項目別バックナンバー[1]:インターネット情報:2

WEBページ(ホームページ)

インターネットと言えば、WEBページ(ホームページ)です。最初から話題に すればよいのですが、これもまた多くの人に技術的な面を感じさせずに見て もらう事を目標に発展してきました。ただ多くの機能に対応していて使いこ なせば便利ですが、統一規格があってなきがごとくで問題はあります。

その結果、よしわるし、好き嫌いよりも使用者の多いプラウザに対応したペ ージが主流になります。特に個人の作成が増えると多種のプラウザで表示や 機能の確認が出来ないので、使用者の一番多い(現在は、IE)ものに対応に なります。

WEBページといっても、基本的にはプログラムと考える事が出来ます。例えば ワープロソフトで文字・絵・写真貼り付け等を行うのと同様に行います。た だし記述言語は異なります。これが、一つの障壁でしたが、対話式で作成し て、言語を知らなくても作れるソフトが進歩してきて、言語を知らない人で もとりあえずは作成可能になりました。

リンク:WEBページの特徴で、発達した理由の一つはリンク機能でしょう。同一 ページ内、異なるページ内、全然別のWEBページと簡単に繋ぐ事が出来ます。 ネットワークを最大に生かした使用法になっています。リンクの組み込み方 で使用感も作成者のセンスも分かります。

多数ある機能の内でリンク機能をうまく使う事が、インターネットを楽しむ 一歩と言えるでしょう。なお、プラウザの表示-ソースでWEBページの記述内 容を見る事が出来ます。

WEBページを誰でもが作れる様になって、色々の功罪が生じました。はたして我 々は克服できるのでしょうか。以下次回で。


WEBページ(ホームページ)作成

WEBページは「HTML」で記述されます。改訂により複数のヴァージョンが存在 しますので、一番最初に使用するヴァージョンを宣言します。これを忘れる と動かないのが普通ですが、大抵は動作します。競いあって機能を増やしま したが、結果的には互換性に欠ける事になりました。現在も進化中ですが、 規格と表示の統一という課題を抱えています。大きなサイトでは、プラウザ の種類ごとに異なるページを設けていますが、小さなサイトでは無理で、一 番多く使用されているプラウザで動作や外観を確認するに留まっています。

作成は、基本はプログラムですのでテキストを書いて行く(タグと呼ばれます) 事になります。最近はワープロでも書いて、変換できますし、タグ挿入型の エデイタ沢山あります。基本はある程度憶える必要があります。

一方、ホームページビルダーをはじめとする、簡易で能力に合わせて機能を 使い分けるソフトが急速に広がり、主流になりつつあります。最大の特徴は 結果を見ながら作れるという事でしょう。これらのソフトは細部のタグは憶 える必要はありませんが、ソフトの機能は使える必要はあります。

最近は、携帯電話用の機能限定の「HTML」が付属したり、それ用のエデイタも 見かけます。一部では、パソコン画面のWEBページが見れる携帯電話も現れて います。はたしてどちらに進むのか興味があります。


ウイルス

パソコンウイルスと呼ばれますが実態は、インターネットメールで運ばれるの がほとんどで、一部WEBページで感染する事があります。従ってインターネ ットをするには、これを防止する知識が必要です。大げさに言わなくても市 販されているウイルス対策ソフトを導入して、そしてこれが大事ですが絶え ず最新に更新しておく事が必要です。だいたい2-3日に1回は更新があり ます。自動更新できるソフトが増えています。 ウイルスに感染すると、種類により異なりますが、自分のコンピュータのデー タの破壊や外部への漏洩、ウイルスが勝手にウイルスメールを発信するなど の被害が発生します。ウイルスメールは発信先が感染先とは限らないので非 常に厄介です。感染コンピュータのアドレス帳などのアドレスを偽装して発 信するので、正常なユーザーに疑いをかけない注意も必要です。以前はウイ ルスは実行ファイル(.exe)でしたが、マクロウイルスが登場して、現在では 色々なファイルに偽装しています。不審なファイルを開いたり実行しない注 意が必要です。 色々なホームページを見ている内に感染する危険性もあります。それは通常は 1方向ではなく見ているコンピュータにデータが入ってくるからです。これ については次回に。 ホームページと同じ形式のメール(html)があります。これはホームページと 同等ですので、ウイルスの危険性が高く開封には注意が必要で、特別な理由 がない時はメール送信しないことも対策です。

