項目別バックナンバー[1]:インターネット情報:18

電子メール<メーラー>

インターネットの使用頻度では電子メールの比率は高いです。インターネット の広がりにつれて、それの送信・受信機能も向上しています。
使用頻度の少ない人は、OS付属のメールソフト(メーラー)やプラウザのメー ラー機能を使用している人も多いとは思いますが、使用頻度の高い人は専用 の高機能ソフトを使用しています。
メーラーの中には、ポータルサイトが提供しているサービスの無料アドレス専 用のいわゆる「WEBメーラー」を使用している人もいるでしょう。これはパソ コンが変わっても使用できるのでパソコンの使用環境が一定していない人に は特に便利です。これに使用するアドレスは、「WEBメーラー」専用とローカ ルのメーラーでも受信できる物があります。後者が圧倒的に有利な事は言う までも有りません。
レンタルサーバーを利用すると最低でも1つのメールアドレスが使用出来ます。 その機能もバラバラですが、「WEBメーラー」機能があるものも多いです。

電子メールは、通常はサーバーのメールホルダーを通して外部から送られてく るメールを取り込みます。
現在、悪質なスパムメールやウイルス等に感染したメールが急増しています。 これに対抗する、スパム対策やウイルス対策が大きな課題となっています。 これらの機能は、サーバーが担当する場合と、メーラーが担当する場合、そ して双方が担当する場合があります。
実状からは、どちらも機能無しでは実用ではなく、非常に危険です。
電子メール以外でもインターネットを使用するので、パソコンにウイルス対策 ソフトを導入するのは今は必須です。同時に絶えず更新して最新機能を保つ 必要があります。サーバーがウイルス対策機能を持つ場合も、パソコンのウ イルス対策ソフトを省く事はできません。二重にチェックする事は、安全度 を高めますので好ましいですが、サービスは通常は有料です。
ウイルスを見つけた場合には、駆除して削除する場合と削除後の情報をパソコ ンに送る場合と機能が別れます。ウイルスの場合はメール内容は破壊されて いますし、読む事もありませんので実質は同じと言えます。

電子メールは、ウイルスメール・迷惑メールの分離機能を持つのが標準的にな っています。
これの方式としては、登録式と学習式が多いですが、双方の機能を持つものや どちらかを選べるものも有ります。
登録式は、アドレスの一部やIPアドレスなどを登録してゆきます。これを見つ けると迷惑メールとして分離します。表題や文章の一部にも適用されますが かなり曖昧な登録になりますので、必要なメールが迷惑メールフォルダに落 ちる事があり注意が必要です。特に多い海外からの迷惑メールに対して、表 題がアルファベットを迷惑メールとするフィルタ機能もあります。
学習式も基本は登録式と同じですが、人間が迷惑メールへ移動させるとその内 容を解析してキーワード等を迷惑語として学習します。パターン化した迷惑 メールには有効ですが、誤認識は避けられません。

最近のメーラーは、自動仕分け機能が標準的になりつつあります。
迷惑メール振り分けと、機能的には大きな差はないと思えますので、自然な流 れでしょう。
メールの内容解析機能はまだ持っていないので、題名・送信者から仕分けを行 う事になります。従って仕分け機能は、3とうりから選ぶ事になります。
現在の基本は、一致仕分けです。排除は迷惑メールでの使用となっています。
あくまでも、コンピュータの自動仕分けですので、ゆらぎへの対応や誤仕分け は完全には無くせません。あくまでも人間が手作業で、受信箱から仕分けフ ォルダに移動させているのを補助する機能です。
迷惑メールでも、紛れ込みがありますが、仕分けでも同様の事は生じます。
配信スタンドや、コミュニティ・ショップからのメールが上記2項目の書式が 一定しているので、仕分け機能が正確に働きます。
個人的や、不定期メールは書式にばらつきが多いですので、正確ではありませ ん。定期的な数の多いメールに対応しやすい事は、やはり有用と思います。

