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マルチメディアソフト

パソコン等のハード機器がマルチメディアに対応しているかどうかが前提ですが、プリインストール版では動作する為のソフトもプリインストールされています。
音声はイヤホーンかスピーカーが必要です。
画像は、表示機と再生装置(例えば光ディスク)などが必要です。
それぞれにグレードがあり、それに見合ったソフトが必要です。
単にデータを音声信号に変換するソフトと、データを編集したり自動再生したり、制作・編集したりと多彩です。

パソコンセットやプリインストールソフトは、とりあえず動作するレベルの場合が多いです。
理由は簡単で、購入者の目的がマルチメディア利用の重視とは限らないためです。
性能が高い物は、ハードもソフトも高価になりますが、それを目的で購入する人とそれ以外が目的の人がいます。 デスクトップなどでは、ハードはUSB端子から付け替える事で性能アップが可能な事が多く、ソフトは別購入する事で性能アップになります。
より高い性能は望む利用者が追加すれば良いという考えです。
カスタマイズ販売では、大抵はオプションに含まれます。

現在では、サイト閲覧ソフト・ブラウザにもマルチメディアソフトが付属しています。
独自の物もあれば、モジュールの連携や組み込みもあります。
ブラウザの種類やバージョンにより異なる事もあります。
一時はインターネットエクスプローラーの寡占でしたので、その組み込みソフトも主流でした。
ただ、複数ブラウザの競合時代ですのでマルチメディアソフトも混合使用の時代です。
タブレット端末のフルブラウザでも動作する事が要請されて行きます。

マルチメディアソフトは動的なものが主流です。
すなわち、バックグラウンドで動作します。
最近は、バックグラウンドで動作するソフトは脆弱性があればスパム攻撃を受けるリスクが度々指摘されています。
その結果として、該当ソフトの改良・バージョンアップが度々行われています。
利用者は最低限はこの最新版の利用をするべきです。
自身でチェックは難しいので、利用登録して更新版の連絡を受取、ダウンロードして更新します。
多くの種類を使用していると、面倒になるかも知れないですがそれは別問題です。

マルチメディアソフトはサイト閲覧ソフト(ブラウザ)との関係が深く、初期インストールも多いです。
逆に、ブラウザの寡占状態が崩れ多種化になると、サイトが提供するコンテンツが対応するマルチメディアソフトをユーザーが使用していない事も増えます。
無ければダウンロードするかどうかはユーザーが判断します。
強制的にダウンロードさせるサイトは、セキュリティが進歩するとウィルスと同様の警告が出ますし、たとえ一度成功してもユーザーの意志で追加していない不審ソフトとして、ブラウザが警告を出す事もあります。
ブラウザの種類で異なります。

利用者側からは多様なアプリケーションソフトに対応するマルチメディアソフトを多数インストールする事は非効率です。
特に度々のバージョンアップが行われている場合や、サイトで強制的にインストールさせようとする物は困った事です。
ただ、ソフトの主流は時代で変わる事がこの分野でも起きています。
かっては主流だったものが、次第に利用者が減り、それを使用しているサイトコンテンツが無視される事も不思議ではありません。
どうしてもというならば、複数のソフトに対応させる必要があります。
どうも厄介な時期に入った感があります。


公衆インターネット

ユーザー自身の契約したルーター・ネット回線ではなく、不特定多数の利用者が接続出来るインターネット回線があります。
それは有線でも無線でも同様です。
有線は早くから一部で使用されていました。
ただ、接続機器(パソコン等)を利用者が持ち歩く事になるので大きな普及にはならないままで次の段階に入りました。
スマートフォンやタブレット端末をWiFiで使用する時に、無線ルーターが広く設置されておれば利用者は急増する可能性があります。

現在は、公衆無線LANの普及が進んでいます。
公衆無線LANは、無線LANを利用したインターネットへの接続を提供するサービスの事です。
LAN(ローカルエリアネットワーク)という位ですから、その接続ができる場所と範囲は制約があります。
基地となる場所を、ホットスポットやアクセスポイントあるいは無線LANスポット、フリースポット等と呼びます。
情報関係は固有名詞・商標が混ざるのでややこしいです。
サービスの提供者も多様化しました。
特定のインターネット・プロバイダーと契約している事が基本ですが、従量制臨時契約や、複数のプロバイダーのサービスをサポートした所もあります。
ポイント提供者が費用を負担する場合もあります。

公衆インターネットの内の無線LANではホットスポットが重要ですが、本来は誰かが無線LAN機器の利用性の為に無償で公開した街中でも無線LANによるインターネット接続が出来る所の事でした。
最近ではより広く使用されて、街中で無線LANが利用出来る場所全般を指す様になりました。
しかも「ホットスポット」という名称が、特定の携帯電話会社の商標登録されていますが、その所持者は一般名称としての使用を暗黙に認めています。
今後の事は不明だが、何故商標になったかは、情報後進国ゆえの珍事とも言えます。

地方自治体等公共施設では、独自の無線LANサービスを導入している自治体もあります。
例えば、図書館や都道府県庁や市区町村役場等が最初の設置対象です。
地方自治体が設置としても、利用者=そこの自治体住民のみとはしていない事が多いです。
それは、他地域からの通勤者や観光客・旅行客の利用も前提にしています。
通勤を含む、交通機関・駅にも設置される様になって来ています。
ただし、通話の規制や電源オフ車両との共存意識は必要ですし前提です。
利用者制限あるいは確認に利用者が、氏名やメールアドレス等を示す事を要求する場合もあります。

