特急「白山」6時間02分
目次 主な登場人物
第1章 上野駅
第2章 死体
第3章 尾行
第4章 目撃者
第5章 電話
第6章 ホテル
第7章 加担
第8章 当惑
第9章 札幌
第10章 ゲーム開始
第11章 逆転

ISBN4-04-770411-3

平成元年/11/25初版
カドカワノベルズ
680円(税引)
231ページ新書
中央商事・長田博
ホステス・木元加代子
サングラスの女
女子大生・小谷ゆう子
村田淳、大竹英明、平川良平、岩田治
宝石商・田原圭一郎
長田の上司・伊東
小笠原貢

清水刑事・三田村刑事
三上刑事部長
石川県警三浦警部・神奈川県警田辺刑事
北海道警平井警部
長田は35歳。中央商事でエリートコースを歩いていたが、突然、金沢支店への転勤を命令された。
明らかに左遷だ。理由はあった。木元加代子という30歳近い銀座のホステスだ。
最初は蜜月時代が続いたが、最近仲がこじれ、いやがらせをするようになった。
長田は、飛行機、列車、タクシーを使った大がかりな犯罪計画を考えたが―。連続して起こる殺人事件。
だが、容疑者にはいつも鉄壁のアリバイが。小心な犯人達を操る黒い影の大いなる狂気とは何か?トラベル・ミステリー。
(表紙裏文参照)
私にとっては、「寝台特急殺人事件」と同様、かなり昔に読んだ本なんです。 ですから、結構、忘れていたところが多かったです。ですから、「懐かしのシリーズ 第2弾」と言ったところでしょうか。
事件は、まだ長野新幹線・上越新幹線が開通していない頃、 上野から軽井沢経由で金沢までを通して運転していた特急「白山」が登場します。 上野発9時30分発、金沢15時32分着、題名と同様、6時間2分の旅ですね。今では、上越新幹線経由で、9時34分上野発で、 金沢には、13時23分ですから、ほぼ2時間早く到着します。飛行機を利用しても、金沢駅には、13時5分到着なので、 長田さんのようなアリバイトリックはできないかもしれません。以前はアリバイトリックが作り易かったのかもしれません。

評価
☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点)      犯人の動機はなんと・・・・。困ったものです。