項目別バックナンバー[1]:インターネット情報:28

ウエブサイト侵略

ウエブサイトに侵略して書き換える犯罪が多数発生しています。
書き換え内容が、ウイルス・ギャンブラー等の埋め込みというもので一気に、 重大問題化しています。
ウエブサイトに関する犯罪は、昔も現在も途絶える事はありません。
その内容は多様ですが、該当サイトのみならず、訪問者にも害を及ぼす事が多 く、被害の実態は予想以上に大きいです。
ウエブサイトに関する犯罪行為は、他人のサイトの内容をコピーするソースの 盗み行為や、SEO関連で急激なリンクの追加・削除による攻撃、類似ドメイ ンの偽サイトの開設等もあります。

ウエブサイトへ侵略して書き換える方法として、ウエブサイト管理用のIDと パスワードの盗用があります。
ウエブサイトのアップロードには通常は、FTPソフトを使用します。
このソフトでは、サーバーに合わせた設定が必要ですが、その他に管理者にの みアップロードやダウンロードを可能にするための「ウエブサイト管理用のIDとパスワード」が必要です。
逆に言えば、これが分かっておれば自由にウエブサイトの書き換えが可能になります。
従って、一番多いウエブサイトの書き換え犯罪は、FTP用の「ウエブサイト管理 用のIDとパスワード」の盗用から始まるケースが多いとされています。
これは、ウイルス等のソフトがパソコンに侵入して、色々なデータが漏洩した 事件と内容的には同一原因です。

最近、急に「FTP」ソフトの脆弱性を指摘される事があります。
ただ元を辿れば、特定のソフトの開発者が自ら自身のソフトの脆弱性を警告した事に起因するようです。
その後に複数のソフトの脆弱性についての調査が発表されました。
具体的なソフト例をも示していますが、利用者が多いソフトが侵略のターゲットになっただけのようです。
「FTP」という仕様自体が暗号化されていない通信方式ですし、同時にソフト 内に個人情報(ID:パスワード等)を記憶させておくとウイルス感染で内容を盗まれる可能性があるという事です。
「FTP」ソフトの多くは、フリーソフトとして広まっています。暗証通信には、 そのライセンスが必要です。従ってフリーソフトで暗証通信対応はありません。
また「FTP」ソフトが対応していてもアップ先のサーバーが対応してなければ使用は出来ません。
「BIGLOBE」では、海外からのFTPアップロードを基本的に禁止の発表がありま した。リスクの低減方法のひとつです。

ウエブサイトへの攻撃を受けたかどうかは、ファイルの追加・改竄を調べると 判りますが、それは管理者の責任です。
内容を更新時以外にも確認する事が必要になります。
例えば、アップロード履歴(ログ)・ファイルサイズ・ファイル更新日時(タイムスタンプ)・等でも殆どは判ります。
ただ、攻撃が巧妙になると、ファイルサイズ以外にファイルの内容を調べる必要になってゆく可能性もあります。
基本的には、動的ファイルかアプレットのhtmlへの書き込みが行われているのが現状です。


携帯端末多様化

携帯電話用のウエブサイトは現在でも健在です。
同時に、パソコン用のウエブサイトにアクセス出来る携帯電話・端末が増えて来ました。
ブログ系は、パソコンとモバイル共用が普通ですし、書き込み自体がどちらか らも可能なものが多いです。
パソコンの画面の解像度が上がって来ると、ウエブサイトも合わせたくなりま すが、必要性が少なければ携帯端末からのアクセスを期待してある程度の解像度で抑えておく考えもあります。
対象を狭くして最善を求めるか、広くして対応端末の増加を待つのかは、悩ましい選択です。

大手のポータルサイトでは、複数のページを用意しています。
文字の大きさ等の選択で、異なるページを見せます。
携帯電話からのアクセスの時は、表示ページを自動で切り替える事を行っているサイト設計もあります。
これは、パソコン・携帯電話の双方からアクセスが期待できるサイトでは多く使用され始めています。
ただし、いずれも複数のページの準備が必要でどのサイトも対応出来る内容ではありません。
ブログ系は、パソコンとモバイル共用が普通ですが実際に携帯電話でどの様に 見えるかはパソコンで確認できるものと、携帯電話でアクセスして見る必要があるサイトがあります。

携帯端末は現在進行形で、次々と新しいものが登場しています。
フルブラウザ対応も多く登場しています。
画面が携帯では大型で、タッチパネル方式です。
iphoneだろうと言われる人も多いですが、わずかずつ機能が異なる類似思想の 機種・端末が次々発表中です。
画面が大きい携帯端末の機能と普及度は、いまから見届ける時期です。ただし急激に増加が予想されています。
大画面と言っても、パソコンのディスプレイの大型化と比べると小さいです。
パソコンでアクセスしても、携帯用のサイトが中央に表示されるサイトの場合 もわずかですが増えています。
コンテンツ製作者は、試行錯誤かあるいは、ハードの普及度を見ている状態でしょう。