色々なホームページを見ている内に感染する危険性もあります。それは通常は 1方向ではなく見ているコンピュータにデータが入ってくるからです。 クッキー:インターネット上のホームページ等を訪れた時、(含む強制的な副 ウインド)サーバ等側から情報を送り保存する機能です。度度訪れる場合は 繰り返しの入力が省けます。 逆に、訪問者の情報を入手するので悪用もされる可能性があります。 訪問カウンターやアクセス解析もこれを利用します。 接続中は、悪質なデータを送られる可能性もあります。クッキーはプラウザ で設定できます。あまりにも神経質に全てを拒否する設定を行う人もいます が、絶えず使用する人の場合はかなり不便です。一方、無神経に全て可で使 用しますと危険性がまします。中間状態にソフトメーカー推奨のレベルがあ ります。このレベルで使用する人が多く、無難と言えるでしょう。 インターネットエクスプローラー・サービスパック:IE6の脆弱性を指摘する 人が多く、その対応としての機能が装備されています。上記の副ウインドを 開く設定のホームページ・アクセス解析等のCGIがあるホームページでエラー メッセージがでます。現実は大多数のサイトが該当するので、操作性から不 評もあります。ただ、広告の副ウィンドを抑制するなどは助かります。個々 のサイトで許容する設定が出来ますので、充分に考慮して使用する必要があ ります。


検索エンジン

インターネット上のサイトの種類の一つに、ポータルサイト(入り口)があり ます。最初にそこに行き、行き先を見つける意味です。そこには色々の機能 がありますが、規模にかかわらずほとんどが検索エンジンを置いています。 検索エンジン:捜したいキーワードを入力して、それを含むサイト(ホームペ ージ)を捜します。当然ながら、登録されている中から探しますので、規模 とジャンルの影響を受けます。小型の検索エンジンはフリーCGIとして使用 出来ますので小さなポータルサイトは沢山あります。規模が小さくて有効な ものはジャンルを絞っている所でしょう。 大型検索エンジン:いくつかの企業が専門で絶えず開発しています。目標は、 早く・正確に見つける事です。ロボットと呼ばれる装置で全てのホームペー ジを走査してリスト化しますので、基本的には全て登録されている事になり ます。ただ、有用でないと判断した場合ははずされます。 そのリスト化・検索ワード・有用性の順位等を決定する方法が機密で、しか も絶えず変化しています。そして、異なるエンジンで違います。現在はグー グル・ヤフー・MSN等が固有のエンジンを使用しています。しかし、毎週変化 すると思った方が良いでしょう。 SEO:検索エンジンで上位に表示されないと、訪問者は少なくなります。従って 検索エンジンの機能分析が行われています。ある程度傾向をつかんでも、エ ンジンが変われば変更が必要になります。これについては次回で。


ロボット型検索エンジン・上位表示

ホームページの検索サイトには、カテゴリー型と検索エンジン型があります。 両者を併用している所も沢山あります。 検索エンジン型では、ロボットが全ホームページを定期的に走査してデータベ ースを作ると言われています。 使用者から見て優れた検索エンジンとは、どのような物でしょうか?。捜し ている内容が早く見つかり、関係のないサイトが含まれない事でしょう。 早く見つかるとは、検索速度が速い事と上位に捜しているサイトが表示され る事です。 逆に、ホームページ制作者・管理者から見ると、一般公開されている場合は 訪問者が多くなって欲しいですので、多くの検索ワードで上位に表示されて 検索者の目に触れやすい事です。 ホームページの作り方で、上記の検索後の表示順位が変わります。制作者が意 識して上位表示を狙って設計する技術をSEOとよびます。これには、検索エン ジンの表示順位決定方法を知る(推測・実験・経験)必要があります。これ は公開される事がありませんし、絶えず変更・改良されます。当然、検索エ ンジンの種類によっても異なります。優れた結果を出すエンジンは使用者が 増えてゆきます。
グーグルランク:公開されている専用検索バーにランク表示がされます。傾向 として高いランクほどに有用性が高く訪問者が多いといわれています。登場 したときには、ランクと上位表示が密接に関係しているとされましたが、現 在は必ずしも一致しないとの意見が多いです。なぜ絶えず変更されるかと言 えば一番はスパム対策です。傾向を掴み、本来は上位表示される程の内容も 実績もないサイトを、ホームページの設計で上位表示させる行為を防ぐ為で す。これは使用者からは、迷惑です。結果として、エンジン設計者とホーム ページ制作者の終わりのない競争が生じています。続く。

