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ブログライク
ネット上の、ウエブサイトはかっては静的なタグ文で作られていました。
近年は、音声・画像等を含む動的なサイトが増えて来ました。
これとは別の方向の動的ウエブサイトとして登場したのが、いわゆるブログで
す。ワープロ感覚で文章を日記風に書く事が出発でした。
現在では種類も増え、用途も多様化すると共に、本来のウエブサイトの情報配
信とは異なる使用方法が行われ問題もあります。
登場時は、無料・有料のブログサービスが主体でした。
その後、レンタルサーバーにブログ風のシステムを埋め込み使用するソフトが
複数登場しました。
代表的なものは、MT(ムービング・タイプ)やWORDPRESSです。
最初にブログが登場した時は、無料+広告付きと、広告なしの有料でした。
現在もほぼ同じです。集客目的の、各サービス元の公式ブログなるものも存在します。
操作上の差から複数のソフトが使用されている事は分かります。
その広がりの中から、ソフトの有償配布と条件付き(個人用途)の無料配布が
MTで始まりました。
WORDPRESSは、アメリカ等では広く使用されていると書かれていますが、日本
では普及は遅れたように思います。ただ、こちらは制限数なしの無料配布で
した。このタイプの日本での普及に従って、MTもフリーソフト版がVER.4から登場しました。
この現状は、どちらも個人用途では無料使用可になっています。
ただし、著作権は放棄されていませんから著作権表示やリンク等は改変は問題があるでしょう。
ブログの用途に広告誘因・アフィリエイト用途があります。
この場合、日記等と同様に扱う事に困難があります。
最初に登場した無料ブログ・サービスが広告掲載収入で運営されていましたの
で、その中のコンテンツとして広告誘因・アフィリエイト用途に利用すると
はっきり言って広告だらけでそれ以外に何もなしになります。
広告サイトでも、有用なものは当然にありますが、表示される全体の一部しか
利用者がコントロール出来ないのでは限界があります。
それゆえに、ブログライクのソフトの利用が進みました。MTは当初は、個人使
用で非商用(アフィリエイト除く)のみ1システム無料でした。
現在は細部のバージョンは除いて、MT4・WORDPRESS共にフリーソフト版が存在
します。利用が広がったとも言えますが、既存の設置ブログに書きこむのと
ブログライク・システムをインストール+設定+稼働とは、要求レベルが異
なります。つまずく人が後をたちません。
ブログ記入はワープロ感覚ですが、ブログライクソフトのサーバーへの設置は
詳細マニュアルと中級知識か、上級知識が必要です。
ただし、最近は自動インストール・プログラムを内蔵していますので、必要な
知識は1段階下がったといえるでしょう。
しかし、タグによるウエブサイト作成経験なし・レンタルサーバーの使用経験
なし・FTP等の関連ソフトの使用経験なしでは、やはり簡単とは言えません。
タグによるウエブサイト作成が出来ないから、ブログライクソフトを利用した
いという人は、まずほとんどつまずくでしょう。明らかに初期設定の難度は
MT・WP(と略します)の方が高いからです。
そして、無料ブログのイメージでサイトデザインやブログパーツの追加・変更
が簡単に可能という錯覚を持っている場合がかなり多いです。
ブログライクそふとでも、MT・WP(と略します)の利用が圧倒的に多いです。
理由は簡単です、設置が難しい場合は情報量が多い事が利用者を増やす前提で
す。それに、個人使用の無料という事も大きいです。
無料化は、MT3までは非商用1システムのみ無料でした。
MT4、WPは無料またはフリーソフトが登場しました。
情報量としては、従来は圧倒的にMTが先行していました。しかし、WPも急激に
利用者が増えてきました。
現在ブログライクを設置しようとすれば、MT4、WPになります。MTは3と4でかな
り変わりました。MT4、WP双方が似てきたという面があります。それは、どち
らもデータベースを使用する(必要である)からです。
従って、設置サーバーで対応データーベース使用可が必要です。
設置・サーバー選定に自信がない場合は、レンタルサーバーが設置のサポート
をしているかどうかの確認が必要です。
ただ、サポート・保証はないのが普通です。その場合は、充分な情報が必要です。
最近はレンタルサーバーに試用期間を設定している場合が増えています。思い
