項目別バックナンバー[1]:インターネット情報:32

情報拡散

情報や噂が広がる速度は、その時代の主流メディアか、あるいは最速メデイアで決まると言われています。
古くは、人の口づてであり、少数の写本でした。
印刷技術は、それを格段に早める革命的なものです。
印刷物が出来ると、それの流通方法が速度を速めました。
次に、革命的な変化をもたらしたのが通信技術です。
有線通信・無線通信ともに、並行して進歩して来ました。
ただ、はじめは信号通信、それから音声通信となり、現在はマルチメディアとなっています。
そして現在は、インターネットという手段が情報伝達速度を決めています。

インターネットは通信網であり、操作する端末が必要です。
通信網と端末の双方が揃うと、はじめて情報の発信ができます。
ただ、インターネットには限りなく多い情報が流れています。
これが拡散するには、多くの人の眼に触れてかつそこから拡散する仕組みが必要です。
リンク集や検索エンジンが、情報拡散を果たした役割は大きく、今後も続くでしょう。
しかし、情報拡散の速度という面では、新しいシステムである、「ツイッター」 や「SNS(ソーシャルネットワークシステム)」が現在は大きな役目を持っています。
そして、これらを利用出来る「通信網と端末」が携帯可能になった事で加速しています。

ブログには、RSSという更新信号を受け取る仕組みがあります。
登録しておくと、更新情報が入手できます。
ブログが広まった理由のひとつと言えるでしょう。
RSS信号は広く使用されていますが、ただ一部システム変更でサービスが廃止になる事も起きています。
逆に、ツイッターの情報が色々な形でネット上で公開されています。
個人でも使用可能、公開も可能と言う事で急激に情報拡散方法として、主流になりつつあります。
ツイッターは、その誕生時からスマートフォーンからパソコンまで、サポートしています。

災害時の情報連絡手段として、インターネットの有効性が現実に注目されています。
東日本大震災と、福島原発の事故の報道は新聞・テレビという媒体よりも、インターネット絡みの情報拡散性の高さを示しています。
特にスマートフォーンを含めた、ツイッターの能力や動画サイトの威力が速報性で差がみえます。
また、災害現地や海外の情報もあわせて見ると、情報の速さについてゆける手段である事を実証しました。
勿論、海外が日本の状況を知る手段にもなっています。

災害時の情報連絡手段としてのインターネットは有効性があります。
ただし、ウエブと呼ばれる編み目状の通信網も、災害で途絶えます。
一番弱いのは、末端の基地局です。
基地局の破壊は、それを介する通信が途絶えます。
また、情報網が生きていても、容量には制約がありますから過剰な情報量の集中は一時的な不通になります。
残念ながら、被害の激しい程に影響が大きいので、真実の被害状況はインターネットでも伝わるには時間がかかります。
その間は、誤った被害状況情報が広がります。

情報は、発生元以外は引用元を記載して利用するのが正しい常識です。
ただ、現在はそれがあまり守られていません。
インターネットに限れば、ポータルサイトは引用元を記述しますが、新聞等のメディアですから似た記事が並びます。
個人のサイト・ブログ・ツイッター等では、引用元の記述が殆どないので、孫引きは避ける必要があります。
現実は、それが行われていない為に、似たような内容が、時間と引用元が不明確な状態でかなり長い期間発信されます。
拡散はしても、信頼性がありませんので役に立たないのが現状です。

いわゆるデマ情報や風評は、匿名性やコピー記事の多いインターネットでは必ずついてまわります。
意識したものは論外ですが、知識不足・好意からの情報拡散で誤報を流す事も同様の結果になります。
後者は、取り消しをしても一度拡散したものは、止めようがなくなっています。
そしてより恐ろしいのは、拡散に従って内容が変わってゆくことです。
コピー情報の拡散自体もリスクが高いですが、コピーしてそれを編集して、個 人の見解や単なるコメントを付け加えても、内容は元からは変わってしまいます。
特に、時系列の災害速報が時間の記載がなく、時間が入れ混じってしまうと、もう全てが意味を無くします。


警報

東日本大震災の警報発令以降でも、余震や津波警報が毎日続いています。
これらの警報は、その性質上で速報性が必要です。
それ以前は悪評だった、テレビ画面のテロップでの警報も一つです。
嫌う人も多いが、災害以降は普通になったとも思えます。
インターネットでは、各ポータルサイトに表示されますが、必ずしも見ていないのが普通です。
そこで、電子メール関係の通知方法が検討されました。
直ぐに、対応したのがスマートフォーンを中心にした、地震警報通知です。
あまりにも、度々通知されているのが現状ですが、設定出来るので有用とする意見が主流です。

