形而上学

「アリストテレス」について

「アリストテレス」は、古代ギリシャの哲学者で、プラトンから
学び、ソクラテス・プラトンと共にあらゆる学問に繋がる業績から
全ての学問の出発点とも言われています。

古代ギリシャでは、明確に学問の分野が分かれていた訳でも無く
現在の自然科学もその中に含まれています。

アリストテレスの著作物は膨大ともいわれていますが、講義ノート
をまとめたものと言われ、現在全てが残っているかどうか不明です。
それが、他の人がまとめた物が「アリストテレス全典」となって
います。

それらは、いくつかに別れており、「形而上学(第一哲学)」は
その1分類です。
他には、「論理学」「自然学(第二哲学)」があります。

「自然学(第二哲学)」が一番現在の自然科学に近いです。

現在の「形而上学」は哲学の1分野で、当時から現在までに対応
する内容が増えたり、分類しなおしたりして変わっています。

ただし、ギリシャ時代の「アリストテレスの形而上学」はまだ
厳密な意味で、現在の哲学としての形而上学とは、まだ複数の
要素が混ざっています。
アリストテレス全典は、部分的に多くの部分が紹介されています。

「形而上学」の内容

日本版「形而上学(上)(下)」
      アリストテレス
      出 隆 訳
       1959年
       岩波文庫

原著:
「アリストテレスの形而上学」
      アリストテレス

・目次
第一巻 哲学史的考察
第二巻 真理の研究についての心得
第三巻 哲学難問集
第四巻 第一の哲学の研究
第五巻 哲学用語辞典
第六巻 諸存在の原理や原因を求める
第七巻 実体は一種の原理で原因
第八巻 前巻所論の要約

第九巻 非複合体および複合体の真と偽について
第十巻 「一」について
第十一巻 他の巻の概要
第十二巻 研究対象は実体
第十三巻 数学的対象について
第十四巻 原理は反対的に対立しない

感想

本書は、現在では哲学に属する題名であり、当時でも自然科学
とは分離された著書です。

しかし、当時ではそれほど明確でなくその後の発展で、形而上学
は完全に哲学となりました。

その意味では、形而上学とギリシャ時代の「アリストテレスの
形而上学」は部分的に異なると言えます。

アリストテレスの膨大な著作は、部分的に紹介されており、
その他の当時でも自然科学にされていた部分も紹介されています。

「自然学(第二哲学)」も紹介させているので取りあげたいとも
思います。

講義ノートという事から平易な文章とされていますが、ギリシャ
と現代は用語が異なります。
文章は平易でも用語は、判らないものが多数でとても読み流す事
は無理でしょう。

解説に頼り、それに該当する部分を読みという逆パターンでしか
取り組むには難しいのが実態です。

それに、原典から色々の言語に訳されて日本語に辿り付いた訳
でしょうが、そこは専門家以外は関係ないでしょう。

読むというより、一端に触れるという本です。
それもまた良いものです。

古代ギリシャの3大哲学者の一人です。

大著は、部分的に紹介されてきています。

用語や分類は現代とかなり異なります。