十津川警部の仲間達 後々で追加していこうと思います。By 青いとうぶ


十津川警部の事件簿・最終ひかり号の女
秋田書店 作画・宗美智子 514円税引
・西村京太郎さん(ペンネームだそうです)(十津川警部の生みの親)

1930年9月6日東京・荏原区小山(現・品川)生まれ、本名は、矢島喜八郎。
1965年「天使の傷跡」で江戸川乱歩賞受賞。ペンネームは、「西村」は尊敬する先輩の姓、「京太郎」は東京生まれの長男から。 (「十津川警部シリーズを推理する」参照。
1978年「寝台特急(ブルートレイン)殺人事件で、「トラベルミステリー」として、現在の地位を礎とした。
1981年「終着駅殺人事件」で日本推理作家協会賞受賞
2004年 第8回日本ミステリー文学大賞受賞
十津川警部シリーズの他、「消えた巨人軍」などので左文字進を探偵役としたシリーズなども書いている。
同じミステリー作家の山村美紗さんとは、家族ぐるみのつきあいがあるそうで、渡り廊下続きの自宅に京都在住時代 は住んでいたとの事。山村美紗さんが書きかけだった未完の作品を、引き受け、「在原業平殺人事件」として仕上げた。
現在は神奈川県湯河原町に住み、そばに西村京太郎記念館をオープンしている。
ホームページアドレスはこちら。 http://www.i-younet.ne.jp/~kyotaro/

このサイトでは、数々のメイン登場人物に書かれてある記載を参考に、どんな経歴なのかを書いてあります。
多少、間違いの 指摘っぽい形になっていますが、ご容赦ください、京太郎さん。
十津川警部(左は宗美智子さん作画の十津川警部)

もちろんこのシリーズでは中心的人物(数少ないが登場しない事件もあるらしい)。
「赤い帆船(クルーザー)」で十津川登場、この時期は、現在の「警部」ではなく、「警部補」。30才の設定。
「消えたタンカー」では、身長・163cm、体重・68kgという体格で、ややせり出した腹と中年太りになっている事から、 「タヌキ」というあだながついている。又、「狼」というあだながついており、そちらは、平刑事の頃、殺人犯に、左手を打ち抜かれ、 右手を縛られた時にも、狼のように、相手に噛みついた様子から、そう言われている。その時の影響で、左手は少し不自由との事。 この事件の時、年齢は37才。
お茶は嫌いだが、コーヒーは好き。そのくせ、パンが嫌いで、ソバが好き。要するに、嗜好がむちゃくちゃだとの記述がある。

現在は、警視庁捜査一課警部。
十津川班として捜査の指揮・責任者。フルネームは十津川省三。
大学卒業後に警視庁に採用されたノンキャリア組との事。 捜査方法は直接、現場などに行き足で事件を解決する。いつも冷静沈着に事件の真髄を判断するタイプ(パートナーの 亀井刑事が感情をおもてに表す傾向もあり、そういう傾向にしている感もあり)。 かなり事件の終盤、イチかバチかの判断をし、まるで犯人の行動を予言する場面があり、驚異的な予知力をもつ ところがかなり怖い(笑)。
「寝台特急(ブルートレイン)殺人事件」には、頑健な身体をしているくせに、 なぜか風邪に弱く、鼻をぐずぐずいわせている記述がある。 事件は3月27日発生しているので、花粉症なのかもしれません(笑)。
「夜間飛行殺人事件」では、40才で直子と結婚している。 現在では、この40才で年齢は固定され、展開されている。出身は東京。
C62ニセコ殺人事件にて、十津川の父の記載がある。それによると、 2年前に69才にて病死。20代前半を戦地に行っている。父親は3人兄弟で、生き残って帰ったのは、十津川の父だけ だった。
十津川警部の怒りには、当時、弱いチームと言われる阪神を応援。 どうやら、十津川はアンチ巨人らしい。
一応、禁煙しているらしいが、困難な事件中になると、やはりタバコを吸っているシーンがある。
亀井の入れてくれるコーヒーが好きとの事。
高所恐怖症で、基本的には、飛行機が苦手との事。個人的な旅行の時には、飛行機を避け、鉄道・車などを利用するが、 捜査になると当然の事ながら、利用する。その利用回数は多そうである。 「(十津川警部の困惑の中、)海を渡る殺意〜特急しおかぜ殺人事件」
十津川は世田谷区内にある公立S高校の出身。大学時代の友人が巻き込まれる事件も多いが、 十津川警部C11を追うでは、折角、出席したS高校の同窓会の後、 友人らが関係する事件が起き、同窓会に出た事を後悔する。

