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スクリプト
ネット上で動的プログラムを動かすソフトの1方法を記述する言語のひとつがスクリプトです。
基本的には閲覧ソフト・ブラウザに組み込まれ動作が普通ですが、パソコン等に組み込まれて呼び出されて使用も可能です。
勿論、ブラウザ側にその対応が必要であり、全てのブラウザで全てのスクリプト言語が動作する訳ではありません。
スクリプト言語は独立動作が可能で、パソコン等のタイムスライスの影響が受けにくいので普及しましたが、逆に悪質なプログラムをダウンロードしたり実行させられると、利用者がコントロール出来ない動作が起きます。
スクリプト言語はリスクもあるが現実に有用で急激に広がりました。
それは、機械語の種類が異なっても動作プログラムがあれば、同じ記述プログラムが動作する事です。
音楽・映像やフラッシュやジャバ等に使われています。
ハードの機器から見れば、動作プログラムが存在するかどうかで動作の可否が決まります。
マルチメディアやマルチハード対応には、スクリプト言語はひとつの手段です。
ただ、最先端技術ゆえの改良が多く、データ量の肥大や、セキュリティリスクの増加が絡みます。
リスクが高くなると、動作の標準でのブロックや、OSレベルでの非対応が出て来ます。
ウエブサイトにスクリプトを導入すると、動的要素や自動動作を加える事が可能になります。
自動応答やバックグラウンド動作も可能で、サイト内の二重窓も作れます。
表現的には多彩ではあり、その点はプラスと言えます。
逆にマイナスもあります、動作速度がどうかと言う問題からはじまり色々と考えられます。
そもそも、多様な表現が可能でも、それを訪問者が望むものかどうかが問題となります、自動動作とは訪問者を無視した勝手な動作です。
サイト訪問者の意志とは無関係な動作の設計といえますので、表現の多彩が逆に嫌われる事や迷惑な事は、むしろ多い可能性があります。
広告受信スクリプトや動画スクリプトは、一番多く使用されています。
データを同じサイトで保有する場合と、他から通信で送られ受信する場合があります。
前者はサイト読み込みに時間を要し、後者は読み込みは通常だが表示に時間がかかる可能性があります。
どちらも通信環境に依存しますし、後者はデータ保有=送信元の能力や混み具合に大きく依存します。
データが送信された時とされない時で、表示の崩れや差が生じる可能性が大きく、データ待ち表示が出る時もあるし、受信待ちでフリーズ状態になる事もあります。
再表示機能が働かない時や、ブラウザの戻る機能が誤作動する可能性も高いです、一般にプラス要素は少なくマイナスのリスクは多いです。
独立動作可能という事で、スパム行為に使用されるケースが報告されています。
セキュリティホール等の脆弱性のあるソフトが狙われます。
それらの攻撃が大きくなって、ソフト提供者の対応が不十分だと判断されれば色々な段階でアクセスを拒否する事になります。
専用のセキュリティソフト(ウィルス対策ソフト)の更新が増えて、次々に機能の追加をしますが、発見後の対策が主体です。
最新ソフトのバージョンでも安全性が不十分だと判断すれば、アクセス制限を行い、主にOSかブラウザのアドインのセキュリティソフトがアクセス制限を行います。
デフォルトが閲覧・アクセス不可で、都度に許可かサイト登録アクセス可能が通常の方式となります。
ウエブサイトでアクセス機器またはソフトがスクリプト非対応なら、表示されないのが普通です。
ただし、非対応かファイルがないのか、表示が遅いのかの区別はつけにくいです。
特に他のサーバーとリンクしていて、そこからの読み込みが遅い場合は、ハングアップに近い状態になります。
慣れていないと操作ができずに悩むでしょうし、サイトに初めての訪問者の時は一番拙い状態です。
スクリプトでの広告表示サイトでは、しばしば見られる現象であり、罪は大きく事前にリスクは理解しておく必要があります。
また、自動ダウンロードやダウンロード誘因スクリプトの存在には注意が必要で、多くは悪質な物であり、被害が大きい場合も想定すべきです。
通信網多重化
公衆電話が激減している。
