには逆行します。
そこで原点に帰ると、パソコンはソフトで用途が変わる事に戻ります。
ソフトでカバー出来ない部分は、インターフェィスの統一と外部機器の増設で対応します。
これは、スマートフォーン、特にアップル社製品に見られます。
パソコンも、USBというインターフェィスに統一されていますし、業務用で無ければ、オフィスソフトやノーツ等の統合ソフトに拘る事はありません。
パソコン自体が実は複合機、という視点に戻る可能性も高いです。


ウルトラブック

パソコン形態は、デスクトップとノートで進んで来ました。
現在提案されているものに、クラウドタイプのパソコンがあります。
少し前に、機能限定のネットブックなる安価タイプのノートパソコンがありました。
急激に登場して、直ぐに下火になりましたが、機能の低下が利用方法を無くしたとの見方が多いです。
その内に、「iPad」等の情報携帯端末・タブレット端末が登場して、機能の充実とアプリストアというビジネスモデルと、急激な機能向上で普及しています。
これらのタブレット端末は、タッチ等の操作で利用する用途向けに開発されており、その用途では優れています。
それに対して、タブレット端末の機能と長所を持ちながら、パソコンの方が得意の作業も可能なノートパソコンとして、インテルが「ウルトラブック」を提唱しています。

ウルトラブックと称するノートパソコンも出始めていますが、まだ知名度は低いですし、まだ共通認識用語ではないです。
そもそも、ノートパソコンにタブレットの機能を加えても、あるいはその逆でも軽量ノートパソコンやタブレット端末との差別化がまだ少ないのでしょう。
どちらも、高機能と小型化を競い、妥協点としてコストダウンを目指しますので、双方の機能を持つとコストアップになります。
従って、本当に双方の機能を1機器で使用するのかが問題になります。
ひとつの概念が出来た訳ではないと考えるべきでしょう。

ウルトラブックのイメージには、小型よりも薄型の方が強いです。
これはタブレットを意識した設計と思います。
それと、画面サイズの確保という制限を満たす事があります。
ノートパソコンやタブレットの画面サイズと、使用時の人の目との距離からは丁度よい距離となのでしょう。
大画面は離れて見る必要があり、ウエブサイト等を見るのに適した最低の画面サイズはタブレット画面サイズ付近にあるようです。
ただし、その大きさのウエブサイトのクリック動作が指タッチで可能かの問題は残ります。
その当たりが、指タッチ方式とペン等のデバイスポイント方式の境目なのでしょう。

ウルトラブックは、個々に異なるイメージで動き始めています。
ノートパソコンとタブレット端末の中間のイメージでしたが、双方に使用する発想が発表されました。
これもひとつの形です、薄型軽量ですので、キーボードもつけてもまだ軽量小型を保てるという考えです。
一見はその通りですが、いずれ片方の機能だけでより軽量機種が登場しますから比較競争になります。
機能の特化か、複数機能かはいつも競合します。
従って、中間的が双方の機能を持つ事かどうかは決まらないように思います。

ノートパソコンとタブレット端末では、ビジネスモデルも異なります。
後者は、一体となるショップからアプリやコンテンツを購入するシステムが、同時に存在します。
これは、パソコンとは異なる発展の仕方です。
パソコンでも、類似の事は可能ですが、多数存在するショップやモールの一部になります。
ハードの発展に依存して発達した、メモリー食いのパソコンソフトと、ハードディスクを持たない前提の軽量アプリが前提のタブレット端末とは、そもそも共存しにくいビジネスモデルと言えます。

ウルトラブックは最初に述べた様に、インテル社の提唱した言葉とイメージです。
従って、実機で似たデザインの製品が登場するときは、ウルトラブックをイメージしているが、少しずつ異なる名称が使用される事が多いです。
まだ、実機としての概念は確定しておらず、そもそも定着も不明ですから、名称ではなく、機能や価格で選ぶべきです。
ただし、一番注目の将来性はまだ不明ですから、ウルトラブックを探す・購入するという行動が現実にどれほどあるのかは不明です。


バックアップ

ハードウェアの破壊や、ソフト的な暴走対策などバックアップの必要性は増えています。
外部記憶容量の増加は、データの復元やバックアップ方式の変動・多様化をもたらしています。
ハードディスクの破壊が、かなり多くの原因です。
その理由に、OSの脆弱性と、ハードとしてのハードディスクの破壊があります。
OSの脆弱性はハードメーカー等が対策を考えていますが、データ量の急増と共に利用者がシステム以外のデータのバックアップを考える時代です。

急激に増えて普及を始めたのがネットディスクです。
クラウドディスクとか、色々な呼び名があります。
ネットワークに接続されているサーバーをデータスペースとして利用します。 そことローカルとにコントロールソフトを置いて、ID・PW等を設定して通信でやりとりします。
全バックアップは時間がかかり、非効率なので差分のアップ・ダウンを行う設定が多いですが、当然ながらファイルのタイムスタンプが正常な事が前提です。
手動で行うものと、タイムスケジュールで自動で行うものがあります。
ただし、ネット上にあるのでセキュリティの問題が指摘される事もあります。
ただいま進化中ですが、無視できないものです。

バックアップは生データのバックアップと、圧縮データのバックアップがあります。
汎用性は前者であり、データ量の効率は後者です。
ハードウエアの破壊や、パソコンハードの変更等に強いのは前者ですが、バックアップや取り込み時間的に制約があります。
現在は、ハード機器の進歩とデータ量の増加によって前者が改善されてきました。
ハードディスクが、デジタルテレビやDVD等のバックアップに使用され始めてより顕著になりつつあります。
パソコンで言えば、外付け大容量ハードディスクになります。
用途が増えると、データ量当たりの価格も下落しました。

多くのサイトが侵入攻撃を受けている現在にネット上のバックアップはリスクはあります。
キーワード等の重要な控え等をネットに繋がったローカルに置いたり、ネット上にバックアップする事はリスクを考えてからにしましょう。
実社会で強盗に入られる以上に、ハッキングのリスクは高い事が多いでしょう。
バックアップの内容は、現状では流出リスクの低いものから選ぶべきでしょう。
重要な事ほどバックアップが必要という現実と、矛盾する事実は利用者を悩まします。
バックアップ手段は、増えていますから方法の選択はその時々で選ぶ必要が、あります。

バックアップで重要な事は、その頻度とタイミングです。
もしも、時間がかからないならば、電源オフの前にバックアップをして終了後に電源オフです。
自動操作も出来ますが、異常終了の時を考えると不安はあります。
その次は、起動時にバックアップをする事です。
状態は、前回終了時と同じはずで、急ぐ時の為に動作の選択が出来る設定が普通です。
バックグラウンドのバックアップは、間隔時間の設定です。
慣れて来て、作業的に邪魔にならない頻度と状況での設定を選ぶ事になります。

定例バックアップは、基本はタイムスタンプによる管理と差分更新になります。
これらの具体的な処理は、動作設定出来るのが普通です。
その為には、タイムスタンプの管理と最新ファイルが最新タイムスタンプを持つ必要があります。
複数のバックアップを持っていた時に、どれかを戻したならば、他のバックアップファイルとタイムスタンプが食い違う事が多発します。
個々のバックアップの設定を理解していないと、混乱して最悪はデータの破壊になりますので注意が必要です。

このページの先頭へ