テレビシリーズでは、テレビ朝日系では初代・三橋達也さんが演じた。現在は高橋英樹さんが演じ、謎を解くきっかけ となる場面で、「亀さん、我々もその列車に乗ってみよう」というシーンは現在も定番である。TBS系では 渡瀬恒彦さんが演じ、十津川警部役としては最も多く登場している。このTBS系では、キャサリンを中心とする 山村美紗さんのシリーズにも登場し、京都府警の狩矢警部とも競演?している。

十津川という名前ですが、十津川警部 十津川村天誅殺人事件の巻末 での解説に書いてあるように、西村京太郎さんがこの探偵役?に読者の印象に残る名前として、日本地図に ふと目に止まった十津川村にヒントを得て決めた事。又、この殺人事件は、違うタイミングで書く予定だった事 など書かれてあるので、是非ご購読を


十津川警部シリーズを推理する
(株)幻冬舎ルネッサンス 著者 今津和哉 1200円





十津川警部の履歴書
(株)コアラブックス 
著者 十津川警部を応援する会 1000円
その他の捜査陣
・亀井刑事

警視庁捜査一課刑事。若手の多い十津川班の中で、十津川の良き相談役を務め、 捜査の中でも十津川と率直に疑問など話し合い難事件に挑んでいる。通称はカメさん。妻・公子、息子・健一、娘・ マユミと4人家族。刑事の家族という事で、人質など事件に家族が巻き込まれる事もかなりある。
初期段階の「消えたタンカー」では、首を突き出すように歩く姿が、 カメににているという事から、「カメさん」と言われているという説もあるとの事。この事件時、年齢は39才。 現在、亀井刑事は、43才という設定になっている。十津川は40才の設定で、3才の差ですが、「消えたタンカー」では、 亀井37才、十津川39才、という事で、二人の誕生日と事件発生日の関係により、誤差がうまれたのだろう。 この事件の中、A級ライセンスの持ち主という事が記述されている。以後、十津川と二人で捜査に行く場合、 亀井がハンドルを持つ理由は、ライセンスをもっている事からくる。

(十津川警部 ゆけむりの殺意の中、「黒部トロッコ列車の死」では、 健一が目撃者となり、犯人に車でひき逃げをされ全治1か月の重症にさせられた)。 出身は宮城・仙台(一部、青森となっており、青森で生まれ仙台で育ったとなっている。) C62ニセコ殺人事件にて、亀井の父の記載が十津川と共に記載がある。 それによると、64才にて病死。
又、名前は長らく明示されなかったが、その後、定夫と定雄と書かれた事があるとの事。どちらでも 「さだお」というのは間違いがない。十津川より5つ年上という事。役職は不明ですが、十津川が不在の時に、 班の指揮を担当する事から警部補などの役職ではないかと思われる。
十津川に対して、コーヒーを勧めるシーンがある。「亀さんのコーヒーは旨い」と、十津川には好評である。 ほぼ全事件で、十津川警部と共に登場するが、十津川警部が登場しないで、亀井刑事が登場するという珍しい短編作品 「殺人はサヨナラ列車で」内、「狙撃者の部屋」が存在する。

テレビシリーズでは、テレビ朝日系では長い間、愛川欽也さんが演じていた。十津川役が変わる中、長くカメさん役を務めて おり、TBS系列にて、十津川警部役の渡瀬恒彦さんの登場数よりも多く演じているという時期もあり、どちらかというと、 亀井刑事が中心に構成されていた模様。後継者として、高田純次さんが演じており、個人的に当初、心配していたイメージを払拭し、 好演している。私的には、テレ朝系土曜ワイドで初期の大映版で放映した3作の亀井刑事役・綿引勝彦さんが シブイ感じがしていいと思う。

TBS系では、渡瀬恒彦さんとの コンビで伊東四郎さんが演じている(こちらのコンビは初回から現在まで変更はないようである)。

BS-TBS系「プレミアム6 西村京太郎ミステリー紀行〜十津川警部が見た風景〜」にて、京太郎さん、渡瀬さん、伊東四郎さん の初対談。この時、伊東四郎さんは、個人的にも京太郎さんファンである事を発言し、四郎さんの亀井刑事のイメージとしては、 「京太郎さんではないか」と発言。

