項目別バックナンバー[1]:インターネット情報:39
自動更新
ソフトウエアの更新は理由は色々でも随時生じます。
昔は、それがかなり厄介でした。
現在は、殆どの使用中のパソコンがインターネットに繋がっており、使用始めに顧客登録を行う様になっています。
実は最初の顧客登録自体が大事で、実は購入ソフトやプリインストール・ソフトがその時点で最新でない事が多いです。
また、それでなくても登録すると何かのツール・アイテム等が入手出来るシステムにしてあります。
この登録時点で、パソコンはソフトメーカーと繋がり、色々な形でソフトの更新が行われます。
絶対と言って程に自動更新に設定するべきソフトがウイルス対策ソフトで現在は機能が増えて「総合セキュリティ対策ソフト」などの名称で呼ばれます。
これは初期のソフトを購入するのではなく、日々いや1日に複数回更新される最新セキュリティ対策サービスを購入する物です。
実際に、その関係の評価は如何に早く新しい脅威に対応して更新プログラムを更新するかが大きな比重を占めています。
現在のパソコン環境では、このソフトを使用しない事は自殺行為に等しいですし、導入しても最新内容に絶えず更新しなければその利用の意味は、大幅に弱くなります。
最新セキュリティ対策は、一般のソフトでも大きなキーワードです。
セキュリティ対策という面では、OSは自動更新の対象です。
ただ、マイクロソフトでは同じOSでも大きな変更が時々行われて、後でサブ番号がつきます。
今で言えば「Windows 8」が「Windows 8.1」に変わるような変更です。
以前のバージョンでは、サービスパックと呼ばれていました。
新OSとして販売するか、バージョンアップかどちらか的な内容です。
無料なら更新した方が良いのですが、すべてのソフト・アプリケーションの動作が100%保障されている訳ではありません。
主なソフトはOSの変更に対応しますが、フリーソフトを中心に遅れるか出来ないソフトも生じるので注意は必要です。
付属ツール特に、ブラウザを使用している人はバージョンの注意が必要です。
マイクロソフトOSでは半ば強制の自動更新ですが、更新プログラムのサイトに行くとそれ以外にもプログラムは沢山あります。
自動更新は重要性の高いものが選ばれているのでしょう。
OSでは終了時に自動更新ダウンロードして、次回立ち上げ時に適応する処理が行われます。
それ以外の自動更新は、勝手に動作すると困る場合もあります。
あくまでも利用環境にもよります。
従って動作の選択を事前に設定しますが、個人的には更新ダウンロードを知らせるを選んでいます。
理由は2つで、作業中の内容によっては、直ぐに更新実行したくない場合がある事と、たまにセットで何かのお試し版をダウンロードする時があるからです、不要か有っては困るお試し版ソフトも可能性があります。
「更新ダウンロードを知らせる」設定が無難としましたが注意点があります。
自動実行とは違い、ダウンロード連絡には実行とダウンロードの選択が出来る場合と、ダウンロードだけの場合があります。
後者の場合は、更新インストーラがダウンロードされるだけです。
従って、デフォルトでダウンロードされるローカルの場所を知っている必要があります。
その上で、それをローカルで見つけてダウンロードファイルを実行して、プログラムの更新をする必要があります。
ダウンロードしただけで、実行しないと更新はされません。
通常は、「マイフォルダ」の「ダウンロード」フォルダが普通ですが、変えている人等は事前確認が必要でしょう。
ダウンロード日が不明の場合は「プロパティ」で確認しましょう。
自動更新は事前承認で、その後はプログラムを更新する仕組みです。
現在は、主に耐ウイルス等の脆弱性の改善対策に有用です。
ただし、その仕組みからは逆のリスクもある事を知っておく必要があります。
現実にある種の脅威ソフトは、自動でバックグラウンドでプログラムを送り込む性質があるとされています。
脆弱性を見つけてウイルス等を送り込むのと、それの対策を行うのが競争になっています。
追いかける対策での対応は切りがないが、それ以上の対策はまだ見つかっていない状況です。
認証更新
インターネットは認証だらけと言われています。
会員制や登録制などが増えると増加の一方で増えます。
IDやパスワードを公開しない事は当然ですが、そもそもIDの初期設定が何も考えずに最初は割りふられました。
パスワードも、覚えると他には判らないものと最近は言われていますが、それを満たすものが沢山存在は出来ません。
単独使用のパソコン等では、これらの記憶が可能なものが普通になっていますが最近は微妙になって来ました。
昔はほったらかしで、次ぎに定期的変更アラームで、最近は一定の期間で再入力や設定が必要に変わりつつあります。
ひとつひとつはもっともだが、全体的に無理な状態でしょう。
初期のインターネット認証は、IDが例えばウエブサイトURLに含まれていたり、メールアドレスがIDだったりしました。
パスワードのみで暗証する状態でした。
現在でもそれは多く残っており、対策中です。
1:IDの変更
2:パスワードの変更・強化
3:追加認証
等です。
最初は利用者によびかけで、次は強制的に変更作業中です。
現在、「1:IDの変更」を行っている所が複数あります。
一定期間で利用者が、規約範囲内で設定可能でその期間が過ぎると、サービス提供側が変更して勝手に決めて、全て変更になる方法です。
また、初期に多かったメールアドレスをIDにするのは、次々と廃止・変更されています。
「2:パスワードの変更・強化」にも関わりますが、記憶出来るものを前提にすれば、大体は予想出来る内容になってしまいます。
