項目別バックナンバー[2]:パソコン情報:13
ホームページ制作ソフト
ホームページ制作に必要なソフトは多数あります。 最近は、これらを集めて統合したソフトも出ています。 最終的にはネットに接続するソフトや、ホームページを閲覧するソフトも必要 です。ただこれらは、ホームページを制作しない場合でも使用しますので別 ルート=現在ではパソコン購入時に基本ソフトと同一または同じ扱いで付属 または購入します。
個別ソフトは、1:プログラム作成ソフト、2:コンテンツ制作ソフト、3: 内容確認ソフト=通常はホームページ閲覧ソフト、4:ファイル転送ソフト 等があります。
ホームページの種類によっては不要な物もあります。シンプルな内容であれば ブログはホームページ閲覧ソフトのみあるいは、携帯電話のみでもアップデ ートは可能です。 勿論通信環境と設置先(サーバのスペース)は別途必要です。
プログラム作成は、基本はテキストエデイタがあれば可能です。勿論、ワープ ロや汎用のソフトでも全て可能です。しかしソフトウエアの世界では直ぐに 専用の機能を持ったタグ挿入型が多数登場しています。どのような機能が使 い易いかは個人で異なりますので、決定版は存在しないでしょう。
最近はワープロで書いた内容を、ホームページ言語に変換する機能も充実して 来ました。個人的にはやや中途半端と感じますが、これも個人差があり使用 している人も多いとおもいます。
「ホームページビルダー」をはじめとする多機能ホームページ制作ソフトも、 テキストエデイタを持っています。より上記ソフトに近いモードと、画面を 見ながら構築するモードを切り替えるようになってきています。自動化が進 んだソフトはかなり複雑で冗長なプログラムを生成する傾向があります。も しこれを後で修正・変更する場合は同じソフトで行うか、高度な理解力が必 要です。
タグ挿入型の場合は、作成者の知識範囲でプログラムが作られるので、内容的 にはシンプルでかつ、作成者自身が修正・変更が容易である事はいう迄も有 りません。 シンプルなテキストエデイタは、ベクターや窓の杜のサイトで入手が可能です。
ホームページはテキストで情報を伝えるだけでも、機能はありますが視覚的・ 聴覚的に機能を持たすことが可能です。 これは図形ソフトや音声合成ソフトを使用します。OSで標準に添付しているも のも、フリーソフトで入手できるものも多数あります。また、オフィスソフ トとして販売されているものやCADソフトとして販売されているものもありま す。基本はこれらで作りますが、最近では専用制作ソフトの一部の機能とし て提供もされていますし、ワープロ等のソフトの機能の一部としても存在し ます。
これらのソフトで作成された、図形・音声等が素材として色々なホームページ や、作成ソフトの添付材料として提供されています。内容的のは優れたもの が多く、使用すると便利です。 ただし、使用に当たっては、個々の使用条件をよく理解して著作権等の侵害に ならないように注意が必要です。 同様に、作成ソフトで作ったソフト・図形等の販売を行う時もマニュアル等の 規約をよく読む必要があります。
ホームページは基本として、ローカルで作成してネットにアップロードします。 掲示板・ブログ等で直接にネット内で作成する事もありますが、全てが置き 換わるかは現状では、まだまだと思います。
ブログ等での画像のアップロード機能の様に専用機能もあります。携帯電話で の書き込みも同様です。 一般には、FTPソフトでアップロード・ダウンロードを行います。このソフトは 多くがフリーソフトとして入手可能です。また、一体化したホームページ制 作ソフトではこの機能をも併せ持つ事が多いです。
必要な情報は、アップロードサーバのフォルダ名・パスワードです。ただし、 CGI等の動的機能のアップロードには、リード・ライト権限の設定が必須です。 カウンター・アクセス解析・掲示板・送信フォームほか多数あります。 ただし、他のサーバ上の物を借用する時はプログラムに記述するだけで、サー バに実際には送りこみませんので不要です。
制作のデバッグ・確認は、基本的にはネットにアップロードする前に行います。 しかし、動的機能を持つホームページや色々と制約がある場合はアップロード をしないと動作の確認が出来ません。