原作では、年齢設定は当初のままで描かれており、当然ながら、演じている俳優さんは、 年々と歳を重ねる訳で、十津川警部と共に、年齢のギャップをどう埋めるのかも、テレビの見どころであろう。

西本明刑事
警視庁捜査一課刑事。趣味、旅行。シリーズ当初から登場しているようで、古株と思いきや、 まだ若手という事だ。
「恋の十和田、死の猪苗代」
にて新婚旅行中、新妻が殺されるという悲劇に会う。その時、28才。
「高山本線殺人事件」にて父親を亡くす。 地元県警はよそ見事故として扱うが、ある事件に絡んでの殺人事件と睨み、執念の捜査をする。 父と同乗していた女の妹とややいい関係になるが、後の事件を見ても、うまくいかなかったらしい。
その後、「南九州殺人迷路」で先輩の勧めで見合いをするが、 事件に巻き込まれてしまう。どうやら、西本刑事は女性運がないらしい。 最近では「(十津川班捜査行 湘南情死行の中の)湘南情死行」にて、塚本恵という恋人とデート中、クルーザー爆破事件を 目撃する。この時の恵の推察力が功を奏し、事件を解決に導く。今度こそうまくいってほしいと筆者は思います(笑)。
捜査に至っては信頼度が他の若手刑事の中ではあるらしく、日下刑事以下若手の刑事のリーダー格となる。 時折、十津川警部や亀井刑事と個別にコンビになる時がある。普段は日下刑事とコンビを組む事が多い。
(十津川警部の死闘の中の、)処刑のメッセージで、趣味はパソコンと書かれている。 又、犯人のメッセージにて、西本明とフルネームが書かれている。
もう一つの趣味(?)として、旅行好きという所で、行った先の郵便局で、貯金通帳を作り、初めて作る際には、千円を預けている。 ただ、その事によって、事件へと繋がる事が、(十津川警部捜査行 恋と哀しみの北の大地内の、) 最北端の犯罪に書かれている。
「外国人墓地を見て死ね」にて、西本刑事はS大出身と書かれている。大学では、空手部に入って いた。同時に、カメラの愛好クラブにも入っていたとの記載がありました。

テレビシリーズでは、テレビ朝日系では森本レオさんが演じている。「恋の十和田、死の猪苗代」は「超豪華寝台特急 トワイライトエクスプレス殺人事件」となり、舞台は北海道となっていた。TBS系では堤大二郎さんが演じている。

日下功刑事
警視庁捜査一課刑事。 「日本一周『旅号』殺人事件」で、「29才の日下功刑事は、 ちょっと、癖のある男だった。」と最初の一行で書かれている。 勇敢だし、頭もきれるし、一本気なのだが、少しずつ、それが過ぎる。過ぎると、猪突猛進するし、自説が正しいと固執、 頑固になると、長所が短所になると書かれている。 この事件では、父・晋平、母・君子、妹・加代子と家族が登場する。妹はすでに結婚し、子持ち。
「湖西線12x4の謎」で日下刑事が刑事になるきっかけを作った元刑事が 事件に巻き込まれ失踪してしまう事になる。その娘、黒田真紀23才と以前、見合いをしたと書かれている。
(十津川警部 湯けむりの殺意の中)「城崎にて、死」にて JR武蔵境駅からバスで15分のマンションに住んでいるとし、近くのコンビニにて女性店員に一目ぼれをするが、 鳥取の城崎でその女が死体で見つかるという事件が起きる。
(哀しみの北廃止線の中)「北の空に殺意が走る」で、 事件の影響で自宅マンションの郵便ポストに入れられたアビシニアンという子猫を飼う羽目になる。郵便ポストに 入れられていた事もあり、名前を「ポスト」にするが、その後、登場はしてなさそうです。