阪神大震災の被害者としては、当時通じたのは公衆電話のみの状況を思い出すと不安になる。
家庭用の固定電話は逆に混雑は減っているのだろうか、とにかく非常時に通信制限を何にかけて、何を優先させるのかが通信の変化が激しく判り難い。
インターネット電話が普及しているが、普及が広がると非常時に集中が予想されるし安全性も本当に蜘蛛の巣のように迂回線が出来ているかは末端では、不安だ。
無線通信網は基地局の問題と、やはり利用者集中時の対応次第でつかえない可能性は高い。
通信自体の技術は進歩しているが、基本方式・ハードの多重化は進んではおらないと思える。
通信網多重化は平時の混雑解消と、災害時のバックアップとの意味が大きい。
まずは災害時や故障等のバックアップを考える。
まずは端末の存在が不可欠で、故障を含め使えない状態のものはそもそも存在とは言えない。
次ぎに情報網に接続しているかだが、過去の事例で利用者集中のために回線容量オーバーが起きている。
対策として、重要回線優先となると個々の一般回線は保証されない、少なくても転送速度は著しく低下する筈だ。
情報回線の破壊が起きない事が重要だ。
有線なら、断線は多いと予想され全ての迂回線が破壊されると通信不可となるし、回線容量が低下すると先にのべた状態になる。
また、通信装置の稼働システムの問題がある。
基地局の破壊は致命的だが、例えば電気の供給がない場合に稼働するかの問題も大きい、自家発電でも安定供給とは言いがたい。
災害時を考えると動力特に電気供給が途絶えると機能を失う機器と通信方法が多いことに気づく。
バッテリー駆動機器の多くは、稼働時間が著しく短く大きな問題となる。
電気供給の確保と、電気供給に頼らない通信網との多重化が必要で、電気供給が断たれると同時に通信出来ない状態は通信網多重化とは言いがたい。
独立した別の電気供給を作る事が現実的で、その方法は個別の課題となるが、バッテリー駆動の限界は電池や、専用災害用機器の常備などの対応も必要になる。
通信網多重化が、動力源の多重化に近いのが実状でその対策が必要だ。
通常状態では、回線異常やメンテナンスで使用出来なくなった時の対策が問題となる。
使用不可時間にもよるが、仕方がないと割り切れる使用者は1回線のみでよいでしょう、ただし出来るならばそれの信頼性は事前確認が必要です。
災害以外では滅多に不通にはならないので、多重化は一般には2種類の通信手段が、コストも考え妥当でしょう。
都会で利用者が多い所では、有線プロバイダーも複数に接続可能になって来ています。
集合住宅では、複数の通信手段から選べる事も多いです。
有線ネット接続のプロバイダーは多く、選択は色々な事情が絡む。
使って見ないと判らないとか、新技術対応等は将来の事は判らないとなる。
規模で選ぶか、費用で選ぶか、サービスで(事前には?)選ぶか・・難しいが初期費用と継続条件とを合わせた乗換も視野に入れる。
多重化の意味では、乗換ではなく追加になるが、接続方式が同じでは日常の故障やメンテナンスのみの絡みになる。
無線接続も増えているが、基本は主要3キャリア+アルファになる。
有力周波数帯の使用認可は限られているからで、他は回線は借用になる。
回線がトラブルになった時は同じになるし、混雑した時はマイナスの可能性があるのと、電気等の必要インフラのトラブルに対する耐性は判りつらい。
通信網では、ローカル側ではルーターの故障や受信機器故障の比重は大きい。
ハードを多重化=複数保有する個人ユーザーは少ない。
正確には、機器は複数保有しているがデータや通信接続を含めて最新の使用状態になっている事は殆どないだろう。
ハード機器使用者は、通信回線に接続すると自動バックアップや自動アップデート機能が動く設定にする事が多い。
これに、更新データ有り>「更新するかの連絡設定」も複数加わる。
ある程度のパワーユーザーでは必須の事だが、その結果は継続使用していないと日々ソフト的に最新から離れた古い状態になっていく。
多重化を緊急時の暫定使用と割り切るかどうか、同じ状態の複数保有は難しい。
アプリとウエブサイト
ノートパソコンとタブレット端末はインターネットへの接続と動作面では、対応ブラウザ使用時は似た動作をする。
