項目別バックナンバー[1]:インターネット情報:11

ストリーミング

インターネットなどで、ネットワークを通じて映像や音声などのデータを視聴 する時に、データを受信しながら同時に再生を行なう方式をストリーミング と言います。従来、このようなコンテンツを見るためには、すべてのデータ を受信するまで待たねばならず、転送速度の低い回線では使用はできなかっ た。ブロードバンドとストリーミング方式のアプリケーションソフトを使う 事で低速な回線でもマルチメディアデータのリアルタイム再生が可能となり ました。
現在では、高速回線が普及していますし急激に普及しています。むしろ、その ソフト名の方が有名ともいえます。Windowsmedia,Realmedia,Quicktime,等 多数有ります。使用頻度は異なっても通常にネットに繋げている人はどれか をインストールしていると思います。

早くからネットからのマルチメデイアの配信を受けた事がある人は、例えば映 像ならばその画面の大きさが次第に広がっている事に気づきます。
当然配信可能なデータ量によって、ストリーム画像の大きさ・密度が変わりま す。これが大きなデータ量で可能になれば、テレビ放送等と同じになります。 インターネットは、データの転送速度が一定していませんので、品質の維持 にはそれに対応出来る技術が必要になります。簡単に考えればデータの転送 ・配信量が、実際に必要な量よりも絶えず多ければ良いのです。
この技術が普及するまでは、データをダウンロードしてから見るために非常に 開始までに時間がかかります。また、それ自体コピーになり著作権の問題に なります。ストリーミングは必要な先読みバッファを読んだ後に直ぐに映像 等がはじまります。映像を映しながら次のデータを同時に読んでゆくわけで す。基本的にパソコンでは記憶はせずに、最小限のバッファのみ記憶エリア を使用します。著作権やコピーの問題も少なくなります。
技術的には、ライブとオンデマンド(リクエストした映像が送られてくる)が 有ります。デジタル化と圧縮、復元とデコード等の技術が伴います。
所でライブデータ転送と言えば、現在普及中のインターネット電話があり今後 登場するであろうテレビ電話があります。以下、次回に・・。

最低転送速度が、必要なデータの移動速度よりも早ければリアルタイムもデー タ送信と再生が可能になります。現在、普及しているADSLはベストエフォー ト式で上り(アップロード)と下り(ダウンロード)の速度が異なるので注 意が必要です。
双方向ともに条件を満たすと、リアルタイムのデータのやりとりが可能になり ます。インターネット電話やテレビ電話が、一番はじめに登場します。現在 はインターネット電話はかなり普及しています。音声のみは、データ量も少 ないですし、先読みバッファで部分的にデータが途絶えた時に補ったり、ま た軽度のみだれは慣れているので気にならないでしょう。(携帯電話も場所 によっては通話品質が悪い事があります。)
画像になると、データ量が極端に増加します。元々は普通の地上波テレビでも 残像という、画面と人間の眼の性質を利用していますので、テレビ電話に限 れば品質は若干甘くみても可能でしょう。
イーランニングも、類似の原理といえます。機能的に追加部分はおおいですが ・・・。
音楽は一番耳で聞いて、品質が敏感に分かりますので現状はダウンロード方式 が一般的です。ただ、1方向なので、活路はあります。


チャット

どのような物も最新技術を取り入れる事は事実として有ります。タイミングは 用途と品質との兼ね合いです。現在はストリーム技術が主体ですが、既に次 の方式の開発が進んでいます。
チャットとは、おしゃべりの事です。インターネット以前のパソコン通信の時 代から行われていました。極端に言えば、電子メールのやり取りや掲示板を 介してのやりとりでも、離れた位置の人間の会話はできます。
チャットルームに集まった人間が、文字を書き込んで会話するようになったの が、コンピュータ・チャットとしての始まりとするのが一般です。まだキー 入力のみの時代ですので、入力速さがネックでした。これは、現在でも形を 残しています。
音声入力及び出力の発展(スピーカーとマイクのパソコン装備)は、次の段階 のチャットですが、インターネット電話との差は基本的にはありません。
次にカメラが装備(まだ一般的ではありませんが)されると、インターネット テレビ電話と同様に、チャットも音声・動画付きで可能となります。技術的 な差は特にありません。用途の差だけです。従ってこのレベルではチャット のイメージは特別なものでは有りません。


RSS

RSSは、「RDF Site Summery」の事で、Netscape社が、記事を簡単に配信する ために決めたフォーマットと言われています。
そのためか、数年前に出来たもののしばらくはほとんど見ませんでした。
所が最近は、日本でもブログのサイトがこのフォーマットをほとんどが利用し ています。他のホームページではほとんど見かけません。
記事と言っても、内容が更新された事の配信に利用されています。同じフォー マットならば、原則は使用しているブログ全てに渡って利用可能になります。 現実にもその方向に進んでいます。特に同一の提供先のサービスでは、ブロ グにあるボタンを押すだけで簡単に設定できるようになっています。
当然ながら、更新状況を簡単に見る事も可能になっています。

RSSという言葉を一番見かけるのは、「RSSリーダー」でしょう。登録したホー ムページ・ブログ(こちらはほとんど対応しています)の項目と概要を読み 出す事が出来ます。インターネットですので、リンクも含めると簡単に詳細 も読む事が出来ます。現実には、更新情報の巡回と表示になります。
名称については、ブログ・リーダーの提供先が独自でつけていますので固有名 詞が多いですが、登録ページで「RSS」と表示している場合が多いです。「X Xブログ」は分かり易いですが、「XXリーダー」では知らないと見逃す可能性 があります。
前回にも述べましたが、ブログは多数の所から提供されていますが基本はRSSを 対応しています。そして、設定にもよりますが更新時にはRSSを配信します。 ブログには、「RSS登録ボタン」が付いている事が多いですが、使用できるの は、そのブログと同じ提供先のRSSリーダーに限られています。それ以外は、 URLをコピーして貼り付け登録する方法で可能となります。
RSSリーダーを多数登録して登録を容易にするか、1つのRSSリーダーにカット &ペーストで登録して使用するのかは個人の好みです。登録数が少ない時は 後者が無難でしょう。

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