三田村功刑事
警視庁捜査一課刑事。出身は四国・愛媛。 「L特急しまんと殺人事件」で生い立ちが書かれてある。 幼い時に両親を亡くし、姉・友子と二人で叔父夫妻・吉田健太郎、文子に育てられる。
この事件で、当初、四国に 旅行に出かけた吉田夫婦が行方不明になったと、子どもの吉田あやかと探しに出た。これが、叔父夫婦が仕組んだ 旅行だったが、思わぬ事件に遭遇。この事件の1か月後、結婚したと記述がある。 (最終ひかり号の女)「石勝高原の愛と殺意」では、 「交際の長かった」(と記載されている)吉田あやかと新婚旅行に出掛けたが、その後で見合いなどしているので、 この事件で別れてしまったのか?前記述したL特急しまんと殺人事件の語尾、十津川警部の言った「永遠の愛を誓った 恋人だって、簡単に醒めることがあるんだ」と言った。この事件ででる新興宗教の教祖より、予言が当たって恐ろしい(笑)。 「ワイドビュー南紀殺人事件」では、その時点で、殺人犯として拘留中の 父親を持つ本橋久美と交際。父親の無実を証明する為に利用されたのかな?
(十津川警部 湯けむりの殺意の中)「道後温泉で死んだ女」 では、本多一課長宛に届いた速達の中で、道後温泉のホテルの娘を殺したと書かれ、ちょうど叔父の葬儀に道後に 行っていた事により窮地に立たされる。この時、独身。
「桜の下殺人事件」では、雨の中、倒れていた日野由加を助け、 その後、親しい仲となり、三河の西浦に旅に出る。そこで、由加はなんて事であろうか旅館の板前を殺し、その後、 自殺を図るという事件を起こす。
初出、第1版の時期順で考えれば、西本刑事以上に、女運が悪い方と言うか懲りない奴って感じですね(笑)。
白い軽自動車に乗っていた。北条早苗刑事とコンビを組む事が多い。北条刑事の鋭い感覚に比べ、現代風な? 捜査の仕方で、多少、北条に振り回されている感がある。

テレビシリーズではテレビ朝日系では設定はないようです。TBS系では同じ名前の三田村周三さんが演じて いるが、原作では若手刑事であり、名前のみ原作から当てたもので、ドラマ中では、亀井刑事同様、重鎮っぽい 役柄となっている。

北条早苗刑事
警視庁捜査一課刑事。出身は島根・出雲。しかし、作品によっては、出身が異なっている。
「奥能登に吹く殺意の風」では出身は東京と書かれてある。
この早苗刑事は、『臨時特急「京都号」殺人事件』で、北原性で登場。 「3カ月前に、配属された・・・」と記載され、 大きな目が特徴で、色白で堀の深い美人、その外見からハーフと思われる風貌と書かれてある。
現おなじみの北条性の初出場は、「特急おおぞら殺人事件」のようで、 「最近、捜査一課に配属された・・・」と記述されている。
「1年前から、こちらに配属になって・・・」と記述されている 「特急富士に乗っていた女」では、車内で罠をかけられてしまい 山口県警に逮捕されてしまう。この作品では、西本刑事が早苗の故郷を、福井という記述がある。又、亀井刑事との 会話で、住んでいるのは地下鉄丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅近くのマンションであるという事。寝台特急「富士」の中で 車掌に出した名刺には、『警視庁刑事部捜査一課 巡査 北条早苗』と書かれており、この当時の階級は巡査だった 事を表している。その後、数々の事件を十津川班の一員として解決している事から、少々は出世しているのでは ないでしょうか。
「奥能登に吹く殺意の風」では、数年の刑事生活が空しく思い、 休暇届けを出して長い旅に出る。ところがそこで 何者かに狙撃されるなど、事件の巻き込まれる。事件に巻き込まれる事がなかったら、刑事を辞めていた可能性があった。
「闇を引き継ぐ者」では異常な犯罪者により、再三、大きなピンチに会う。 捜査では、以前は、清水刑事と組む事が多かったが、清水刑事殉職後?は、三田村刑事とコンビを組む事が多い。 十津川や亀井に対して、率直的に意見する事があり、又、女性として事件に対して意見を率直にいう役にもなっている。 十津川警部は「女性刑事の中で一番信用している」と書かれており、女性の直感を信じる十津川が、意見を取り入れる 場面もみられるほど十津川班の中で感覚が鋭い。
「京都嵐電殺人事件」では、早苗刑事の妹・北条綾乃が登場。 大学生という事で、事件のあるところに現れるのは、姉ゆずりの感覚があるのかな。