ロボット型検索エンジンの上位表示が問題になり、それ自体がビジネスになっ たり絶えず変更される訳はなにでしょうか。一般に多くの人は検索結果の上 位から見てゆき、だいたい3ページくらいでやめる場合が多いと言われてい ます。もし、ホームページを作成して訪問者を増やしたい場合は使用者の多 いポータルサイトの検索エンジンで上位表示される事は非常に有利になりま す。その結果、上記検索エンジンで上位表示されるようにホームページを作る技術 が研究され、いろいろ呼ばれますがSEOが一番良く使われています。本来 上位表示されないサイトが上位にくること自体には、スパム的要素が含まれ る面も有ります。使用者にとり、不都合な場合が多いからです。検索エンジ ン設計者はこれを防止しようとし、サイト作成者は上位表示を狙う場合はそ の隙間を狙います。結果として、検索エンジンの表示順位決定方法の変更が 絶えずおこなわれ、またその対策も調べられています。終わりはなさそうに も思います。従って、永久に有効な方法はありません。ただ、どの様に変更されてもプラス になるだろうと思う事はあります。 ホームページにスパム的要素がなく、なおかつ内容が豊富。 内容は、画面で人間が見れるテキストで有る事。表示部以外にも、キーワー ドの記入部があります。また、画像に代替えテキストを書きます。背景色 と同じ色の文字や見えないくらい小さい文字も有ります。後者はスパムと と見られることはありえます。 サイトの最初に表示されるトップページの上部に、検索ワードが存在するこ と。ほとんどの検索エンジンは全てを走査しますが、訪問者があまり見な い部分が無視される可能性はあります。 他の有力なサイトからのリンクが多い事。ただし、スパム的なリンクを増や す事を目的にした物は、逆に不利に判定される可能性は潜んでいます。 長期間、運営されていて適度にメンテナンスがされている事。作成直後や放 置サイトは除外される可能性はあります。 同じサイトのコピーがないオリジナルサイトであること。コピーサイトは無 視されます。 独自ドメインのトップ階層にあるサイト。階層が深くなると低く評価され易 く、同一検索ワードで同じドメインは表示数制限がありえます。 具体的に考えるときりがないですが、まだ次回に続きます。

そもそも、SEOが注目されるようになったのは、ロボット型検索エンジンの進 歩によるものです。目的は公開されている全てのサイトからより有用なサイ トを選びだそうとする事です。 最初は、ホームページの記入方法のチェックやあまり表面にでないサイトを 評価する事でしたが、直ぐに商用的に利用する考えが自然発生しました。 有用性ではなく、作成技術で上位表示させるのは批判も当然にあります。 その結果が、検索エンジンの設計と、上位表示技術の後追い競争になってい ます。有用とは:基本的に多くの訪問者があるサイト・有用なサイトからリンクが多 いサイトと言われています。またコピーでない、独自内容で有ることやURL が独自のサイトも条件に含まれているとも言われています。 ただ、客観的な評価が難しい事と同様に評価基準も絶えず変わっていると考 えられています。
メタタグ:ホームページ言語に本文の前に、定義と共のいくつか記入する部分 があります。直接表示されないので、メタタグと呼ばれます。 この部分に、キーワード・概略を記入しますが(なくても可)、これがどの ように評価に影響するかも謎です。決して、書き得ではありません、本文と 差が大きい・キーワードが異様に多い等は、スパム行為と判断される可能性 は絶えずあります。 検索エンジンの個性:一時はグーグル一色でしたが、ヤフーエンジンやMSNエン ジンの登場で、検索結果が異なる事になりました。利用者は、より検索結果 が自分の求めている内容に近いエンジンを使います。ホームページ作成者は どれかをターゲットにするか、どうか検討を求められます。 結果として、複雑さは増しています。

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