切って設置に成功すれば継続使用するが、失敗の時は試用期間中に解約するという方法もあります。
MT(MTOS)・WP(WORDPRESS)共に、自動インストール機能がついていますので、
FTPの使用経験がありURLの意味が分かっている人には導入は容易です。ただ
しデータベースの知識・サポートは必要です。
自動インストールすると、デフォルトの状態ですぐに使用可能です。
ただし、ブログライクは使用者のカスタマイズ性が高いのが特徴です。
従って、ほとんどの人がテンプレートを変えたり・モジュールを変えたり・プ
ラグインを導入したりします。
これらは、簡単な手順ぐらいしか明記されていない事が多く、利用者はある程
度の(通常の静的ウエブサイト以上の)知識・経験が要求されます。
一部、ポータルサイトのブログのイメージで、簡単に設定できると勘違いして
いる人もいるようです。
ブログとブログライクとの違いは何かとの質問があります。
メイン機能的には、同じ用途といえるでしょう。
ただし、どのように使用するかは個人で変わります。
無料ブログの場合は、広告料で運営されている事が普通ですので、広告用の外
部リンクの集まりです。これは大きなマイナスですが、運営元のドメインが
大きなブログ利用者の集団ですので、ドメインの力が強い事があります。
同じ運営元で有料ブログが利用出来る所があります。これについてはほとんど
まともな情報を持っていません。多くの人がブログライクを使用するので、
長所・短所が話題になりにくい様です。
ブログライクはアメリカ生まれで、日本語化は完全ではありません。いくらか
のメッセージは英語で出力されます。有用な追加機能も英語の知識が要求される事がおおいです。
ブログまたはブログライクと、静的なウエブサイトの差は何かとの質問もあります。
ブログ系は標準で、ピンゴ・RSS・トラックバック・コメント(掲示板)等の
機能がついています。通常の静的なウエブサイトでも持たせられる機能です
が、初期から付属しているので必要な人には有効です。
上記機能には更新通知機能が含まれます。従って、検索エンジンを含めて広く
更新通知ができます。ただし、多用してスパム行為とされない注意が必要です。
また、タグを使えない人でも、その制限内で記述が可能です。内容がデザイン
的にどうかとかは無視に近いですが、割り切る事で簡単に使用できます。
初期設定はブログライクは難しいが、それが終わるとある程度の内容のサイト
は容易に作成できる。そして情報発信にも向いています。
しかし、高度のデザインや情報の集約には不向きです。
ユーチューブ等
ユーチューブは、ネット上で共有できる動画(映像・音声)を簡単に作れてア
ップロードが可能な技術またはシステムです。
動画ファイルをほぼ無制限に無料で、アップロードが可能という内容が新しく
急激に広がりました。
当然ながら、ワールドワイドでのシステムです。
その容易さから急激に多くの動画がアップロードされました。
同時に類似のシステムが多数、立ち上がる事になりました。
これは、技術的にもネットコンテンツ的にも大きな進歩ですが、逆に誰でもと
言う所から、法的・道徳的に問題がある動画が多数アップされる結果になり
その対策に追われる事になっています。
新しい仕組みが広がる時に関わるのは、広告・違法・匿名性・コピー性などです。
簡単動画システムも全く同じ経過と言えるでしょう。
コピー性については表示タグ(スクリプト)の配布ですから、元の配信元を削
除すれば一斉に止められます。
しかし、現状はチェックして削除する人的な容量の問題から遅れがちになって
います。アップ段階での判断はまだ難しいのでしょう。
登録制を厳しくすれば、システム自体が広まらない可能性もあります。
いわば、両刃の剣の状態です。
これは、ネットでの種々の事柄に共通します。
2007年1月から放送番組の違法流通防止のため「放送コンテンツ適正流通推進連
絡会」が発足。ユーチューブ上での番組無断アップロードも当然に監視の対
象としているためテレビ局や著作権関係団体による動画の監視・削除要請が激しくなります。
ユーチューブに登録して「お気に入り」に動画を登録してゆくと、それが上記
に該当する場合は次々に削除されている事を知っていると思います。
2007年2月6にユーチューブCEOと親会社のGoogleの幹部が来日し日本の著作権団
体らと会見し、日本側の登録者の個人情報登録をさせる件については非同意
でしたが、違法動画をアップロード自体出来なくする技術を開発することを約束しました。