テレビシリーズでは、テレビ朝日系では山村美紗さんの娘である山村紅葉さんが演じている。 「十津川警部の決断」の巻末には、西村京太郎さんと山村紅葉さんとの 会談も書かれてあるので、購読をしてみては・・。TBS系では北条刑事の設定はない。その代わりとして、 安原刑事などの設定があり、最近では村川刑事(古川理科さん)と山村紅葉さん演ずる安原刑事と 捜査一課に2名の女刑事がいるという設定で放映されているのもおもしろい。

本多捜査一課長
警視庁捜査一課課長。出身は東京。生まれもである。 (十津川警部 湯けむりの殺意の中)「道後温泉で死んだ女」より
十津川にとっては上司であると共に、直子との仲人も務めており、十津川の過去の女性関係も知っているようである事が、 「夜間飛行殺人事件」に書かれている。
十津川警部と三上刑事部長が直接、話す場面があり、登場する事がない事がある。しかし、上下関係の厳しい警察なので 実際の言葉はないが、二人が話す場面は同席していると思う。
登場は初期作品に多く、最近の事件は、刑事部長がいきなり十津川と対話するシーンが多い。
数々の事件を解決している十津川に、委任しているのかどうかは不明です。
テレビシリーズでは、テレビ朝日系では、平泉成さんなどが演じ、TBS系では勝部演之さん・小野ヤスシさんが演じている。 十津川と三上の中に挟まり、多少頼りない設定になりがちですね。

三上刑事部長
警視庁刑事部長
捜査上、本多一課長の上の役職であり、もちろん十津川警部の上司である。キャリア組であり、将来、政界に進出したい という考えもあり、直感で動く十津川警部としばし激突する。
しかし、反面、証拠や理論的な十津川警部の考えにより、 各警察への働きなど実直な行動をする事もあり、十津川警部はかっている面もある。
「十津川警部 殺しのトライアングル」では、 三上の過去が書かれており、以前は島根県松江署の署長を2年歴任している。
この時に世話になった人が事件の闇に存在し、 十津川らの捜査に大きく影響、突然の捜査中止指示、辞表届けや自宅謹慎など命じ、激突する。
テレビシリーズでは、テレビ朝日系では、川辺久造さん・夏八木 勲などが演じ、TBS系では「踊る大捜査線」の3アミーゴ でも有名な小野武彦さんが演じている。
ちなみに、TBS系の第10作目の「ミステリー列車が消えた」では、 本多一課長役を勝部演之さんが演じ、列車運行側のJR職員として平泉成さんと小野武彦さんが共演した回もある。

サブレギュラー(捜査陣)
田中刑事
「十津川警部・家族」にて家族が巻き込まれる事件に遭遇。 その事件で、いきなり辞職願を出す。ただ十津川は受理をしていなかった。ただ、一旦提出してしまったので、 すぐ復帰という形にはいかなかったようですが、その後、復帰していたようです。捜査では片山刑事とよく組んでいた。
「西鹿児島駅殺人事件」」では、おそらく別人で同名の刑事が登場する。
前記の田中刑事も巨漢であるとの事ですが、こちらも180cmを越す身長と90kg近い体格との事で、京太郎さんの頭の中の 田中刑事はこんな印象なのでしょう。
ただこちらの刑事は、休暇で鹿児島・枕崎の実家に家族とともに帰る途中、捜査に加わるが、犯人に刺され、死んでしまいます。
結構、十津川グループは、殉職が多く、「太陽にほえろ!」的な感じもしますね。古いか(笑)。

清水刑事
「阿蘇やまなみ殺意の車窓・西の終着駅の殺人」では、 鹿児島の枕崎出身となっており、この帰郷する列車の中で知り合った新井はるみという女性も、殺害されてしまう。
「志賀高原殺人事件」では恋人の広田みや子とスキー旅行に 出掛けるが、スキー場でそのみや子が狙撃され殺されてしまうという事件になる。 この事件では容疑者を怒りのあまりに殴ってしまい、地元の警察にて逮捕されてしまう。この頃、年齢は27才となっている。
又、同じ27才時に「急行もがみ殺人事件」にて、征子(まさこ)と見合い結婚をし、 ハネムーン先にて事件と遭遇する。まさかの二股という疑惑もあるようです(笑)。
又、このシリーズでは、二度の殉職をしている。「十津川警部 怒りの追跡」「奥能登に吹く殺意の風」ですが、 前記では上りの寝台特急北斗星の車内で刺殺され、後記では通勤経路の通勤バスで爆死している。しかし、それぞれ出身地が 違い、「十津川警部 怒りの追跡」では北海道の出身、 「奥能登に吹く殺意の風」では千葉の出身となっている。 捜査一課では比較的年の近い清水という刑事が何人もいるようである(笑)。
なかなか原作では、謎深い刑事であることは間違いない。
テレビシリーズでは、テレ朝系 での土曜ワイド西村京太郎サスペンスにて、愛川欽也さんの息子の井川大輔さんが 演じており、亀井刑事役の愛川欽也さんと親子で競演している。

