項目別バックナンバー[2]:パソコン情報:42

ポイントデバイス

パソコンはマウス操作とアイコン表示が登場して画期的に広がった。
マウスの機能は微妙に変化して来たが、基本は画面のアイコンやリンクやスクリーン・エディタ等の位置のポイントと、ボタンのクリックによるアクセスだ。
従って、同様の機能を持てばマウスの代用は可能で、マウス登場時からキーボードで同じ操作もサポートされている。
ただし目的が操作性の向上だから、代用は実際に使用は少ない。
似たポインターは、それ以前のデジタイザーやタッチパネルで使用されていたが、どちらも高価な入力機器で図面の入力等の用途限定の非パーソナルだった。
パーソナル用でマウス以外が登場したのは、マウスの逆の操作のトラックボールと、ゲーム用のジョイステックだろう。
次の大きなステップは、ノートパソコンの登場だった。

ノートパソコンではマウスは原則はオプションだ。
キーボード内に、他のポイントデバイスが設置されている。
具体的には、トラックボールや小型ジョイステックや指タッチデバイス等だ。
ノートパソコンを事務所等で省スペースで使用するときは、マウス使用が作業性は優れる。
問題は、モバイル用途でコンパクトに使いたい時のポイント入力方法だ。
各メーカーが試行錯誤で、決定的な物がなかった。
あえて言えば、タッチタイピング者には、キーボード中央に位置する小型ジョイステックがこのまれ、初心者には指タッチデバイスを好む事は多い。
この状態が続いたが、新たに有力な2種類が加わった。

モバイル用途で登場したポイントデバイスは、現実は避けて通れない。
タッチパネル+指タッチは、主としてスマホから急激に普及した、類似の方法は大型画面でのATMや発券機等でも使用されていたが、個人レベルでの普及では、スマホからだろう。
そして、タブレット端末に採用されて、パソコンとスマホとの共用OSでもサポートするものが登場した、ハードも双方対応が登場している。
同様に登場は早いが、急速に普及しているのが無線マウスだ、実はマウスだけでなくパソコン本体と繋ぐ周辺機器全体が無線化方向だ。
マウスも長期の間に色々登場したが、小型の光学ボールの無線マウスの性能は実使用すると旧タイプに戻り難い程便利だ。
コードレスで小型なので、省スペースでモバイル性も高く使用場所の制約も少ない。

ペンタッチ・デバイスは初期から登場しているが、種類は幾つかに分かれる。
タッチする対象が、専用のタブレット面の場合と表示画面の場合に別れる。
また、タッチと動きを感知する方法も幾つかある、シンプルなのは感圧だが、対象が次第に劣化し易い欠点がある。
最近に見直されているのが、「タッチパネル+指タッチ」の指の代わりでの使用だ、感知方式は同じ静電容量式だと指との併用が可能となる。
過去には、高機能電卓で感圧式が使用された事があるが、画面を傷つけない目的で専用ペンが使用された。
最近は静電容量式が見直されているので、同様に機能面でも専用ペンが使用になるだろう、長所はポイント面積が小さい事だ。

ペンタッチ・デバイスは「タッチパネル+指タッチ」よりも精度の高い操作をマウスよりシンプルな機器で行う事を目的とする。
マウスは表示部以外に操作場所を必要とするが、ペンタッチは表示画面を直接に操作するので表示場面だけの、スマホやタブレット端末での使用に向くとされている。
現実には、指タッチでは操作が不便なまたは誤タッチする状況がどれだけ存在するのかが1つの分かれ目だ。
2つ目は、新たな用途が広がるかの可能性だ。
個人使用でパソコンの出荷数が減少しスマホやタブレット端末のみ保有するユーザーが増えてパソコン並みの操作を望むかどうか?と、現在のスマホやタブレット端末では無理で、クラウドシステムを使用してどの程度可能になるか?だ。

ポイントデバイスとなるかどうかはまだ不明だが、「音声認識」や「モーション認識」がある。
それぞれ「音声入力」と「モーション検知」機能の拡張だ。
なかなか現実の動作が浮かばないが、ペンタッチではなく指タッチレベルの精度ならば可能性はイメージ出来る。
指を動かす動作を方向で、押す動作を動作指示しその他も同様で、キーワードを決めればより認識精度は上がる、実用的な速度と精度の問題は残るが動作だけなら可能だろう。
モーション認識は、特定のアプリに限ればイメージは出来る。
それがOSでどうかと言うと、旧タイプ携帯電話の操作より劣るイメージだ。
ただ、マウスで止まっていた技術が動き始めたので新しい技術の登場は否定できない。


