項目別バックナンバー[1]:インターネット情報:24
地図
地図情報はウエブサイトで特定の施設・場所を紹介する場合は必須とも言えま
す。初期は模式図が使用されていましたが、現在はほとんどで詳細地図が使
用されています。
地図については特定の専門会社が提供している場合が多いですが、それを基に
または独自に、ポータルサイトのアイテムとして提供する事が普通になりました。
その機能は高く、縮尺が自由に変えることが出来ます。
同時に、縮尺に応じて表示内容が目視できる範囲で変動します。
交通アクセス方法の標準掲載はウエブサイトならではの機能となっています。
現在はインターネットで地図を利用する時は、「地図検索」を使用します。
「地図検索」を利用するならばネットの検索エンジンで「地図」で検索すると
沢山見つかります。
自分に合った、または目的に合った物を利用します。
ただ、使用目的によっては著作権が絡む事が有りますので、付属の使用条件は
事前に理解しておく必要があります。
多くの人は、複数回使用すると慣れて使用条件が自分に合ったものを継続的に
使用する事が多いです。
機能は、逐次向上しています。しばらく使用していない人は一度現在の能力を
経験しておくと良いと思います。
ポータルサイトの、マイ・ページを所有しているとデフォルトで表示される事も増えています。
「地図検索」方法は、検索エンジンと基本は同じですが特有の性質の利用も有ります。
まずはカテゴリー検索。これは国・地域・都道府県・施設名等があります。
次に住所・キーワード検索。簡単にいえば普通の検索エンジンと同じ検索方法です。
地図特有が、国別番号検索・郵便番号検索です。実際は後者が殆どですが、イ
ンターネットの常時接続や携帯電話等の無線通信のサービスエリアを調べる
時は必ずと言って良いほどに使用します。郵便番号=住所(一部例外ありま
す)ですので、非常に効果的です。
交通網検索も、非常に利用が高いです。交通時間地図なども存在するくらいで
すのでこれは地図情報に交通のデータベースが必要になります。
交通網検索は、当初は特定のソフトでした。
しかし旅行会社や交通関係の会社のサイトのサービスとして設置される様になりました。
用途に応じて使用方法は異なりますが、例えば日にち・時間・目的地等を設定
して検索すると、それに近い候補が出力されます。
勿論、設置サービスに従って使用する交通手段等は制限されます。
交通手段を含めての検索の場合は、汎用のソフトの利用に戻ります。
最近は、精度を上げる試みがされていますが、微妙な交通接続等は避けるよう
に設定されています。
旅行会社では、準備されたパック旅行から選定するものが多いようです。
交通時間地図は、実際の地形地図とは異なり見える事よりもデータベースでの
使用が主流という性格があります。
画像の立体表現技術は進歩しています。
「Google マップのストリートビュー」の登場は特に話題になりました。実際に
撮影した画像を地図の位置に従って表示します。
撮影した時のある場所にいた人物等が画像に入ってしまうので、問題視された
事もあります。特に解決したとも聞きませんが、現在は該当サイトに不適当
画像の報告窓口が設けられています。
実際の風景が見えると現状でどの様な利点があるのかは、はっきりしませんが
利用端末が携帯化すると、初めての目的地へ行くとき等は非常に便利になる
のではないかと思います。
ソフトとハードは必ずしも一致して進歩しないので、片方が先に提示される事
も意味はあるでしょう。問題点の改良も可能になります。
無線通信
無線通信はいつでも存在していますが、なかなかメインになりきれません。
携帯電話の歴史を見れば、有線通信を行うには国土が広く人口密度が低すぎて
有線の効率が悪い地域から発達しています。
具体的には北欧:フィンランド=ノキア、スウェーデン=エリクソン、アメリ
カ:モトローラ等がそれに当たります。後者は、軍事用途も絡んできます。
日本国内は、基本は有線通信でそれは今もたぶんまだ変わりません。
携帯電話やモバイルパソコンの普及に関しては、無線通信が必須となります。
無線通信は、特徴とコストと安全性等の間でその普及がゆれ動いている状態と思えます。
無線通信に限りませんが基地局の設置が必要です。
通信信号というものは色々な要因で、距離と共に減衰するものです。従って、
充分な信号強度が有るところで増幅して、その後つぎの遠い所に通信する必
要があります。
これは、無線でも有線でも同じです。減衰が起きない通信はまだ存在しません。
無線の基地局は、通常はアンテナを設置して弱い電波を集めて増幅して、目的
の方角に向けて発信します。アンテナは通常は可動式です。これは受信・発
信の方角を変える事が必要だからです。
アンテナはパラボラ(放物)形状です。これは傘上の部分の形状でここで受け
た電磁波が焦点に集中する性質を利用したものです。アンテナの面積と反射
能力と焦点での受信能力と増幅能力が基地局としての機能として必要となります。
無線通信の有線との一番の違いは、発信地から受信地への通信が点から点で行
われない事です。正確には有線も似た問題はかかえます。
受信側が、自分宛の信号を選択して取り込む事でなりたちます。自分宛という
面では有線通信も同じですが、無線はイメージ的に信号がばらまかれていると言えます。
他の人に傍受するならして下さいとのイメージです。
信号は暗号化して、宛先以外は取り込めない筈ですが、その仕組みはあくまで
も正確に機能する事が前提となっています。
携帯電話が病院や心臓ペースメーカー使用者近くでの使用が原則禁止であるの
も、この電波のばらまきの問題です。意味のある信号としては受信しなくて
も雑音としては受信する可能性は高いです。
無線通信を語る場合に、距離の問題があります。