片山刑事
「十津川警部・家族」にて身長165cm・体重58kgと書かれている。 捜査は巨漢の田中刑事とよく組んでいた。
いきなり書いては失礼ですが、「十津川警部・故郷」で冒頭から死んでいるのが発見された。見た目では あるホステスに熱を上げたうえに、拒否されそのホステスを殺し、自分も後で自殺したという事で報道される。しかし、 その影では片山の故郷・小浜で起きたある事件と関係があると見て、十津川警部たちは小浜へと向かう。故郷には、 両親をもう亡くなっており、妹・みどりが住んでいる。
最新作('08/8月現在)「十津川警部 アキバ戦争」にて、 復活しております(笑)。

サブレギュラー
・十津川直子

十津川警部の妻。「夜間飛行殺人事件」で結婚する模様が書かれてある。 新婚旅行中でしたが、同飛行機に乗り合わせたカップルが失踪し事件となる。この事件で初登場となりました。
職業は、インテリア・デザイン。結婚後、しばらく職から離れていたが、幸いと言うかどうかは別の話として、子供がいない事も関係し、、 「せっかくの才能だから・・」との十津川の了解もあり、自宅で見合った分の仕事をしている。
刑事の妻という事からか、たびたび事件に遭遇、
(十津川警部捜査行 北陸事件簿の中、)『夜行列車「日本海」の謎』にて、 25才の時、結婚しその後離婚した脇坂和夫と共に事件に巻き込まれる。
「能登半島殺人事件」では犯人に拉致され能登のある場所に監禁される。 しかし、ある暗号を含めた手紙(表では、十津川に対して 非難の手紙に見える)を書き残すなど、才女的な雰囲気を持たす。
「十津川警部 怒りの追跡」では、 上司の許可がでそうもない捜査の資金を直子が資金を出すという事もあり、
「トワイライト殺人事件」にも出てくるが、大阪に資産家の叔母・美津子がおり、 お金んは困っていない事を覗かせる。ちなみにこの旅行では、この親戚に媚を売る為に札幌で蟹を土産に買う場面がある。
「阿蘇やまなみ殺意の車窓・阿蘇幻死行」では人をひき逃げしてしまった と思い込み、熊本県警に自首するという事になる。十津川に迷惑をかけないようにと、離婚届も置いていった。
「由布院心中事件」では、友人夫婦の新妻が殺される事件で、県警の結果に 疑問を持ちながらも捜査できない十津川に変わって、新郎の無実を証明する為、単身アメリカに飛び、夫・クラークの過去を 探るというシーンがあります。
語学が堪能だという面がわかった事件でした。さて友人を救う事はできたのか?
テレビシリーズでは、テレビ朝日系では浅野ゆう子さん、TBS系ではかたせ梨乃さん(同じTBS系ではキャサリン役 も演じる)が演じている。フジテレビ系では十津川警部は直接登場しない形で、萬田久子さんが演じ、直子の父が 元刑事という設定になっているが、原作ではそのような記載はないようである。

橋本豊
元十津川警部の部下。現在は私立探偵をしている。
出身大学はS大学(「妖異川中島」にて記載) 大学卒業後、警察に入った。25才で刑事になり、警視庁捜査一課に配属。
その後、「北帰行殺人事件」の中でなぜ橋本は刑事をやめた(やめざるを得なかった)かは書かれている。その為、網走刑務所に 2年の刑期を努め終え、その後、私立探偵業をやっているようである。
職業柄、時折、事件に巻き込まれ、元上司である十津川警部に助け出される事もある反面、表立って十津川警部達が 捜査できない時に助っ人として活躍する場面もある。
テレビシリーズでは、テレ朝系で「北帰行殺人事件」という名で、2度土曜ワイド西村京太郎サスペンスを放映した。 この中で橋本の役を最初は故・沖雅也さんが演じ、2度目は賀集 利樹さんが演じた。