動作確認には、誤動作>暴走の可能性があります。特にコンパイラで書かれた 動的プログラムは危険性があります。従って専用サーバでない場合は、ほと んどで禁止されています。アップロード前に必ず規約の確認が必要です。
動的プログラムでは、通常は属性の設定が必要です。「読む」「書く」の組み 合わせで、権限の可否を決めるものです。オーナーと一般との区別も含まれ ます。通常はアップロードを行ってから設定します。外部からアクセスされ ない前に行う必要がありますので、アップロードと同時に行います。
リンクアドレスには、絶対アドレスと相対アドレスとが有ります。慣れないと 絶対アドレスが分かりやすいですが、ローカルで動作確認を行ううえでは相 対アドレスにする必要があります。
ホームページ制作ソフトという大きなくくりにしたために、長くなりますがい くら制作と言ってもホームページは作ってアップロードしたままで全て終わ りでは通常は有りません。
目的と内容にもよりますが、メンテナンスと更新作業は通常は重要になります。 ネット上にアップしたホームページは、絶えずスパムの対象になります。 内容によっては、破壊されない事の確認は定期的に必要です。普通はレンタル のサーバを使用しますので、サーバダウンが一番起こりやすいです。
ホームページに、外部からアクセスする機能を設置した場合は、アクセス内容 の監視が必要になります。具体的には、チャット・掲示板・アクセスランキ ング・検索サイト・リンク関連等です。ブログでは、掲示板やバックリンク 等があります。いくら禁止事項を表記していても、スパム行為は増える一方 です。
ホームページに連絡メールアドレスを置くことは普通です。特にネットビジネ スを行うサイトでは、特商法の規定で必須です。しかし、ソフトでメールア ドレスを収集するスパム行為が多く、拾われにくいように明記したサイトが 増えています。
USB
パソコン本体と外部機器のインターフェイスは、過去に色々と使用されて来ま した。そして、次々とかわった為に利用者はかなり不便でした。
USB(Universal Serial Bus)が広まって来たので、かなりの部分は統一規格化 されてきました。 名称から分かりますが、シリアルですので長所としては構造が単純でピン数が 少ない、短所は低速用である、事です。 転送速度面では、初期のUSB1.1からUSB2.0に変わった時に大幅に改良されてい ます。
接続数も、論理的には127まで可能で通常は不足しないし、ハブの使用で増設も 可能です。 バス方式は統一されましたが、転送方法は使用目的で異なる方式が採用されて います。これについては次回で。
転送方式は要求機能に合わせて作られています。 interrupt転送:データ量は少ないが、リアルタイム動作が必要でかつデータ 精度が要求される時の方式です。キーボード入力等が例です。
bulk転送:データの量が大きくかつデータ精度が必要な時の方式です。例は、 プリンタ出力等です。 isochronous転送:データ量がやや大きく、定められた転送路を作る方式です。 データの再送は行いません。動画・音声データの転送等に使用します。 いわゆるマルチ・メデイアに対応する物で、これが規格として含まれるのが USBの特徴ともいわれます。用途が広がったとされています。
control転送:これは字の通り、USB自身が使用する制御信号・データの転送に 使用します。 マルチ・メデイアに対応が新しい内容で急激に拡がった一因と考えられます。
以前は外部接続のコネクターの物理的形状が多数あり(特にパラレルでは複雑 )、互換性が少なくパソコンに色々な用途用のコネクターがついていました。 それでも不可の時は変換コネクターを使用していました。
USBは物理形状も、少数に統一されています。丸型・矩形型等です。形状も小 さいのでモバイルにも適応可能です。
最近のパソコンの仕様では、USB端子が何個と表記されています。パラレル等の 専用以外はUSB対応の外部機器を使用すれば、極端な端子形状の不一致がおこ らないからです。
汎用という事で、電源端子も含みます。このため、単に電源を取る目的の為に 使用するものも現れています。ヒーターつき手袋・携帯電話充電器接続等で す。