殺人はサヨナラ列車で
掲載内容 主な登場人物
殺人はサヨナラ列車で
薔薇の殺人
秘密を売る男
第六病練の殺人
狙撃者の部屋

解説 小梛治宣
ISBN4-06-273489-3

2002/7/15第1刷

講談社文庫
419円(税引)
221ページ
殺人はサヨナラ列車で
薔薇の殺人
秘密を売る男
第六病練の殺人
は、対象外

中西正己
タレント・広野健太郎
中島由紀子
後藤冴子

亀井刑事
京都府警有田刑事・矢代刑事・井上警部
北海道を走る「白糠線」が廃止となった日、サヨナラ列車が終着駅・北進まで運行された。
翌日、その駅の待合所に若い女性の死体が…。
サヨナラ列車に乗車した彼女がなぜ?トラベル・ミステリーの醍醐味に溢れた表題作ほか、
亀井刑事が誤認逮捕の苦渋をなめる「第六病棟の殺人」など全五作の傑作推理集。
(表紙裏参照)

1988年光文社文庫として刊行されました。
最後の事件以外(サヨナラ列車で・薔薇の殺人・秘密を売る男・第六病練の殺人)に関しては 十津川警部の他、十津川班の刑事など登場しないので、このサイトでは対象外にしました。特に、4番目の事件 (第六病練の殺人)には、捜査側にて「亀井刑事」が登場します。ただこの「亀井刑事」は、文中に 「平凡サラリーマンの感じの背の高い男・眼鏡の奥の眼は、細く優しく」という記述があり、十津川警部の相棒 の「亀さん」とは別人と判断しました。

という事で、ここでは、最後の1つの事件だけです。「狙撃者の部屋」は、京都駅南口にあるホテルの一室で、 男が死んでいるのが発見された。ボストンバックには、何やら袋に砂が入っているものが5個発見。又、部屋から は新幹線のホームが一望でき、左ポケットからは、小型の双眼鏡が発見。しかも冷暖房が効いている部屋なのに、 窓が開いていた。状況からみて、殺された男は狙撃者ではないかと・・・。誰が狙われていたのか、殺された男は 他殺されたのか、単なる病死なのか・・。

評価
☆☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)
十津川警部は、出てきませんが、亀さん登場。