商業的な利用も当然にあります。
鉄道や駅や空港も含めて、ホテルや喫茶店やファストフード(有名です)など飲食店などが利用者向けに設置しています。
公衆無線LANサービス提供企業が直接に商業利用のために設置する事もあります。
極端には、個人が設置提供の公衆無線LANポイントも存在するとも聞きます。
テザリングが普及しても、WiFiでの利用要望も多いので、設置場所は多様かつ拡大傾向です。
勿論、費用対効果であり、人口集中場所が優先される現状はやむを得ません。
ただ、当然ながら提供企業(プロバイダー)が異なる事も多く事前確認が必要と考えるべきでしょう。

商業利用は普通は課金制ですが、それには従量課金制と定額制があります。
通常のインターネットや携帯電話と同じです。
多くの公衆無線LANサービスは、ユーザ認証で利用して利用者に課金します。
無線通信の欠点の無断使用・盗聴などの問題もついてまわります。
ユーザ認証+暗号化は最低の使用方法です。
商用と言っても、利用場所自体が有料の時は無償サービスとする事もあります。
 たとえば新幹線車内や地下鉄や空港の会員制待合室ですが、回線とルーター以外のプロバイダー料金は負担(通常契約内)は多いです。
逆に多くのプロバイダーサービスが受けられる(接続出来る)、公衆インターネットもあります。
料金については、通常と同じくプロバイダーとの契約範囲が最低必要と考える事が理解しやすいです。(プラスが必要な時もある)


レスポンシブウエブ

ウエブサイト閲覧ソフト・ブラウザの多くは、ウエブサイトのサイズが自身の動作パソコン等の環境の表示サイズを超えるとスクロール・バーが表示されます。
上下に関しては、通常はスクロール・バーが表示される事は普通です。
画像やコンテンツは、それを前提に設計します。
逆に、幅方向が表示環境を越えると相当に見にくい事になります。
その状況に、表示サイズが異なるアクセス環境=スマートフォンが登場しました、タブレット端末の一部も該当します。
果たして、ウエブサイト製作側の対応は?。

ウエブサイトには、テキスト・画像・音楽・動画等のコンテンツがあります。
このなかで、ウエブサイト閲覧ソフト・ブラウザに機能が含まれるものと、機能を追加して動作するものがあります。
ただし、後者は動作環境=ハード・OSでサポートされているかで動作可否が決まります。
具体的には、マルチタスクの対応・フラッシュ対応・ジャバ対応・その他のスクリプトの対応がパソコンのメジャーなブラウザ以外は動作は不明です。
理由は、機能が制限される環境と、ウィルス・スパムへの対応から動作を制限している場合と、ソフトのバージョンの急激な変化に対応出来るシステム構築を目指す場合等があります。
動作しない場合で諦めない時は、クラウド動作ブラウザの利用、システムに対応したウエブサイトを制作者に期待する、パソコンを稼働させておいてモバイル機器からリモートでコントロールする等が考えられます。

ウエブサイトの設計方針のひとつは、アクセス・ブラウザの表示解像度により表示を変えて幅の変化に対応するものです。
初期のブログでは、単純にサイドバーを表示しないものもあります。
レスポンシブウエブまたは、それ用のテンプレートでは一部のサイドバーやページなどをコンテンツの表示位置をブロック単位で変える事で、幅を変えます。
省略ではなく、横長を縦長にして解像度に対応する設計がです。

ブラウザは多種のOS用に提供されています。
ただし、マルチメディア関係は別に供給されている事が多いです。
そもそも、ジャバやフラッシュやその他の動的なスクリプトの動作を許していない場合もあります。
それらの動作には、マルチタスクに対応したハードとOSも必要要件です。
動的ソフト対応は、スパムに利用され易いので、ウィルスソフトが必要になりシステムが大きくなって行きます。
大型から小型のスマートフォンまで対応のウエブサイト対応というのは、まだひとつの進み方という段階です。

ウエブサイトとブラウザの関係は微妙で、膨大なウエブサイトを無視出来ないが、互換性に拘り過ぎると進歩はなくなります。
過渡期は認めて、ウエブサイト記述言語のバージョンアップと双方のブラウザサポートが一つの行き方です。
ただ、絶えず進歩する世界では決定版は出来ないので、結局はそれも繰り返しに成らざるを得ません。
現在は、自動または手動切り替えで対応する方向が多いです。
レスポンシブウエブは自動の考え方ですが、有利さもまだ統一意見とは成っていないです。

レスポンシブウエブは現実に使用されているし、誰しも考える事ですが、技術変化が激しいために、費用と労力をかける効果があるアクセス数の多いサイトに限られる傾向です。
あとは、手動で機能を選択出来る設定や、単にアクセス環境の解像度にのみ対応する限定版です。
後者は、リスクが少ないもので技術変化に厳密に対応しなくても悪影響もないと思えます。
自動は、過渡期にはリスクの大きいコスト効果の限られた技術の段階と思えます。

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