掲載内容 | 主な登場人物 | ||
海を渡る殺意 〜特急しおかぜ殺人事件 死を呼ぶ身延線 死が乗り入れて来る 十津川警部の困惑 解説 郷原宏 |
ISBN4-06-185443-7 1993/7/15第1版 2004/4/15第24版 講談社文庫 に1_41 514円(税引) 272ページ |
今中みゆき、竹内祐子、加東俊一 (海を渡る殺意〜特急しおかぜ殺人事件) 橋本の父・晋作 安西ひろ子 平田祐二 ひろ子の妹・冴子 (死を呼ぶ身延線) 佐々木 佐々木の恋人・今西めぐみ 池島弘 (死が乗り入れて来る) 十津川の妻・直子 十津川の旧友・牧原 牧原の妻・久美子 (十津川警部の困惑) 三上刑事部長・清水刑事 愛媛県警藤井警部・吉田刑事 (海を渡る殺意〜特急しおかぜ殺人事件) 山梨県身延の警察署・田中巡査部長 (死を呼ぶ身延線) | |
函館で人を殺した、と十津川に言い残して親友は死んだ。 だが調べてみると、その日友人は函館ではなく、大阪に出張していた。 ダイイングメッセージの真意は?友人の勤める運送会社の内情を探るうち、こんどは女性が殺され、友人との関連が問題に。 十津川警部が友情を賭ける絶好調トラベルミステリー集。 (表紙うらのページ参考) 1990年10月ノベルズ化、刊行 |
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最初の事件(海を渡る殺意〜特急しおかぜ殺人事件)は、福岡で捜査を終え東京に新幹線で帰る十津川警部。
忙しい彼ですが、急用でない限り、鉄道を使っている。理由は単純に「飛行機が嫌い」だからという事である。その列車の
食堂車で前に座る女・今中みゆき。帰ってきてある事件の捜査にあたる十津川に、再びその名前に突き当たる。十津川が彼女の
アリバイの証人となっていた。十津川の様子がおかしくなったのは、そのあとだった・・・。 「死を呼ぶ身延線」では、元・十津川の部下で現・探偵の橋本の父・晋作が、富士川で死んだ。溺死だった。 しかし、駆けつけた橋本は納得しなかった。晋作が誤って、川に落ちたとは考えられないと感じたからだ。 東京に帰ると元上司の十津川から連絡があり、会ってみると、橋本が調査する依頼者が殺されたという事だった。 「死が乗り入れて来る」は、仙台支社に転勤中の佐々木が、東京に住む恋人のめぐみに列車内から電話をする場面から はじまる。上野駅で待ち合わせをしたのですが、到着するが、めぐみはまだいなかった。 ちょうどその頃、同じ上野駅では、常磐線を走ってきた特急「ひたち」の車内で女性が殺されていた。 十津川が担当する事になって、身元を調べると、運転免許から「今西みゆき」とわかった。 しばらくして、佐々木からみゆきの自宅に電話がかかった。西国分寺に住む彼女が、なぜこの列車に乗ったのか? あとは、表題の事件です。 評価 ☆☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) 十津川警部は、飛行機嫌い |