だいたいは距離が遠くなる程、無線が有利になるとされています。物理的に有
線に出来ない場合があるので一般的には自明でしょう。
それならば近距離は、有線かどうかの選択がありますが双方ともに利用するでしょう。
無線通信には、基地局経由する場合としない場合があります。
長距離というのは、基地局経由になります。
しない場合は、トランシーバーやその機能のあるPHS等があります。屋内LANや
携帯電話通しの赤外通信も無線です。これは距離よりも手間の問題でしょう。
携帯電話は、近距離での通信でも基地局をまわるという遠い道筋になります。
同時に、基地局が機能しなくなると利用できなくなります。
それでも一般用途は、基地局経由にまとまった様に思います。
ドメイン名
ドメインとは、もともとは「範囲」「領地」をあらわしますが、インターネッ
トでは、コンピュータ及びユーザーの識別のための管理記号を指します。
インターネットに接続されたコンピュータのシステムは、IPアドレスが割り当
てられます。これは16進数2桁の数値を4つ区切りを付けて並べたものです。
4つの数値は非常に憶えにくいので、アルファベットの記号(言語の種類の拡
大の動きもあります)で憶えやすい内容に置き換えて使用します。
例:[yahoo.co.jp][google.co.jp][jp.msn.com]等です。
この付け方は次回以降で・・。
このドメイン名と、IPアドレスを対応させるのが、DNSサーバーです。
この関連つけにはいくらかの時間が必要です。もし新しいドメイン名を取得す
ると、それが浸透するまでに日単位程度の時間が必要です。急ぐ場合は、そ
れまではIPアドレスで代用します。
IPアドレスで運用しているサイトもあります。アングラ的なイメージはありますが・・・。
ブラウザはひたすら重量化・機能追加・巨大化を続けていました。
日本で普及しているブラウザは特にその傾向がありました。重い・表示が遅い
事は他のソフトを同じ環境で使用しないと分かりません。
後発のブラウザは、一般に軽い・表示が速い事が前提で作られていました。
一度使った人は、多少の慣れや操作の問題があっても使い続けたくなる魅力があります。
速さを必要とするかどうかは、個人環境で異なりますし、クロスブラウザの問
題はまだこれからでしょう。
ブラウザソフトも選べる事に気がついていない人が、選んだ人より多いのではないかと思います。
ドメイン名はここでは一応アルファベット名として進めます。
日本語ドメインは既に認められていますが、まだ普及の形が見ていないからです。
ドメイン名は、IPアドレスと対応すればよいので規則性は厳密ではありません。
当初は、規則性があったが次第に薄れてきたというイメージがあります。
接頭語+メインドメイン+組織・グループ名+国名が基本です。
省けるものもあります。
国名は、アルファベット2文字で表します。ただ「.com」など国名でないもの
もかなり使用されています。日本は「jp」です。
組織・グループ名も同様に、省略も増えています。「gu」政府機関、「ac」教
育機関、「ne」ネット関係、「co」会社、「or」その他等です。
ドメイン名は、人間にとって分かり易い事を目的にしています。
ドメイン名から、ウエブサイトの内容が予想出来る事が望ましいです。
初期には、ドメイン名の売買を目的にしたドメイン登録が行われて、トラブル
が生じました。企業や公的機関の名称を登録して取得する行為です。これら
は売買を目的とするか、便乗商法・詐欺商法の危険性があります。
現在は、規制されていますし、登録・維持・売買自体にも制約があります。
しかし、有効なドメイン名を事前取得する行為自体が否定されている訳でなく
正常なネット上のアドレスとしての登録は考慮されるべきです。
ドメイン名登録・取得・維持には費用が必要です。むやみに保有しても意味は
少なく、有効な利用や継続利用が伴い効果があります。
ドメイン名は、人間にとって分かり易い事を目的にしています。
では具体的にはどうするかについては、初期には一種の神話がありました。短
い方が良い・3文字位が良い・・というものです。
そのころ取得して現在も使用を続けている所はいくつかあります。
例として有名なのは旅行会社です。
・日本旅行>nta.co.jp
・近畿旅行ツーリスト>knt.co.jp
・名鉄観光>mwt.co.jp
それでは最近の傾向の長いとどうでしょう。
・織田裕二公式サイト>yuji-oda.com
・平井堅公式サイト>kenhirai.net
・石川さゆり公式サイト>ishikawasayuri.com
フルネームの公式サイトは多くはないですが、社名・商標・名字等をドメイン
にする事が多いです。ドメイン文字数は2次的に検討する内容になって来ています。
必ず取得できるとは限りませんが、略すると分かり難いというのが常識化しています。
ドメイン名は、登録取得ですから登録費と管理費が必要です。
管理費は更新費用といってもよいでしょう。永久取得ではなく期間ごとに更新
します。更新しないと破棄になります。
管理は原則は、保有者個人になります。
期間が過ぎてからの再取得は、一般的には保証されません。更新期間が過ぎて
他の人が取得してしまうと、再取得はできません。
独自ドメイン名の他に、サーバー運営者等が保有しているドメインをレンタル
する事が可能です。むしろ最近の安価なサーバーの主流のひとつです。
この場合は、1つのドメイン名をフォルダ名を替えて複数人で使用する事になります。
サーバーのコントロール方法で、リダイレクトやアフエリアス機能でフォルダ
名をメインドメイン内に記述する事も可能です。(サーバーによる)
レンタルの場合は、使用者とサーバー等の運営者間の契約になります。契約期
限は当然ながら存在します。