パソコンでは普通になっているアプリケーションソフトをインストールする方 式ですが、モバイルパソコン以外の携帯端末でも増えています。
その名も単純に「アプリ」です。
一度購入すると通常は以後の価格はかからない費用設定が主流です。
デフォルト的なアプリは、無料でインストール出来ます。
後は機能に応じて価格設定されています。
携帯電話から、スマートフォン等まで同じ設計になっています。
ハードの違いが機能の違いになり、ハードの普及がアプリの種類の差となっています。
市場が世界に広がっている方が有利との見方もあります。

いよいよ「タッチパネル携帯端末」が登場します。
まずは、アップル社から「ipad」です。
これほど注目が高い商品はアップルならではです。
イメージはモバイル端末と携帯電話とネットブックの中間的な位置ずけで、目 標は全ての機能の良い所を1機種に持たせる事と思えます。
この設計がモデル的な標準になるのか、機能的に中途半端になるのか多くのメーカーやユーザーが注目しています。
意見が出ているのは、
・バッテリー稼働時間>10時間は短い?>平均稼働時間は?
・重量はやや重い>ネットブックと携帯電話等の中間?
・画面サイズはやや大きいのか?>使用感に繋がり一番難しいでしょう。
・機能は?>アプリの種類やバッテリーや重量との総合評価になるでしょう。


iPad

アップル社の「ipad」は固有名詞ですが、しばらくは普通名詞並みに使用されるでしょう。
不思議な程に商標が同じ問題が連続して生じました。
「iphone」の時は、カタカナ表記を「アイフォーン」にする事で解決。
「ipad」は富士通との間で、商標の使用権が合意したとの発表がありました。
普通名詞に「i」を付けるだけですので、同じになりやすいのでしょう。
「i」単独には色々な意味が当てられますので、自然とも言えます。
先行機種の商標が、普通名詞的に使用されるのは、パソコン・インターネットの業界では過去にも多い事です。
「ipad」の評価はこれからでしょうが、これまた商標の「twitter」への投稿の かなりが「iphone」から行われはじめており、「ipad」も同様と予想されます。
日本では未普及の電子書籍機器としても登場です。

汎用モバイルタッチパネル式情報端末等の言葉の幾つかを組み合わせて呼ぶ様です。
デザイン性に拘るのが、アップルの特徴ですが今回はデザイン面では、画面サ イズと厚み関係のコメントを事前に多く見かけました。
4/5の発売後は、一般購入者のコメントが溢れる事でしょう。
事実、アメリカ在住の日本人のtwitter等で購入者のつぶやきが聞こえはじめています。
ノートパソコンから類推すれば、画面サイズや重量を含めた厚みは複数の仕様になって行く様に思います。
ただ、ノートパソコンが省スペースとしてデスクトップパソコンの代わりに用いられた事も原因のひとつです。
「ipad」類似端末がモバイル用途のみならば、それ程に多くのバリエーションは生まれないでしょう。

前回に「それ程に多くのバリエーションは生まれないでしょう。」と言ってし まいました。しかし、アップルの携帯電話「iphone」の対抗国産メーカー販 売戦略を見ると見事に業者ごとに異なるコンセプトです。
スマートフォーンがこの状態では、日本ではとにかく色々の機種になり、淘汰されるか棲み分けるかになるでしょう。
タッチパネル式携帯電話(スマートフォーン)の国内対抗機種は
・ドコモ>アップル類似コンセプトでより機能とデザインを強めている。>iモードはなくなるのか?。
・ソフトバンク>iphoneに対応しているがその安価タイプに位置する機種を出す模様です。日本のビジネスモデルにも配慮か?
・KDDI>一番後の発売になりますが、シャープのPAD(ザウルス)と見た目が類似した機種です。キーも付いていて純粋なスマートフォーンではない様です。機能は徐々に追加とされています。同時に現行携帯電話の買い換え向きではないです。
機能的には、スマートフォーン対抗機器ですがその後のipad対抗を予想するときの参考にはなるでしょう。色々ありそうです。

ipadの日本発売はもうしばらく先になりました。
ただ、対抗機種の動きが活発になっている様です。
発売という面では、日本ではiphone対抗機種です。
dokomoのXperiaへの興味は非常に大きい様です。
これを受けて、その評価と開発者の設計内容が公表されています。
その内容はやはり、
・キーボードの扱いです>ソフトキーボードの方がサイズ・配置に自由度があ るという見方は無視出来ないでしょう。
・日本語変換ソフトの扱いです>迷った上で搭載です>日本特有であっても必要との判断です。
・カメラ機能>中間解像度で搭載です>必要だが全体設計を乱す程は高い解像度は選ばない。
・デザイン性はかなり拘っています。
ipadへはもっと検討課題があるでしょう。

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