主な出演作品
北リアスの天使下り特急「富士」殺人事件雪国妖異川中島

中央新聞社会部・田口(田島)
十津川警部の友人。時たま名前が田島に変わる事がある。
政治家などが絡む事件などで、十津川が情報収集の為に、話を聞く存在である。極秘捜査などで、聞き取りをする為、 ヒフテー、ヒフティーで解決後、記事にしていると見られ、かなり他社と比べ、スッパ抜きをしている事でしょう。
テレビシリーズなどでは、登場する事は少ないようである。
田島については、中央新聞社と共に、雑誌編集長の場合がある。下の印象的な人物同様、西村京太郎さんの頭には、 編集長や記者の名前としては、「田島」という名前のイメージがあるのだろうか?

主な出演作品
十津川警部 海の挽歌諏訪・安曇野殺人ルート

印象的な人物
・三浦警部(又は、三浦刑事)

「宗谷本線殺人事件」「最終ひかり号の女」「愛と復讐の桃源郷」「特急「白山」6時間02分」「札幌駅殺人事件」「十津川警部 ダブル誘拐」など、各県警の警部として数多く登場する。 各県警を回る署長さんを主人公としたドラマも存在するが、この三浦警部もよく転籍しているのかもしれませんが、 同人物でしたら、「この前の事件では、どうも!」など社交辞令はあると想定するが、この場面もない事から、 それぞれ異なる人物と考えた方がようのでしょうね(笑)。
特記すべきは、「八ヶ岳高原殺人事件」は、山梨県警の三浦刑事と、 北海道警の三浦警部のふたりの「三浦」さんが登場します。三浦ファンには、必読のアイテムかもしれません(笑)。
警察の中心に位置する本庁としての十津川警部の考えと、各県警の考えとは時として真っ向にぶつかり合い、その県警の 中心としての警部役となる事が多いような気がします。
テレビシリーズで、私個人としてですが、Gメン75で関屋警部補役を演じた事で有名な原田大二郎さんが、この役のイメージだと 思っています。

山下車掌
トラベルミステリーという事で有名な西村京太郎さんですが、やはり列車内の事件が多く、十津川警部や亀井刑事らと 行動を共にしたり、事件を証言する車掌として多く登場しています。
「L特急やくも殺人事件」内の「イベント列車を狙え」で、イベント列車「伊勢路」での車掌・ 「特急「おおぞら」(ハイデッカー・エクスプレス)殺人事件」で、 特急「おおぞら」での車掌
「長崎駅(ナガサキレディ)殺人事件」で、寝台特急「さくら」での車掌・ 「寝台特急「北斗星」(ロイヤルトレイン)殺人事件」で、 寝台特急「北斗星」での車掌
「寝台特急(ブルートレイン)八分停車」で、寝台特急「出雲3号」で車掌長、 「札幌駅殺人事件」で、特急「北斗13号」で車掌、 「寝台特急あさかぜ1号殺人事件」で、特急「北斗4号」で車掌、などなど。
三浦警部の章で書いたように、こちらも同一人物ではないと思われますが、京太郎さんの車掌としての名前としては、「山下」と いうイメージがあるようですね。

その他
トラベルミステリーの第一人者、西村京太郎原作による、TBSテレビの人気ドラマシリーズの初のDVD化
トラベルミステリーの第一人者、西村京太郎原作による、TBSテレビの人気ドラマシリーズ「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」の初のDVD化で、
全50巻を刊行。各巻ともドラマ本編1話を収録したDVDと、収録作品の詳細解説やロケ地旅行ガイドほかを掲載したマガジンのセット。
ドラマは、十津川警部(渡瀬恒彦)と亀井刑事(伊東四朗)のコンビが、鉄道に隠されたトリックを読み解き、難事件を解決していくストーリーで、 1992年の第1作「札幌駅殺人事件」放送以来、毎回高視聴率を誇る人気シリーズです。ミステリー好きのみならず、全国の旅行好きや鉄道ファンも魅了します。 Fujisan.co.jpより抜粋。

ちなみに、私も定期購読中!
土曜ワイド劇場の西村京太郎ミステリーの方も、是非、発売してほしいですね。出れば、即、定期購読しますよ(笑)。

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更新日時の違いにより、値段等が間違えている場合があります。
又、本によっては同じタイトルで他の出版社でも存在する事がありますが、単純に管理者の買ったものとし 紹介しています。ご了承ください。