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OS新時代

パソコン業界で長らく寡占状態だった、マイクロソフトのOSのウインドウズが自ら大幅に変わると発表しました。
既に、携帯端末やスマートフォンでは「アンドロイド」と「iOS」が先行しています。
マイクロソフトのOS「ウインドウズ フォン」も追いかける形です。
携帯端末やスマートフォン用のOSは、パソコン用のOSと密接な繋がりを持つ設計になっていますし、そのような改良が行われ続けています。
そこで、ウインドウズをパソコン用のOSと密接な繋がりを持つ様に大幅に変更あるいは全く新しい内容に変えようとしています。

何がOSに求められているかが模索中です。
ウインドウズの時代、いやOSを読みこむクリーンコンピュータになってからはOSの更新や、バグ対策・機能向上などは普通になりました。
ソフトがROMではなく、HDDから読みこむ方式になり更新が容易になりました。
ただ、頻度と緊急性は大きく変わっています。
現在のOSの更新、バージョンアップの早さは予想以上です。
半年、1年後を予測する事は無理です。
提供側も利用側も模索中なのでしょう。

いよいよ、ウインドウズ8がリリースされました。
プリインストールの新機種が目白押しのようです。
経験的にリリース直後はバグが多いです、これはソフトの宿命です。
今回は、大幅な変更という事で既存ソフトの動作確認が注目です。
新OSの評価は意外と早く出てきます。
特別に急ぐ人以外は、評価や使用感のレポート待ちが良いでしょう。
噂と、実機での評価はかなり異なるのが普通です。

新OSは、個人レベルでも携帯用からパソコン用途へと広い使用範囲です。
それを共通仕様と個別仕様に、いかに分けてかつ連携をとるかでしょう。
しかし、モジュール化やクラウド化との兼ね合い、いくつのタイプに分けるかそして、その境目はどうするかが難しいです。
スマートフォンとデスクトップパソコンは、明確です。
中間のタブレット端末・ウルトラブック・小型ノートパソコン・高機能ノートパソコンは微妙です。
正確には、OSの種類とその基本設計で境界が変わるでしょう。

現在話題が多いのが、セキュリティとクラウドです。
勿論、マンマシン・インターフェイスを除いてです。
どちらも以前は、別のアプリケーションで対応してきました。
しかし、もはやOSレベルで対応が求められる時期です。
脆弱性が見つかると修正では、対応は当然ですがそんなに弱いかとの印象もあります。
セキュリティにも強いOSが求められています。
クラウドは、OSの設計思想により異なりますが、無関係な設計で通用するかはもはや疑問です。

OSは一番の基本ソフトですから、いくら変化の時代と言っても利用者は簡単に変更行動は起こしにくいです。
特に、マンマシン・インターフェイスとハード機器の買い換えが伴う時は、簡単に同調は出来ません。
そして、シェアが高いOSの大きな変更は、他のOSにとっては大きなチャンスにもなります。
ウインドウズ8のリリースは、不思議な状況です。
携帯端末に近いハードでは、遅れたリリースになります。
デスクトップパソコンでは、必然性が判らないタイミングです(ウインドウズ7がひろまりつつ有る状況)。
中間のノートパソコン・タブレット端末・ウルトラブックでは、その境界を模索している段階です。


ドメイン

インターネットのアドレスは数字のセットですが、それでは判り難いし取扱難いためにアルファベットの意味のある物にして使用します。
ただ住所ですから、同じものが無いように登録制です。
通常は、早い登録が優先です(例外もあります)。
ドメインは、複数のアルファベットのセットで構成されますが、あらかじめ予約された部分と、固有に登録する部分があります。
個人がプロバイダーやサーバーと使用契約すると、割り当てられるドメインもあります。
それ以外に、個人・法人が有料で登録して認められたものも使用できます。

ウエブサイトを公開する時にもドメインを使用します。
ドメインの種類と保有者は、サーバー事に事なります。
通常は、サーバー運営者が独自のドメインを保有して、そのディレクトリを利用者に提供します。
ただし、ディレクトリをドメイン内に入れる・置き換える・読み替える方式が取れるサービスが多いです。
また、同じ方法で別のドメイン=サブドメインを使用出来るサービスもあります。
これらは、多くはサーバーのレンタル料に含まれますが保有者はサーバー運営者ですので、サーバー使用の中止や運営会社の倒産・サービス中止等があれば、そのドメインは使用出来なくなります。
そのような事態を避けたい時や、ドメイン名に拘る時は、個人等の保有の独自ドメインを登録・運営・管理(有料ですが、代行サービスはあります)する必要があります。

サーバーの物理的ファイル構造と、その途中からのディレクトリとを仮想的にドメインと一致させれば、ネット上ではドメインは一人だちします。
ただし、サーバーの機能によってはドメインの下のディレクトリをサブ・ドメインとして使用出来る場合もあります。
一般には、リダイレクトですが、なりすましで行う事もあるようです。
一つのサイトを、複数のURLで呼び出せる事になりますが、リンクとしては一方のみに使用を限る事になります。
利用者の多い検索エンジンが異なるリンクとして扱いますので。