類似システムも複数登場して、色々な方法で合法的な利用もされています。
新ブラウザ
インターネット閲覧ソフト=ブラウザは歴史的には、寡占状態の時が長いでした。
その中には、OSと一体化させるというビジネスモデルの影響もあります。
しかし、使用者が増え・要求機能が増え・1ソフトとして扱いはじめ・ウエブ
サイト制作者が増えてクロスブラウザの確認のために複数を使用しはじめる。
等で、種々のブラウザの使用機会が増えると、ソフトの占有率も変化しはじめます。
ネット普及の最初は、ネットスケープ社が占有率が高かったです。
これに対して、無料化戦略で浸透させたのがインターネット・エクスプローラ
ー(IE)です。度々バージョンアップを行い、微妙な機能解釈が独自でクロス
ブラウザの面から悩ませられました。ようやく、やすかろう悪かろうから脱
した感がありますが、新しいブラウザの台頭の時期でもありました。
ファイヤーフォクスの浸透に続いて、IE8とグーグル・クロームの登場です。
ブラウザはひたすら重量化・機能追加・巨大化を続けていました。
日本で普及しているブラウザは特にその傾向がありました。重い・表示が遅い
事は他のソフトを同じ環境で使用しないと分かりません。
後発のブラウザは、一般に軽い・表示が速い事が前提で作られていました。
一度使った人は、多少の慣れや操作の問題があっても使い続けたくなる魅力があります。
速さを必要とするかどうかは、個人環境で異なりますし、クロスブラウザの問
題はまだこれからでしょう。
ブラウザソフトも選べる事に気がついていない人が、選んだ人より多いのではないかと思います。
ブラウザもソフトですので、オールインワンと機能の追加(アドインとかツー
ルバー)の設計方針の選択があります。
互換性を重視すれば、モジュールレベルで互換ソフトの組み込みが考えられます。
また、マルチメディア機能はデフォルトスタンダードがない時点では、初期組
み込み+変更可が多く見られる選択です。
従って、マルチメディアやウエブ言語の解読やクッキー等多数が設定できる様になっています。
ただし、ウエブサイトがクロスブラウザといっても個々のブラウザの設定には
対応出来ませんので、崩れて表示されるウエブサイトは自身のブラウザが標
準設定になっているかの確認が必要です。
ジャバはまだ初期組み込みではなく、メディアプレーヤーは初期組み込みが多いのが現状です。
IE8とグーグル・クロムの新ブラウザの公表が注目されています。
特に後者は、グーグル検索窓と訪問サイトのURL表示窓の共用という一目で分か
る設計方針が注目です。操作デザインというものは使用期間が長く慣れた時
にはじめて正当な評価がされるのでしょう。
日本では、IE6,IE7の寡占状態ですが、ファイヤーフォックスも徐々に広がって
います。その使用感の最大の特徴は、速い・軽いでしょう。グーグル・クロ
ムは採用基本ソフトに類似性があるらしく速さ・軽さはおおむね継承しているようです。
IE8とグーグル・クロムの新ブラウザで、一番驚いたのがクッキーや履歴をブラ
ウザが閉じればキャンセルできる設定が存在する事でしょう。クッキーや履
歴が便利なのは、サイトに再訪問した時に認証や入力の省略に便利です。
逆にいえば、セキュリティ上では所有者以外が使用した場合に問題があります。
それをパソコン・ブラウザの使用状況で設定を変えることが出来ます。
ただし、ネットショップの買い物かごや、アフィリエイトのクッキー記憶も消
えるのでこれらに関わるネットビジネス関係者は、その機能の普及は大きな問題です。
ブラウザというものは、基本機能はウエブサイト言語を実行するインタプリタ
の役目をします。従って利用者が期待する機能は、どのブラウザでも全ての
サイトが同じに閲覧できる事です。
しかし現実は、クロスブラウザという言葉があるように、ウエブサイト言語の
解釈が複数あるためか、ブラウザのバグか理由は細部は不明でも結果として
同じように見えないのが現実です。
クロスブラウザというのは、特定のブラウザを設計の中心にして他のブラウザ
に対して異なる内容を読み込ませるウエブサイト言語のテクニックで、・・ハックと呼びます。
また、ブラウザには個々に閲覧内容を変更設定できる機能がありますが、原則
として標準設定以外はウエブサイトが対応していない場合が普通です。もし
崩れた表示になる時は、ブラウザ設定を標準に戻す必要があります。
新ブラウザが登場しても、上記状況には改善が見られていないと感じます。