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WikiaSearch
日本での検索エンジンの使用のシェアは、ヤフー・グーグル・MSNの順だが、
アメリカ等ではすでにグーグルが一番になっています。
今アメリカで話題になっているのが、まもなくリリースされるとされている、
「WikiaSearch」と言う新しい検索エンジンです。
まだ正式名称でもなければ、開発者がグーグルの対抗者と考えているかどうか
も明らかになっていません。全て、第3者の期待も含めた予想・推測です。
ただ開発者にネット界の著名人物がおり、全く異なる方法での公開方法をとる
とされている事や、その結果として未知の発展性が考えるためリリース前に
期待が広まっているとされています。
「WikiaSearch」と言う新しい検索エンジンの名前を聞いてすぐに思い浮かぶの
が、WikiPediaです。公開されたネット辞書としてすっかり有名です。
その開発者が関わっており、ネット辞書と同様にオープンソースで検索エンジ
ンの結果反映方法を、色々な人の意見を聞いて入れてゆく方法をとる事です。
グーグルを始めとして、現在の主要検索エンジンは企業で運営されておりその
検索結果の反映方法は機密です。グーグルが成功したからと言って、新たに
参入する企業が続出する状況ではありません。
それ故に、どのような結果になるかは分からないですが、全く異なるアプロー
チで設計されている「WikiaSearch」が注目されています。オープンソースは
ネットに関わる多数の人の力を反映して育つ可能性があります。
果たして日本にいつ姿を現すか不明ですが、興味を持つ人は多いです。
多様化するスパム
ネットの普及速度と同様にスパムが増加しています。
2007年は迷惑メールの数は90%を超えたとの報告もあります。情報資源
の無駄使いは人類財産の無駄使いですし、その多くがウイルス感染パソコン
からの送信であるとの報告は、問題の深刻さを示しています。
手段の数だけスパムの数が存在すると言われています。一体どのような目的か
が分かりにくいものもあります。
「PDFスパム」は、読ませたい内容をメールの本文には書かずそれらを記述し
た「PDFファイル」を添付するスパム迷惑メールです。通常は本文は空白で
す。何か書いても同様ですが、目的が本文から迷惑メールかどうかを判断す
る迷惑メールフィルター(迷惑メール対策ソフト)を回避しようとするもの
ですから何も書かないのが有効?なのでしょう。
添付ファイルの開封を行わないで回避できるので、効果は不明です。従って
増えたり減少したりしていると言われています。
添付型のスパムメールには、画像ファイルに記載して添付した「画像スパム」
や、MP3形式の音声ファイル(.mp3)にした「MP3スパム」も確認されていま
す。ただし私は、内容の不明な添付ファイルは開封しませんので、大量のス
パムメールを受信していますが、確認はしていません。
これらは「PDF」スパムと同様にファイルを添付してその中の情報にスパムを
忍ばすとされています。従ってスパムフィルタにはかかりにくいですが、開
封率も低いとされています。
目的は偽情報の配布とされています。いわゆるデマ情報・風評を広げることです。
開封率の低いスパムメールは、配信数を増やす必要があり結果的にスパムメー
ルの急増になっているとの仮説もあります。
動画を閲覧させようとする迷惑メール(スパム)が出回っていることが報道さ
れました。情報量の多いものが続々と登場しているのでついにかの感じもあ
ります。添付ファイルのスパムでスパムフィルタを逃れている状況と前回書
きましたが、このスパムはメール中のURLにアクセスすると、特定の動画が
ストリーミング配信されるというものらしい。通常は怪しげなメールの記事
のURLにはアクセスしないので、筆者は見た経験がありません。
動画の内容は、株式情報やどこかの企業の好業績などを伝える偽情報とされて
います。いわゆるデマを流して混乱させようとするものでしょう。アクセス
して初めて分かるので、スパムフィルターは逃れやすいでしょう。でも、ア
クセス効率にも疑問はあります。
スパムメール規制
スパムメール(迷惑メール)の急増が問題になっています。次々と規制が出さ
れています。それでもほとんど効果がでていない状況です。
スパムメールの問題点は多数あります。
1:当然ながら不要な内容ばかりだが色々な偽造がされており、件名のみでは
判別が困難です。また、法律違反内容や未成年には不可の内容がかなり混ざ
っています。少なくなったとはいえ従量制料金での利用者は金銭的被害があ
ります。
2:メールアドレスは個人情報ですが、これが売買されている事実があること
です。これは違法性があります。
3:スパムメール配信者に未着を多く含む多配信を行う者が存在する事です。
通信業者や、ネット自体の負荷が多数に上りスループットを下げます。その