ドメインの入手と管理と継続は、手続きが面倒なので代行会社に依頼するのが普通です。
日本では、専門会社とレンタルサーバー会社が行う事が多いです。
レンタルサーバーとドメインとをセットで、登録すると割引等で勧める事もありまし、同時にドメインのみを他に移行出来る事の確認が必要です。
個別に扱う時は、レンタルサーバー側がドメイン持ち込みと設定方法をオープンにしている必要があります。
ドメインは登録期間前に更新手続きが必要ですので、管理が必要です。
自動更新サービスもありますが、逆に廃棄する時には自動更新を止める必要があります。

ドメインを表面に見るのは、電子メールアドレスとウエブサイトアドレス(URL)です。
既に述べた様に、ドメインにはそれ以下にディレクトリを作って使う事が多いですが、そのままで使用する場合と、ドメインの前に移動させてサブドメインとして使用する場合(サーバーがサポートしておれば)があります。
サブドメインは、異なるURLとなりますが、ドメインの価値を重視するとディレクトリ構造が有利との意見もあります。
いずれにしても、ドメインが電子メールアドレスとURLのどの位置に存在するかを知っておく事が大切です。
特にメールアドレスでは「@」の前は個別の名前で、ドメインは後です。
有名会社等を騙る詐欺メールで、前をドメイン風の名前にしたという報告がありますが、それは見れば偽と判るし、URLも本来の物を検索して比較すれば、判ります。

ドメインの基本形は、サブにサイトの種類と国名をつけた形です。
ただし、同じものは複数使用出来ないので一般には早い登録が有効です。
昔は、売買目的の購入も多かった様ですが、明らかな用途外は禁止の方向です。
ただ、サブの部分を変えたものは未登録も多く、いかにも妖しげなので登録・管理費用も安価です。
日本の「jp」は高価であり、「co」「or」等のサブとの併用はより高価です。
信用度の高いドメインなのでしょう。
日本以外の国での登録も可能で、ネット後進国のドメインが安いですが、見るからに違和感があります。
現在はサブに、県名等を入れた奇妙なドメインが出回っています。
レンタルサーバーの使用が出来なくなった時の事を考えると、個人管理(含む委託)でサーバー移転が容易な独自ドメインの所有とそこでのサイト構築は初期はドメイン力が弱いが、長く続ける時は大きな条件です。


検索インデックス

検索エンジンの利用はネットの情報アクセスの中心の一つです。
特に利用率の高い検索エンジンで検索したときに、上位・特に最初のページに表示される事はアクセスに繋がります。
勿論、検索キーワードで異なるので、詳細は複雑です。
順位付けは、検索エンジンの多くはソフトでデータ収集・解析を行っています。
もしも、アクセスを期待してのウエブサイトを開設するときは、最初の目標は検索エンジンのデータベースに、登録される事からです。
通常、それをインデックスされると言います。

ウエブサイトの制御部(メタワード部)には、インデックスに関する部分もあります。(使用しなくても良い)
インデックスの有無と、内容の読み取りの双方の制御です。
たとえば、会員限定サイト等はどちらも不可に設定するべきです。
通常の一般公開サイトならば、気にする事はありませんが、未完成のページでは、どちらもさせない事もあります。
未完成のサイトと認識すると、評価が悪いと言われています。
巡回ロボットが、自然に探がす筈ですが、サイトマップ(注:ロボット向け)を添付してインデックスを促進する事も多く行われています。

ここでは、データ収集ロボット式の検索エンジンを取り上げています。
それとは別に登録式の検索エンジンや、カテゴリ式の検索エンジンがあります。
具体的には、主に特定のジャンルのみのサイト情報を集めて管理・運営する目的で設置します。
自動登録はデータ収集ロボット式と似ていて、不要なサイトやいわゆるスパムサイトも登録されてしまいます。
それから、データ上で省く作業が必要になります。
データ収集ロボット式ではその作業もソフトで行います。
登録型は、登録許可式にする事になりますが、多くは小型検索エンジンならば手作業になります。

まずは検索インデックスがされたとしても、検索エンジンの評価が気になる人も多いです。
一般に、検索エンジン上位表示を目指す事がの行われました。
ただし現在は、検索エンジン上位表示とアクセス増加とあるいはサイト利用度は異なるという見方が増えています。
サイト訪問が、検索エンジンのみから他の色々なネットツールにおけるリンクからの増加になりつつあります。
検索エンジン上位表示されて、サイトアクセスされても直ぐに離脱されて再訪がないサイトは意味がないとの見方です。

ロボット・ソフトによるサイトデータ収集は、全てかどうかは意見が別れますが暗証等で制限されているサイトの中をインデックスする事は、されては困ります。
ネット上に公開する以上は情報のセキュリティは、保証されにくい事は知っておく必要はあります。
ただ、検索エンジンがそれを破っては、企業としてもネットサービスとしても信用は無くします。
ただ、サイト制作者は検索ロボットに非公開だと知らせるコマンドを入れる必要があります。

検索インデックスはページ単位です。
従って、暗証で入力する非公開ページがインデックスされないようにコマンドを入れていても、そのページからリンクされている非公開サイトのページも同様にインデックスされないようにする必要があります。
これを怠って、本来非公開のページがインデックスされてしまい非公開情報が漏洩した事がありました。
わざとページ名や構造を複雑にしても、検索エンジンにインデックスされるとアクセス出来やすくなります。。

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