警報という言葉は、災害警報や注意報の意味が多いですが、パソコン等では、アラームや割り込み情報全体を意味します。
設計上の強制表示は、一般にまずい設計で、多くは警報ウインドウを開いて、「実行する」か「キャンセルする」か、「後で対応する」かを訪ねてきます。
時間がかかる作業の警報は、後で対応で警報ウインドウを閉じます。
別の方法は、シャットダウン時のみ出る警報や、画面のアイコンや画面下のトレイ等に変更がある何らかのマークが出る方法があります。
個人的にはこちらが好きですが、そもそも全て、どこかにアイコンが表示されていませんので、この方法のみでは対応出来ません。

アラームでしばしば使用されるのは、電子メール等の着信アラームです。
電子メールは、不在時にサーバに着信して、アドレス保持者が端末にアクセスした時にローカルやブラウザ上で読みます。
通常の人は、着信アラームは不要ですが、端末の使用頻度では各種のアラームを設定している人もいます。
逆に、携帯電話・携帯端末ではアラーム(音・バイブ等)を設定する事が多いです。
東日本大震災を受けて、携帯電話系のプロバイダーでは地震・津波等の警報の警報機能を標準装備する方向に動いています。
日常で、携帯電話・端末の保有率が向上しているので、警報手段として機能が期待されます。

アラーム音として、信号音の他に音楽やボイスメッセージ等が使用されます。
機器初期内蔵もありますし、ソフトとして追加も出来ます。
勿論、アラームの種類で、音を変える事は普通です。
アラームは、音以外にバイブや表示もありますが、音特に音声や音楽は画面表示とあわせて人間の好みにあうと思えます。
初期組み込みで、災害アラームを設定するときは、機種を超えて一定の音等を共通使用する事が望ましいですが、民間事業では難しいと思えます。

シングルタスク機器の、アラームは割り込みでの切り替えが必要です。
従って、強制切り替えはデフォルト設定には出来ません。
マルチタスクの場合は、割り込んでも元に戻せない場合は少ないです。
ただし、用途上で割り込みが困る場合は、禁止設定にする必要があります。
自動バックアップ・アップデートの設定では、かなり「後で対応」を選ぶ事が多いし、割り込み事態が迷惑な事も多いです。
この割り込み禁止の時にも、アラームを行うかどうかは、方法を含めて課題です。
地震警報・津波警報等は、優先度が高いですから一般の禁止から、除外で全体の作業の中断を最小限にする必要があるのです。


クラウドOS

クラウドアプリやシステムが登場してきています。
そして、グーグルOS搭載で、プログラム・データ共にクラウド状態で使用するパソコンの発売が発表されました。
日本の発売予定は、まだですが、OSレベルからの対応で、パソコンとインターネットの双方の世界が密接に繋がる可能性があります。
パソコンの軽量・シンプル化で、もしも機能が同等ならば一気に広がる可能性があります。
基本思想は、インターネット環境(速度・コスト等)が整備されている事が前提であり使って見ないと判らないのが本音です。
インターネットのサーバー上に、ソフトやデータを置くことであり、既に携帯情報端末等で使用されています。

端末の小型化には、ハードの小型化と分散化が必要です。
分散化をプライベートに行うか、ネットワーク全体のシステムで行うかの選択になります。
これは、既に併行して行われています。
正確な意味ではないが、「エピタキス」という仕組みはプライベートのクラウドとも言えます。
メインとなるコントロールシステムと、それに繋がる多くの機器と端末で構成されています。
まだ、部分的な利用状況ですが、携帯情報端末から自身のパソコンを利用する事は既に標準搭載に近いです。

クラウドOSは、セキュリティを含めて技術的により高度になります。
課題も多いので、結果的に対応できる企業等が淘汰される可能性があります。
それ故に、従来のローカルソフトの関連会社はシェア確保と、新分野進出の間で悩む事になります。
クラウドシステムの、課題が明白にならない内は対応が難しい状態です。
従って、マイナーか未参入の所から、クラウドシステムは始まります。
選択という、社内リスクが少ないからです。
ユーザーも、使って見ないと判らないというのが本音です。

パソコン専用のクラウドOSは、まだ発表も少ないです。
これが、スマートフォーン・携帯情報端末になると殆どがクラウドOSです。
ここで技術力を持った所が、その延長でクラウドOSか、あるいはハイブリッドのOSを作って行きそうです。
現行のOSメーカーは、基本的にスマートフォーン・携帯情報端末用のクラウドOSを対応しています。
シェアはまだ安定していませんが。
そして、ソフトウエアでのサードパーティと共同開発か、買収に動いています。
最終的には、OSレベルでは、新規参入は少ないと予想されます。
完全自社開発も、多くはなさそうです。

クラウドOSは、インターネットとの常時接続が前提になります。
それは、有線・無線に関わりませんが、通信容量・速度の設定は重要です。
要求が高すぎると、多くの利用者には実用的で無くなります。
逆に、通信環境の良い人にはちょっと不満でしょう。
個々の環境で、丁度良い設定が異なる事になります。
これに、対応できるのか。
どのように対応するのか。
対応するとすれば、自動か手動か。
ソフトで、変わるのかあるいは変えなければいけないのか。
期待と不安はあります。

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