臨時特急「京都号」
(サロンエクスプレス)殺人事件

目次 主な登場人物
1章 天敵
2章 第一の殺人
3章 消えた
4章 脅迫
5章 身代金
6章 帰りの旅
7章 第三の事件
8章 ピノキオ
9章 二つの方向
10章 ペンション
11章 ある接点
12章 東山温泉
13章 影の人物
ISBN4-396-32163-5

平成2年2月20日初版第1刷
平成20年8月25日第61刷

祥伝社文庫 に1-2

571円(税引)
388ページ
ワールド時計社長・楠木、娘で宣伝部長・かおり、妻・昭子
三沢刑事の恋人・安田由香利
ワールド時計企画課長・大場忠郎
原田一夫・幸子夫妻
羽賀
楠木家お手伝い・鈴木清子
かおりの恋人。君原洋介
神林善吉
水谷淳・雅子夫妻
今村栄
芸者・染子、弓子

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・西本刑事
清水刑事・北原早苗刑事・日下刑事
三上刑事部長・本多捜査一課長

三沢刑事・東京築地署岩村刑事
山梨県警矢代警部、福島県警滝田刑事
ワールド時計社長令嬢の楠木かおりが、国鉄の人気欧風列車サロンエクスプレスから、忽然と姿を消した。
「京都号」と名づけられた列車に、かおりは新製品キャンペーンの責任者として80組のカップルを招待し、京都に向かっていたのだ。
彼女には失綜する動機はない。いかにして彼女は消えたのか?しかも、列車内で女性客の縊死体が発見されるに及んで、車内は騒然となった…。
ご存じ十津川警部の推理が冴える、トラベル・ミステリーの傑作。(裏表紙文参照)

昭和60年11月、ノン・ノベルズから新書版で刊行されたものです。
テレ朝系西村京太郎サスペンス(十津川警部は、三橋達也さん)シリーズ第30作、寝台特急「北斗星」殺人事件、原作。初回放送、1996年10月5日
この事件で、北条早苗刑事の昔の名前(笑)、北原早苗として登場します。この事件の三カ月前に十津川班に配属。 色白で彫りの深い美人で、大きな目をしていると、書かれてあり、どことなくハーフのような感じを与える風貌との事。この事件での 相棒は、三上刑事部長の遠縁にあたる三沢という刑事。この男、背も高くなくハンサムでもないが、なぜか女性にもてるという設定。 女性にはまめな男という事。果して、このコンビ、うまくいくのかどうか?
娘の警備依頼が、奇妙な方向へと向かいます。果して、事件の真相は・・。

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)    北条(北原)早苗刑事、初登場!