最近のメーラーの機能として、自動バックアップがあります。
電子メールを多用する人の場合は、未読・振り分け等に多数のメールが埋もれ がちになります。
このデータ量は、かなりの容量になります。当然ながら圧縮して保管、解凍し ての開封・読む事になります。
バックアップは、容量が大きい程に重要になります。しかし、通常のバックア ップでは時間的に無駄ですので、差分更新のバックアップになります。
フォルダ単位が多いですが、全体を圧縮してデータを保管し、更新があったデ ータ単位を解凍バックアップ>再度圧縮が多く見られる方法です。
そして、時間・メーラーの起動か終了等のタイミングをあらかじめ指定してお くと、指定時に自動バックアップされます。(バックアップの実行を確認する)


SNSブックマーク

「ブックマーク」という言葉は、プラウザがインターネットエクスプローラー の寡占になってから「お気に入り」という言葉にかわりました。
どちらもネット専用用語ですが、再度訪問したいサイトを記憶させておく動作 ・または記憶置き場を指します。
これらは基本的に個人的に使用する機能で、ローカルに記憶します。
従って全く個人的な好み・目的で使用します。他の人には、ほとんど意味がな いと言えます。
しかし、これの使用者が多い状態で多くのブックマークがあつまり、これらが 公開されれば何が起きるでしょうか。
ブックマークされたサイトは、ある人にとって有用であるならば、もしも沢山 の人にブックマークされたサイトが存在すればそこをブックマークしていな い人にとっても、有用な可能性が高いと考える事ができます。
SNSブックーマークは、上記考え方を基本としています。
多くの人が訪問するサイトではなく、多くの人がリピート訪問するまたはした いと思っているサイトと言えます。
ネット上に、ブックマークを記憶されてそれを公開状態にする事で始まります。

「ブックマーク」を公開すると言っても、意図的の有無にかかわらず本人のサ イトをブックマークしがちです。しかしSNSブックマークでは、これでは意味 がありませんので、マナーとしても禁止事項になります。
個人のブックマークで可能な事を、SNSブックマークでわざわざ行う必要はなく あくまで、他人のサイトでお気に入りをマークします。
現状は、まだ普及度が限定されているので他人のマークしたサイトから探さな いとSNSブックマーク自体を見つけにくい状態といえます。
どれだけ、共通化して広まるかがポイントでしょう。
普及して平均・トータルの結果が、正しい評価に成らないとあまり意味を持た ないと考えられるからです。
ただし、蓄積してゆくものですので、まずは始めてゆくことに意味があります。


電力線通信

パソコン通信は、専用線・電話回線(電線・光ケーブル)等から無線回線へと 拡がっています。
それぞれ、長所欠点がありますが、電線があれば信号が流せるという事で、電 力線を利用する動きが拡がってきました。
電力の送電の問題点は、抵抗(インピーダンス)による電力ロスです。これは 一般に高い周波数で大きくなりますので、多くは低い周波数を使用しています。
逆に言えば、高い周波数側が空いているという事で、これを通信に使用しよう とします。

電力線通信は、短い距離に限られており用途としては屋内の有線のLANとして の利用が考えられています。
まずは、既存の電気配線を使用するのでそのままLANを形成するならば、バス 方式になります。新設ならばスター方式も可能でしょう。
いずれにしても、専用のモデム等が必要であり今後登場してくると予想されま す。制限上、有線LANの置き換えは無理で、外部回線との接続は従来通りの 有線LANで、個々の室内レベルのLANは電力線通信が使用されるとの見通しが あります。
競争相手となるのは、無線LANと予想されて一見その電波障害がなくなりそう に思えます。しかし、室内電気配線はLANとしての使用を想定していないの でもし高周波を流した時に、アンテナとして挙動する事が充分に予想されま す。結局、電力線通信も電波障害が問題となりそうで、無線LANとの普及競 争は結果が予想し難いです。

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