外部接続端子

パソコンや情報機器が完全に閉じた機器の事はほとんどない。
電源・表示機・キーボード・マウス等の接続端子とネット接続端子などの初期付属端子を除いても、それ以外の外部機器を全く使用しない事は少ない。
歴史的には、パソコンが高価な時代は外部接続機器も高価で必ずしも使用しなかったが、次第に多数登場した。
それが、ノートパソコンの登場で一時停滞したが全体の流れは変えなかった。
スマホやタブレット端末の登場は、再度見直す事になったが根本は変わらない。
明確なのは、初心者でも接続可能な方式・機器になって行く事だ。
情報機器の家電化が、外部接続機器でも起きている事だ。

パソコン初期は、外部接続機器の稼働はかなりの知識が必要だった。
外部接続端子のハードマニュアルが、個々に販売されていた。
ソフトは、純正外部機器のみ標準添付か、ハードに添付が多く、マイナーパソコンでは自作か、フリーソフトを探す必要があった。
その動作は、割り込み処理で機械語レベルでのソフト対応が必要で、正論理(5vが1)と負論理(5vが0)の違いだけで動作しない。
外部接続機器の稼働は大きなパソコン用にスキルだった。
状況が変わったのは、Windows95からのOSでのプラグインプレイ導入だった。
ハードが接続されると、動作用のソフトを自動的に繋ぎ、無ければアラームを出す、これは純正メーカー以外も追従した。

外部接続方法は、アドレスやデータをワード単位で送るパラレル方式と1ビット単位で送るシリアル方式が併行して使用された。
前者が速度的に有利な事は明白であるが、端子の数が必然的に増える、しかも16ビット位でも厄介だが、32ビットや64ビットが普通になるとパラレル方式は廃れた。
機器のデータ処理が早くなると、規格統一されたシリアル方式が主流になり、その中で、USB規格が標準になりバージョンアップされている。
小型の接続端子規格だったが、携帯機器の発展でより小さな端子サイズが必要になり、小型化・フラット化が登場し、より小型サイズも登場した。
これらの幾つかは、既に端子形状の標準となっている。

USB規格のシリアル方式は、アドレスやデータのビット数が増えても、端子数が増加せずに対応出来る。
信号線が1つとコントロール線が必須で、電源線等が必要に応じて追加される。
データ処理能力や、データ転送速度が向上した為にシリアル方式がネックになる事は多くはない。
デジタル規格なので、アナログ機器は基本は非対応だ。
標準化が進むと標準装備機器用も、増設外部機器用も同じ端子を使用可能になり、端子数の数だけで増設等の対応が可能となる。
標準装備機器用はまだ専用端子が残っているが、増設外部機器用は標準化対応が常識になり、異なる時は変換機が付属する事で対応する。
特徴的なのが、USB規格の記憶素子=USBメモリーだ。

USB規格の記憶素子=USBメモリーは半導体不揮発記憶素子の技術向上(集積率とコスト)で急激に普及した。
モバイル機器用には「SD」とか「Micro SD」とかその類似が登場している。
USB規格と端子は異なるが、変換機が必須で付属する。
費用と保存性と再利用とバックアップを考えれば、USBメモリータイプの普及は必然の流れだ。
半導体不揮発記憶素子の標準搭載容量が、パソコンとモバイル用機器の区別の方法とも言えるが、当然ながらパソコンにも半導体不揮発記憶素子が搭載される事も増えて来た。
いくら小型の外部接続端子とは言え、モバイル機器とパソコンでは端子数は一般に異なる、汎用仕様なので同時使用でなければ、着脱可能で互換端子故にかなりの用途の拡大になる。

無線通信が長距離通信と短距離通信ともに増えている。
無線LANの普及も速く進んでいる。
同時に、ブルーツースも普及しUSB規格の外部接続端子が無線端子となり、外部機器と無線で接続されるハード設計も増加している。
具体的には、キーボードやマウス等の普及が目立つ。
情報機器の家電や自動車等の生活製品との接続手段であり、長く普及が予測されたが漸く現実に使用され始めた。
有線ケーブルなしは、実際に使用するとその便利さに驚く。
有線用のUSB規格端子に小型の無線発信・受信端子を接続するだけで使用可能で、原則的にそれ以外の追加は不要であり、この方式を止める理由は直ぐには生じない。


