諏訪・安曇野殺人ルート
目次 主な登場人物
第1章 帰郷
第2章 ホステス
第3章 不安
第4章 ある男の正体
第5章 安曇野
第6章 振込先
第7章 動き出す
第8章 最後の闘い

    読書案内 十津川警部の正義感
ISBN978-4-04-788193-8

2008/12/5初版発行

光文社文庫
533円(税別)
285ページ
山下俊 or 辻伸彦
管理人・石野、娘・美加子
清美こと、小久保清子
高田秀夫
中央新聞・田口、広沢恭一郎顧問
望月元総理・桂木現総理
長友憲一郎・森田加代・古川克也
長友の長男・長友清
P製薬重役・飯田秀夫、社長秘書森川
浅川検事

北条早苗刑事・三田村刑事
本多一課長・三上刑事部長
長野県警多田警部
宮城県警井原警部
諏訪湖に沈んだ車の中で死んでいた男。そして、政財界の大物を顧客に持つクラブのホステスが刺殺された。
作家を名乗り、湖畔に隠れ住む男が、捜査線上に浮かぶが、その動機は何なのか?十津川たちの必死の捜査によって、
政敵のスキャンダルを握ることで、日本の政治を壟断せんとする秘密組織の黒い野望が暴かれる!
政界の闇をテーマに、巨匠が描く傑作サスペンス。(裏表紙文)

本書は「本の旅人」2008年4月号〜10月号に連載された作品を、加筆修正したもの
いつも、政治家がらみの事件の場合に、登場する中央新聞の田口さんですが、今回は十津川警部と 共に、後半、犯人に直接立ち向かっていきます。ただの情報通と思っていたのですが、こういう熱血感だったのですね。
私が読んだのは、再版されたもので、今年度の初版となっていますが、元々は1994年に出版されたものとの事。 結構、前の作品なので、本多一課長もわずかですが、登場しています。いつも、十津川と三上刑事部長との仲を 取り持つ役なのですが、今回は・・・。
巻末の読書案内で冒頭、質問があります。「寝台特急殺人事件」(1978年10月刊行)以来、日本の総理は何人変わったで しょうか?答えられますか?ちなみに、この当時は福田赳夫さんでした。ころころ変わる日本の総理。今は誰?

評価
☆☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)    熱血感ある田口記者の活躍!