記憶してメモをしないで下さいとは、全く無理な事です。
根本的に対人間向きのシステム開発が必要です。
IDやパスワードの文字数の増加は、単純なタイピングミスで使用不可になる場合も増えます。
最終的には、「3:追加認証」が必要でしょう。
OSやブラウザで認証の記憶機能搭載が増えました。
少し入力し始めると、残りの予測入力も搭載されたものもあります。
いずれも度々使用するには便利ですが、認証としては弱くしています。
パソコンにログインしてしまえれば、後は芋づる式に認証が判る事態になりかねません。
事態の変化に、ソフト側は見直している様です。
記憶させない>定期的に再入力させるという方向です。
もっと強くするには、ソフトウエアキーボード入力があります。
1対1で異なる文字に対応させるので、記憶しても次回は変わっています。
ワンタイム・パスワードもじっくり増えています。
変更したい事は多くてもまずは、URLに含む内容やメールアドレスまたは一部を含むIDを変更しています。
結構厄介な手順で、自分で決められるとはなっているものの、期限が来たなら強制的に変える・・まで待つ事が多いです。
その時の手順は少しだけ、楽です。
全く覚えられないIDに変わっているので、どうしてもブラウザの記憶登録するしか実用にならないです。(覚えられる内容でない)
しかしウエブ上だけで、ローカルとの接続は変更ない事が多いです。
使用上は逆なのだが、ぬすまれ易さもウエブ上が大きいのでしょう。
盗用されるパスワードは変えてしまおうという方法がいくつか出て来ています。
専用機器利用もある程度増えましたが、今度はその機器の管理の問題になりそうです。
電子メールを利用したワンタイムパスワードも使用されています。
ウエブサイトにアクセスしながら、電子メールで情報を受けて指定先にアクセスする方法が多いです。
ダイレクトに、時間限定のパスワードを送る方法もあります。
そもそも、問題のない人のみに有用な方法になってしまうようです。
意識の低い人は、どうやっても面倒に感じてしまいいつかは被害を受けそうです。
ネットディスク
クラウド時代で安価サーバー時代となると、それをネットディスクとして使用する事も増えて来ます。
通信環境が対応できないと、データ倉庫かバックアップ用途に近くなります。
高速アクセスの付属ハードディスク並みの速度より遅くなりすぎだからです。
通信環境の良い場合でもまずはデータ共有からの開始がメインでしょう。
通常の付属ハードディスクの様にコントロール機能があり、変更日付を元にデータ管理して、アクセスした機器のローカルとの共用データについては新しいものに揃えます。
もし1台で使用すると最新データだけのバックアップ的な使用になります。
スマートホーンの普及で、モバイルOSが急激に普及していますが、大きな記憶装置を持たないので、必然的にクラウド設計になります。
何を記憶装置にするかは微妙ですが、クラウドそしてそれのネットディスクとしての使用は大きなテーマです。
モバイルOS自体に機能があり、提供サービスにクラウドへのバックアップ機能が存在する事は標準となるでしょう。
その上で、より大きな容量のパソコン等にデータを保持する事も基本設計ですが、パソコン自体もバックアップやデータ共有が課題になっています。
かなり問題になったソフトに、ファイル交換ソフトがあります。
ネット上またはそれに繋がっている著作権の存在するデータや、セキュリテイで保護されている筈のデータの流出事故がありました。
最近は国家的に情報を集めている事が議論になっています。
ネットに繋がっているデータは、盗まれる可能性があると考えても現実的にはありうる事です。
ただし、一般的にはネット上にアップしているデータの保護を中心に心配する考え方が普通です。
その流れからは、ネットディスクに何を保管するかには制限が出来る可能性はあります。
ネットディスクは多くのハードでアクセス出来るとデータの共用になり、パソコンが壊れた時も新しいパソコンで容易にアクセスして復旧出来れば便利です。
ただし、それは逆にセキュリテイを弱くする問題がついてまわります。
ネットディスクを優先にアクセスするのか、バックグラウンドで空いている時間にアクセスするのかは使用方法・目的で変わります。
最適な設定・機能・セキュリテイは異なるので、使用方法で使い分けるのが、たぶん現状の最適な方法でしょう。
個人使用では、データ共有が不要機能なので異なります。
パソコンやハードディスクは壊れるものです。
ハードに寿命があるのは仕方ないのですが、同時に無事なデータも破壊されるのがより困るのです。
長期保存のデータならば、バックアップを取れば大抵は良いです。
問題は更新の多いデータです。
最近は、更新データのバックアップも方法はありますので、個人使用ならば手間と費用さえかければ対策はあります。
ただ面倒で、気軽なネットディスクに行きがちです。
ただ、ネットディスクも通常はハードディスクですので、破損等はあります。
バックアップや二重化等でデータの破損対策で助かる可能性が高いだけです。
ネットディスクという言葉自体は最近はあまり聞かなくなりました。
クラウドという言葉が広がりました。
クラウド自体が、ネットディスクと似た意味で使われる事もあります。
クラウドディスクとか、ネット上にあるものは全てクラウドをつけて呼ぶ傾向もあります。
ネットの世界では、言葉の意味も使い方も急激に代わります。
ただ、クラウドのエリアの利用方法は多岐に渡り始めていますので、ネットディスクとしての使用方法はそのひとつになると予想します。