ただし、タブレット端末の主流OSではジャバやフラッシュ等の動作に制限がある為に動作しないコンテンツのあるウエブサイトも多い。
タブレット端末とスマートホーンでは、ブラウザでのインターネット接続よりもアプリを介しての接続が圧倒的に多い。
その結果として、ネット上のコンテンツとして、ウエブサイトとアプリが混在する状態となった。
この状態に対し、対応方法は試行中と言える。
パソコンではウエブサイト対応のブラウザが圧倒的で、マルチメディアソフトも取り込んで動作している。
まだアプリでの動作はマイナーだが、それが続くかどうかを迷わせる事もあり、1つはジャバやフラッシュ等の自律ソフトの脆弱性をつくウィルス攻撃でそれらのソフトメーカーと、組み込んだブラウザ製作メーカーとセキュリティソフトメーカーは対応に追われている。
タブレット端末の様に、スクリプト言語の動作に制約をかけるブラウザの登場の可能性も考えられる。
パソコンの寡占OSのウィンドウズが「8」からタブレット・モバイルOSとパソコンOS共用に動きを取った。
モバイルOSでの立ち後れ対策との見方が強く、パソコンでのそのメリットが不明で従来のデスクトップ画面のみ使う人も多い。
だが、パソコンでアプリ対応機能が使われない事が続くかどうかは不明だ。
パソコンOSのウィンドウズが「8」からタブレット・モバイルOSとパソコンOS共用に変更になり、双方のユーザー共に好評とはまだ言えないが利用者が増えている事は事実だ。
「10」からの無料化の発表もあり、この動きは無視出来ないが、先行の機種を追った設計が多く、そこからなかなか離れられない。
アプリは、ネットにアクセスするソフトでも小型の機能の集まりとも言えるもので開発とメンテナンス単位が小型になり、提供側・製作側にはメリットがあると言える。
利用者側から見ると、必要最低限のアプリのみダウンロードする事で、不要なソフトを除外できて、少ない記憶量で対応出来る、それに応じたコストになるので手軽感もある。
また、スマートフォーンとタブレット端末はほぼ同じアプリを使用出来るので、これは双方にメリットになる。
そして、ブラウザソフトのブックマーク機能で見ると差が見える。
ブラウザソフト=ウエブサイト閲覧ソフトは、パソコンとモバイルOSの双方で搭載されていますが、スクリプト関係等やマルチメディアの連携ソフト対応で差がある。
パソコンでは全ての機能に対応する方向ですが、モバイルOSでは動作は一部のみに制限されている。
その制限されている部分は、アプリが対応する構成が多く、モバイルOSのブラウザでのリンク先がアプリとなるケースが多い。
勿論モバイルOSに非対応のウエブサイトでは、対応するアプリがなく動作しない結果になる。
そして、アプリはブラウザのリンク先のみでなく、独立した機能としてモバイルOSからダイレクトにリンクされる様に設計されるのが主流となる。
ウエブサイトがWEB標準言語で書かれておればOSが異なっても動作する。
ただし、機種やOS依存性のマルチメディアソフトや、ジャバやフラッシュ等の非標準機能は、ハードとOSの種類で動作しない事もある。
モバイルOS搭載のモバイル機器を使用する人の多くは、逆にマルチメディアソフトを使用する傾向はある。
そのためにモバイルOS向けのアプリの開発と搭載になる。
そこには、ハードの制約と少ないメモリーとで動作し制約内で最大に機能するソフトが求められ、小型画面で小型のメモリー容量の機能のアプリが向いている。
アプリとスマホやタブレット端末の相性は、結果でなく一体として開発されたものでセットとして考えるべきだ。
同時にブラウザも搭載しているので、閲覧可能なウエブサイトも存在する。
スマホやタブレット端末のブラウザで使用可能なウエブサイトとしては、動作機能以外では、1:文字の大きさ、2:指タッチ操作可能なデザイン=リンクが接近していない・スクロールがバーではなく画面指ロールで行う、3:やたらと勝手に自動更新しない=電気の消費がコントロール出来るか少ない、等がある。
パソコンと共用ではバランスがかなり難しい。
ノートパソコンの普及で、相違点を文字の大きさで合わせ、マウス動作を指タッチ様にデザインし直すのが普通だ。
その時に共用が良いのか、それぞれに別のサイトを準備するのが良いかは、個々の判断になる。