目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 ハイデッカー車 第2章 殺人 第3章 送検 第4章 ピカソの版画 第5章 北帰行 第6章 怨念の淵 解説 郷原宏 |
ISBN4-06-275029-5 2005/3/15第1版発行 講談社文庫 552円(税引) 317ページ |
亀井刑事の息子・健一 亀井刑事の妻・公子 亀井の親戚・水島 特急おおぞら車掌・山下 服部明・坂本陽子 結城かおり・結城誠 荒木徹・森あや子 仙台・長命寺住職 清水刑事・北条早苗刑事 北海道警千歳署三浦警部・佐々木刑事 北海道警釧路署高木刑事・山本刑事 | |
“現職の刑事、わが子の誘拐犯を刺殺!”十津川警部が片腕と頼む亀井が絶体絶命の窮地に陥った。 人気の特急で釧路へ向かう途中に息子を奪われ、犯人の指示でジュースを飲んだ途端、意識不明に。 気づけば血まみれのナイフを握っていたのだ。死んだ男女には黒幕がいるのではないか。 十津川の孤独な闘いが始まった。 (裏表紙文参照) |
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TBS系十津川警部(渡瀬恒彦さん)シリーズ第26作、特急おおぞら殺人事件、原作。初回放送、2002年9月30日 テレ朝系西村京太郎トラベルミステリー(十津川警部は、三橋達也さん)シリーズ第26作、特急「おおぞら」殺人事件、原作。初回放送、1994年10月8日 |
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この事件は、TBS系・テレ朝系(両方ともに26作)の両十津川警部シリーズで原作として放映されたようです。 私自身はテレ朝系のものは、あまり記憶になく、ビデオに撮ったTBS系のものは最近も放映されたので、記憶に残っています。 結城誠役には、石原軍団の神田正輝さんが演じており、本を読んでいると、神田さんがイメージとして出てきました。 神田さんと言えば、テレ東系の女と愛とミステリーでの十津川警部シリーズ(こちらは、亀井刑事がメイン?)では、 2,3作目に十津川警部役を演じ、京太郎さんとは深いゆかりのある山村美紗さんの「赤い霊柩車シリーズ」では、片平なぎささん 演ずる石原葬儀社社長の石原明子の婚約者で医師・黒沢春彦役を演じています。 最近は悪役のイメージがピタッと嵌りつつある 片平なぎささんと私的には思っていますが、こちらのシリーズ、いつ明子さんと、晴彦さんが遠距離恋愛を終わらせ、結婚する のかと思っている方もいるのではないでしょうか? 結城の妹・かおりと原作では目あたりがかおりと似ているという森あや子のダブルキャストを演じたのは、「ロンドンハーツ」 で「シーザス」で一躍有名になった青田典子さんが演じました。あのイメージで見ると、かなり違和感があるのかな? だいぶ話がはずれてしまいましたが、亀井刑事が道警によって送検されるピンチ!どう解決していくのか? テレビのものと、当然ながら?ところどころ違う展開にもなっているので、そんなところを見ながら読んで楽しかった作品でした。 もちろん、作品自体もいい出来となっているので、お勧めの作品です。 評価 ☆☆☆ 星5つ(星5つで満点) 神田さんのイメージ、ぴったしでした。 |