コストは正規の利用者の負担になります。
4:スパムメールが偽装されると、自由な企業や個人の活動が制限されてしま
ったり、必要なメールが迷惑メールと間違い削除される実害も発生します。
スパムメール(迷惑メール)の最大の問題点は、法規制だけでは取り締まれな
い事です。もちろん、法規制は必要ですが。
一般社会の、違法張り紙やダイレクトメールなどが後を絶たない事と同様の問
題がスパム行為にあります。
費用対効果があるうちは、無くなる可能性はすくないでしょう。そして、その
後でも愉快犯はなくならないでしょう。
結果的に、法規制・個人の自衛という一般社会と同じ現象になるでしょう。
ウイルス対策ソフトが巨大ビジネスになっています。日本は遅れを取っている
ように感じます。同様に、迷惑メールフィルタサービス・ビジネスが拡がり
つつあります。これもアメリカ発信で、日本は遅れを取っています。
技術的問題とともに、個人情報保護との兼ね合いでの法規制が日本で遅れてい
る事も原因ではないかと思います。
迷惑メールフィルタサービスを利用している人は多いと思います。メールアド
レスの使用料金に含まれる場合もありますので、気がついていない人もいる
と思います。
有料オプションの場合は、迷惑メールの数により考え方が異なると思います。
ネットにつながったメールボックスから、ローカルの自分のパソコンに移動
させる時間・削除の手間・ウイルス等の危険性を考慮すると、利用する事を
積極的に薦めたくなります。
メール内容確認後のフィルタですから、個人情報保護に関する事に同意が必要
です。従って知らない内には原則はないと思います。
前回にも書きましたが、複数のアメリカの企業がサービスを行っている様です。
迷惑メールフィルタ機能は、ローカルのメーラーの機能としても普及していま
す。ダウンロードしてから分別して、削除になりますから効率は悪いです。
しかし、受信フォルダに必要なメールと混在する状況は避けられます。
迷惑を受ける側が、これだけ苦労するのはおかしいと思いますが、発信者にメ
リットがある限り状況は変わらないでしょう。
しかし、通信のサービスを行っているプロバイダが最大の被害者で、ようやく
対策に本腰をあげはじめたと感じます。
まずは自身のサーバからの大量配信の制限が始まりつつあります。次は偽装
アドレスメール等の受信拒否になると予想します。
次世代ネットワーク
次世代という言葉はしばしば使用されますが、現実にNTTが申請というニュース
が有ると現実の問題となります。
ただ、企業の申請となると商用ベースになりますので色々と問題が発生します。
既に無線ブロードバンドの認可で採否が別れた所です。次は次世代ネットワ
ーク(NGN)になるようです。申請が、分割した東西のNTTからのために早速に
反対意見が出ています。
次世代ネットワーク(NGN)とは、IP化された電話網を作ろうという試みです。
IP電話自体ははもはや珍しくないですが電話網全体をIP電話にするのはまだ
新しい考えです。そしてそのためには標準を決める必要があります。
これを、NGN(next generation network=次世代ネットワーク)と呼びます。
何故NTTかというのも、インターネットが絡むのも予想できます。
企業の内線電話や個々の可能部分をIP電話にするのは現在もありますが、電話
網全体をIP電話にしてしまうという考えと実用化はまだ新しいです。
英国・韓国等でも公表されているらしいです。
それならば日本でもというのは日本の得意芸です。
KDDIやNTT等を中心にIP化すると公表していますが実際にIP化が実現・普及する
にはまだ数年かかると言われています。
理由は色々あるでしょうが、まずは技術的な問題です。新技術の初期にトラブ
ルが多い事はよく知られるようになりました。電話という重要な通信手段の
トラブルの社会への影響を考えると見込み出発は出来ません。
電話網をIP化する時の問題点は、追加サービスよりも現在のサービスを全て実
現する方法が問題になります。
また固定電話でスタートしても、既に携帯電話が普及しています。その接合・
融合は重要です。
標準化にはいくつかのメリットがあります。これは歴史的に明らかですが、そ
の選択は重要です。機器が標準に基づいて開発されれば通信事業者は一つの
メーカーに頼らずに購入できるでしょう。
通信事業者間でIP網を接続する時は接続の不具合や互換性の問題も避けやすい・
通信事業者・機器メーカー共に仕様で悩まないという建前はあります。しか
し先行者利益、標準規格作成者利益は存在します。
オープンな標準化は少なく、どこかが余分に利益を得る構図は避けがたいです。
規格が広まるには、このあたりが政治的・独占禁止的に処理される事が望まし
いと言えます。
新規格は、技術的に未完成要素はありますが、一般に高度になっているメリッ
トも多いです。次世代ネットワークでは、暗号化技術によるセキュリティ強
化が分かりやすい進歩です。