プリンタレス

電子化したが、ペーパーレスどころか容易にプリントアウトが出来るので逆に紙が増えてしまう事はしばしばある。
オフィスでのプリンターと用紙とトナー等のレンタル料金は、放っておくと直ぐに予算オーバーになるし、その割りには作業の質と量が上がらない事が起きる。
初心者は電子データのバックアップよりも、印刷してから保管しがちで、電子化の効果が出にくい。
同時に印刷ミス(含む内容訂正)が多く、失敗した紙が溢れるが、どうしてもその裏紙を使用する、インクジェットもレーザープリンタも原理的に裏紙の使用はプリンタ機械にトラブルを起こす。
紙を節約する積もりも含めた電子化が、機械の修理やトナーやインクの無駄な使用になる。

プリンタの無駄な使用量の制限方法には、個別の(単位は実用的に考慮する)カウンタ付きキーの配布がある。
具体的には難しいが、まずは使用量の管理から始めコスト意識を持たす事になる。
稼働率を上げる為には、利用者当たりのプリンタ台数の減少があり、現実は特急や故障被害の問題もあるが、必要なものだけプリントする方向に向く可能性はある。
いずれにしても、プリンタは残る事になる。
ただしプレゼンテーションに限れば、パソコンの画面をスクリーンやプロジェクターに直接に出力が行う方式が普及して、プリンタは不要になった。

プリンタレスの情報自体の通信には双方が通信環境にあり、かつデータを読める環境にある必要がある。
法人等では、使用アプリケーションソフトの統一で実現した、通信は内部のローカル通信(LAN)かイントラネットが多く使用される。
ただしデータが送信後に改竄される事があると、有効なデータが不明になる可能性があるので、履歴更新やデータに特定の利用者のみアクセス出来るロックを掛けたり、読むだけで書き込み禁止のロックを掛ける事もある。
データの共有化を進めるとデータをサーバー上(クラウド)に置いて、それに対してだけアクセス出来る様にして運用する、データは1つで閲覧者や改変者は制限したり履歴を残す。
データが更新される可能性があるので、途中のプリントは無意味になる筈なのだが、完全実施にはデータだけでなく、利用者の意識レベルの共有も必要だ。

プリンタレスを進める方法には、常時使用のプリンタを無くす事がシンプルで単純に効果がある。
ただし、少数のプリント作成機会の対応策が必要だ、単純に取りはずしメディア(USBメモリー・CD-ROM・DVD-ROM)を介してプリントする方式がある。
作業が面倒になると必要最小限の使用になるとの予測の対応だ。
また地域によっては、多様な情報機器使用サービスやプリントサービスを行うサービス店が存在している。
高額なリースと、これらのサービスの利用をコスト(含む作業費用)的に比較する事が必要な時代だ。
高解像度やカラーや大型サイズ等の用途と、小型サイズのモノクロとで使い分ける事も普通になる。

個人利用でも、プリンタレスで外部のプリントサービスの利用はある。
ただし、自由に利用出来る環境はごく少数の利用者に限られた。
多くの地域に出来たコンビニでは、当初からコピーサービスがあり、次第にファックスサービス・チケット購入サービスなど多彩になった。
その流れで、プリントアウトサービスも行われはじめた。
内容はネットを使ったサービスと、記憶媒体を使用したサービスがあり、近隣の店での対応内容を事前に調べておく事を勧める。
なぜなら、フォントを含むPDFファイルのみ対応とか、ネットは登録制とかが多いからだ。
理由を考えれば自然な制約だが、個人利用の場合と制約が異なる。
PDFファイルに変換出来る環境はどの位の人が持つだろうか。

プリンタに写真対応が登場したのも、ITの世界ではかなり前だ。
インクジェットプリンタやレーザープリンタでも、ドット数やカラー品質が向上したが、写真サイズの専用プリンタが実質的な写真プリンタだろう。
フィルム写真>DPEでの焼き付け写真と同じレベルのものが、デジタルカメラ+写真プリンタで可能となった。
写真をネット上にアップする目的では、そのそもプリンタは不要だ。
それでも、プリントする用途はあるが、これも通常紙印刷と同様に、プリントアウトサービスもあるし、コンビニ等でのプリントアウトサービスが行われている。
個人的には、多くの種類のプリンタの保有経験があるが、現在は全く私的には保有も使用もしなくなった、意味を本当に理解するにはまだしばらく時間が必要だろう。

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